5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


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前回までのUMBレポで何度も書いた通り、ドタマのパフォーマンスは強烈で、なおかつ人を魅了するエネルギーに溢れていた。そんなドタマが、オールドマシーンなるトラックメーカーとタッグを組んで2007年にリリースしたアルバム「dotama & old machine」。

トラックメーカーのold machineはジャズ・ベーシストで、今作で聴かせるプロダクションも一般に言われるジャズHIP HOPとは一線を画した匂いを感じる。全てサンプリングで作ったらしいが、生音をふんだんに取り入れているように聴こえるのも、old machineの作る音の特徴だと言える。

まず引っかかったのは3曲目「strike back」。激しいバンドサウンドとフックの抜き差しは、まるで筋少の曲を聴いてるよう。そういや、ドタマの声はどこか大槻ケンヂに似ているな。オタクという共通点(ドタマは見た目で俺がそう判断しているだけ)もあるし。いや~良いね~、まさかHIP HOPを聴いてて筋少を思い起こす事になるとはね。4曲目「personal journey」は、しっかりとしたドラムが誘導するトラックの上で、ドタマの不規則なフロウが予想を裏切るが期待を裏切らない出来栄え。地力が高いっす!

6曲目「賛美歌展示室」は、素潜りというクルーからgullなるMCをゲストに迎えた1曲。彼も変態的なフロウを聴かせるMCだけど、ドタマと比べるとまだやり切れていない感が強い。ドタマはその大槻ケンヂ声も、ソートー武器になってんね。8曲目「my speaker」のようなトラックを乗り切れるMCがプロの中にも何人いるだろう?渡されて家で聴いた瞬間に返したくなるっしょ。イイ意味で。

9曲目「no wing girl」は、いきなりコンシャス路線!悲壮感をまとったピアノループは切ない旋律を響かせ、更に声のトーンもかなり抑えたドタマがここで語る内容は、夢を持てない女のコの旅立ち。幅広い!10曲目「a letter from my heart」は、壮大なトラックメイキングがドラマティックで、アルバムの終演に相応しい楽曲。

全11曲。
全国的には無名に近いdotama & old machine。しかしMCとしての力量、トラックメーカーとしての音楽性の豊かさ、どちらをとっても屈指のスキルを1枚目のアルバムから提示してきた。俺が買った時は自主リリースのCD-Rだったこのアルバムが、半年ちょいで「術の穴」から正規再発された事も頷ける。

秋葉原に行った事もない(らしい)のにアキバ系ラッパーと言われてしまうドタマの見た目だけで聴かず嫌いしてしまうリスナーや同業者(特に多そう)は、足下を見直すべき。俺はハーコーでゴリゴリなのも好きだが、それはHIP HOPの持つ魅力のほんの一つの側面。そこだけで判断してはいけないのだ。こういう素晴らしい才能がまだ全国各地にいるんだろうから。ただ一つだけ難点を上げるとすれば、声量かな。ライブを重ねに重ねて喉を鍛えて欲しい。

前途有望な若手にマイク4本、いや、4000VOLT。





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