5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


テーマ:


BLACK MONDAY、暗夜行路、亜熱帯雨林、鬼だまり、などのLIVEイベントから、さんぴんCAMPへのクルー総出の参加。悪名を含むいくつかのコンピレーションでのソロ作、YOUのサウンドトラック96、証言、などの音源リリース。全ての準備は整い、初の雷名義での2枚組アナログ「カミナリ / 夜ジェット」が落とされたのは97年の事だった。俺、専門学校1年。ファミレスでリリック書いてた、ソートーなHIP HOPバカ。

このアナログの収録曲は「カミナリ」と「夜ジェット」の2曲をそれぞれ2ヴァージョン+各インストで、全8曲。しかしインスト好きの俺も、この盤に至っては例外。RAP入りだけで良い。それくらい雷全員での新曲が聴きたかったし、このアナログがリリースされた当時は俺みたいな地方ヘッズは狂乱麗踊したハズだ。そういやまだターンテーブル持ってなくて、コロンビアのポータブルプレーヤーで聴いてたな~、この頃。しかもコーネリアスモデルのスケルトンのヤツ。出自がバレるっていう(笑)

A面の1曲目は「カミナリ」の、DJ 大雪崩 a.k.a DJ PATRICKヴァージョン。雷鳴が渦巻き、パトリックの煽りが聴こえ始める。「YO!粋でいなせな江戸の地震、雷、火事、親父、津波、浸水、大雪崩がいっちょおっ始めるぜ…」う~ん、良い掴みだな~。不穏な空気を漂わせつつ、うねるグルーブが今にも落ちてきそうなトラック上で、YOU→MARYAN→TWIGY→RINOによるマイクリレーが展開される。みんな文句なしのヴァースをキックするが、RINOが頭一つ抜けてヤバい上に、めちゃくちゃ気合い入ってる。入りの「ピカッ!走る衝撃ビリビリ、オマエに直撃ゴロゴロ」は鳥肌モンです。

B面は「カミナリ」の、DJ YASヴァージョン。BPMを落としたオリエンタルトラックに合わせて、各MCそれぞれRAPを録り直している。フックも、RINOの名フック「火をつけて回せ熱いバイブ、耳をすませば迫り来る雷雨」に変更されている。アウトロの「その貧弱な精神に突き刺すピンジャック…」から、TWIGYへのラインもカッコ良いね。まぁ好みが分かれるトコだけど、俺はパトリックVer.の方に一票。

C面は「夜ジェット」の、DJ 大雪崩 a.k.a DJ PATRICKヴァージョン。これもRINOが気合い入ってんな~。出だしから、「失禁者、失神者続出、飛び散る、本気汁、滴らしたアトラクション!」ですよ。TWIGYも相変わらず打点高し。MARYANの、「深々な夜の舞台に乗り、ふかふかシートの二人乗り~」は、カミナリを否定する事なんて出来ない純粋なヘッズだった当時の俺ですら、「あ?」と、反応してまうリリックだったが、今思えばこうやって徐々にリスナーのココロを蝕んでいたのだな彼自身が。

D面は「夜ジェット」の、DJ YASヴァージョン。これはパトリックVer.が一瞬で霞むほどの完成度!乱暴としか言いようのない攻撃的なピアノループと、次々に激しいヴァースをキックする雷の面々。リリックは殆ど一緒だけど、これもRAPは録り直ししていて間違いない仕上がりになった。フックの「回る回る夜のジェットコースター!」も熱い。更にはパトリックがRAPで登場。「心臓破りの急降下ー!!」これは必要か…な?ワカンネ。とにかく、このアナログの4曲中、俺的には一番聴いた曲だった。

期待を裏切らない。

そんな言葉を素直に言えてしまうほど、ここに落とされた雷雨は衝撃的だった。地方在住だった当時の俺は、このアナログを手に取った時はまだ彼らのライブを生で見た事はなかったのだが、黒い塩化ビニールの溝から流れてくる音の数々が、5000VOLT少年の脳内で妄想ライブを何度も引き起こしてくれた。そしてもう一つ…

GAMAがいない。

何回聴いても、どの曲を聴いても、GAMAのRAPが聴こえてこない。彼の危なっかしいRAPに妙な魅力を感じていた俺には、これは悲しい事だった。「夜ジェット」の、YASヴァージョンのラストの方の「丑三つ時に上がる花火」のラインは、フロウはGAMAっぽいけど声はRINOだしなぁ…。なんて事を当時は真剣に考えていたものだった。あと、SUIGARA ALL STARSでもウワサの雷小僧 a.k.a DISPELのRAPも、まだここでは聴けない。

しつこいかも知れんが、この時期に雷がアルバムを作っていれば、それはそれはギドラの1stやニトロの1stと並び称されるクラシックになったに違いない。しかしソレをヨシとせず、これを最後に雷の面々はソロ活動に力を入れ、クルーとしての活動は不定期ライブを除いて、休止状態となった。東京のアングラHIP HOPシーンの旗手となる事などまっぴらごめんだったのか、その重圧の大きさは彼らという器をもってしても耐えられなかったのか、当人でない俺には知る由もないが、1ヘッズとして言わせてもらえば、やはり「残念っす」としか言葉が出てこないのである。未練がましいな俺も。

10代最後のときめきメモリアルにマイク5本、いや、5000VOLT。




AD
いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)

5000VOLTさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

最近の画像つき記事  もっと見る >>

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。