5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


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LAMP EYEのDJとして、またKEMURI PRODUCTIONの一員として、その非凡なるビートメイクを聴かせていたDJ YASの2000年発売の1stアルバム「ライト」。アルバムに先駆けて出た先行シングルは、RINOやEL DA SENSEI、リビングレジェンズのASOPなどを迎えた、AB面どちらもガツンと来る出来映えだった。当時の俺も「こりゃアルバムはソートーなアングラshitになるゼ」と思っていたのだが、この1stアルバムでは意外にもMCを一切迎え入れずに、インスト作品でYASは勝負に来た。

1曲目「喜怒哀楽」は、トラック上で喜怒哀楽を表現するかのように変化していく構成。ドラムのドンドンカッ!は崩さないので、長尺だが1曲として聴ける。2曲目「KILLER BEE」は、妖しげなピアノループと、けたたましいドラムの絡みがバツグンな極上シット。この曲にRINOのRAPが乗った「Crazy Erick」という曲が、RINOのシングルで翌年くらいに出たハズ。

3曲目「SUBMARINE」は、もう出だしからソートー持っていかれるくらいグイグイ引っ張るドラムパターンが主役のビートで、タイトル通り海中深くに潜り込んでいくような力作。これは思わずRAPしたくなるトラックだ。6曲目「INSTANT SMOKE」は最近のBLACK SMOKER一派というか、ケイボンの作る音に通じるところのある、煙たいトラック。あ、タイトルもそんな感じだ。

7曲目「白昼夢」は、様々に展開していく物語性のあるトラック。第1幕は角笛のようなこもったホーンに絡むギターがゆっくりと温度を上げていき、第2幕は上モノがグルグルと周り始め、第3幕で美し過ぎるピアノループが音色を響かせ、第4幕ではドラムと波長を合わせた上モノが右から左からリズムを刻んでいく。いや~、凄いねコレ。8曲目「TIGHT」は、破壊的であり攻撃的なループが印象的。彼とクワイエットストームでやっている同名のイベントにも通じる、攻めの姿勢です。10曲目「FREAKY」は、フリーキーなDUB。意外な音を最後に持ってきたけど、ドラムプログラミングはいかにもYAS印で、アルバムから大きく逸脱した曲というわけではない。ただ、声ネタを使用しているのはこの曲のみって事くらいか。

全10曲。
前述の通り先行シングルの流れで期待していたが、ここに用意されたサウンドは先行シングルと比べても遜色のない、同一ベクトルにあるタイトな音世界だった。インストのみで聴かせる曲もあり、RAPが乗る事を前提としたような曲もあり、それはアルバム発売後に「ライト全曲にRAPを乗せたアルバムを出す」的なYASの発言からも解るように、このアルバムは元々そういう予定の元に作られていたのかも知れない。当時、ブルーハーブのBOSSがこの10曲全てにリリックを書いたという情報も飛び交い、大いに期待したのだがRAP入りヴァージョンが日の目を見る事はなかった。しゃーないけど、そっちも聴いてみたかったなぁ。。。

しかしそれが今作の評価を貶めるかと言うと、それは関係ない。惜しむべくは、これだけ珠玉のビート群でも、自身の出世作「証言」を超えるループが出せなかった事だろう。

マイク4本、いや、4000VOLT。




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