5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


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ご無沙汰しとります。お盆休みを頂いておりました。
中途半端になっていた雷にケリをつけなければですね。



2004年4月、遂に出た雷のアルバム「330 more answer no question」。長かった。当ブログでここまで辿り着くのも長かったが、実年月でこのアルバムまでは本当に長かった。証言から8年、カミナリ/夜ジェットから7年だよ。名義は雷ではなく、KAMINARI-KAZOKU.だがそんな事はどうでもいいほど待った記憶がある。年末の12インチに不安を感じていたものの、まだどこかで期待していたのだ。

1曲目「Brotha Soul」は、雷全員と、ゲストに○妄のDENとDEV LARGEを迎えたオープニングゲート。プロデュースもDEV LARGEが手掛けるこの曲は、SHINNOSK8→G.K.MARYAN→GAMA→D.O→RINO→DEN→YOU THE ROCK★→DEV LARGE→TWIGYのマイクリレーという、そんじゃそこらの連中じゃ到底敵わない破壊力だし、何よりヴァース毎にMCが変化する度にトラックも変化していくというDEV LARGEのセンスに脱帽。1曲目からヤバすぎる仕上がりに、「待った甲斐があった」と本当に聴き進めていくのが楽しみになった。

3曲目で先行シングル「Death Disco」を挟み、4曲目「アバレロ」はBEN THE ACEのプロデュース。BEN THE ACEらしいストリング使いのビート上をかつての相棒、YOUが吠えまくる。この曲はメインの4MC、YOU、マーヤン、TWIGY、RINOがマイクを回すのだが、最初の2人と後の2人のスキルにどうしようもないほど差があるのは如何なものか。証言の頃は、まだそれぞれが色んな味を出していると言えたが、こうまで差が出るとはね。RINOも明らかに劣化しているが、他の2人に比べると全然ちゃんとラップできている。

6曲目「THUNDER BREAK BEATS」は、パトリック仕事。フックにAI、ゲストMCにHAB I SCREAMとDABOを迎えているこの曲は、彼ら曰く「スキルがないと乗りこなせないビート」だそうだが、ならばゲストMCの2人と、本隊からはRINOとTWIGYの参加にとどめておくべきだったろう。小刻みなスタッカートの効いたHABとRINO、お得意のシンコペーションRAPを披露するTWIGY、ビートへのアプローチでは日本でも屈指のDABO、出だしの勢いを直ぐに持続できなくなりリタイア寸前のマーヤン、BPMの速さについて行くのがやっとで声が出なくなってくるYOU、もうこれくらいで良いだろうか。クラシック寸前の曲なのに、ブチ壊してる輩が2名紛れ込んでいるんだよ明らかに。ちなみに市販されているライブDVDでは、DABOのヴァースをGAMAがやっていたが、これが凄く良かった。彼もモロ苦手そうなのに上手く乗りこなしていたし、RINOと肩を組みながらRAPする姿もカッコ良かった。ちなみにYOUは噛んでいた。

8曲目「G.C.C. ~get crazy cruising~」のプロデュースはMUROで、以外にもバウンスビート。これは普通かな。10曲目「哀愁 '97」はHI-Dを迎えたバッキンザデイものだが、これならYOUの「サントラ'96」収録の「BACK IN THE DAYZ」@YOU、GAMA、RINOの方が全然良いな。12曲目「イカヅチ Ⅱ」は、先行シングル「イカヅチ」の続編で、トラックはオリジナルと同じだが、MCはマーヤン、GAMA、UZI、E.G.G. MANの4人でマイクを回す。オリジナル雷のE.G.G. MANの参加は感激だが、これならハナから7人の曲でやればよかったのに。あ~、でもこのトラックだと、ちょっと長尺で耐えられないかな。

13曲目「ハレとケ」は刃頭のプロデュース曲。彼っぽいオリエンタルなトラックで、出だしのGAMAとマーヤンの掛け合いがかなりヤバい。いつもは脇役の2人が、まるでGFKとレイクォンのよう!って言い過ぎかな。まぁとにかく、これは良曲だね。15曲目「HIP HOP」は、マッカチン制作の軽快なチルアウト・バウンスビートがとても耳心地が良い。春のピクニックなんかにハマる1曲だね、GAMAの「街走らせた借りモンの車~」のラインも好き。

17曲目「head grinder」は、タイプライターの下品なビートが嫌いな俺には苦痛。18曲目「RIDE ON TIME」は先行シングル「ロデオドライブ」のアレンジ版で、トラックはそのままに、参加MCがSHINNOSK8、GAMA、D.Oになっている。「イカヅチ Ⅱ」と一緒で、これも最初からそうすれば…といった感じ。

全19曲。
1曲目で抱いた期待は、アルバムを聴き終えた時点で悲しくも崩れ去った。何度も聴いたのは、1、6、13、15曲の4曲のみ。何故にこういう結果になってしまったのだろう。俺なりに考えてみた。

まずスキットが本当に無駄で、曲間の箸休めになっていない。変なベシャリか、声ネタスクラッチばかりでは飽きてしまうよ。20曲前後を収録するアルバムでは、スキットも重要な位置づけだよマジで。もうちょっとヒネリが欲しかった。

次に、参加MCのバランスの悪さ。殆どの曲にメインの4MCが参加しているが、曲によっては、TWIGYとSHINNOSK8とパトリックとか、D.OとGAMAだけとか、そういった組み合わせの妙を楽しみたかった。集団MCのアルバムを聴く時は、そこも大事なポイントなのに。

そして最後に、やはりリリースタイミングが遅過ぎたとしか言えない。全盛期の彼らが96、97年にアルバムを出していれば、それはもうニトロの1stを凌ぐ出来になっていたと俺は信じてやまない。

ガキの頃、何度も何度も見たさんピンのビデオは特に後半の雷のステージを中心に見ていた。あの頃に俺のような地方ヘッズに彼らが見せてくれたHIP HOPドリームは本当に素晴らしいものだったし、妄信的に付いて行けた。そう考えると、もしかしてこのアルバムはリスナー各自が成長する為に彼らから出された禅問答のようなものなのかも知れない。アリガトーゴザイマシタ。

アルバムタイトルにちなんでマイク3.3本、いや、3300VOLT。




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