5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


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DJ OASISの2004年発売の2ndアルバム「ウォーターワールド」。前作から4年も経ったけど、その間にギドラのリユニオンがあったりと、リリースやライブはやっていたOASIS。満を持しての2nd発売といったところだろう。

1曲目「ウォーターワールド」は中近東風のオリエンタルトラックに、OASISの淡々としたRAPが乗るイントロ。2曲目「マイク持つDJ」はアルバムからの先行シングルで、OASISお得意のキックパターンのビート上で小節毎にキッチリ韻を踏んでいく教科書のようなオーソドックスライムが披露される。こういうスタイルのMCって最近は余りいない。率直に言えば時代遅れなんだけどね。

3曲目「バラマク」は、不穏な空気が詰め込まれたウータンっぽいトラックで、ゲストは童子-T。内容は平成の石川五右衛門みたいな感じで、これが珍しくOASISも童子-Tも良い。アルバム中でも屈指のビートに逆らう事なく、上手くハマっている。ちょっと見直した。4曲目「だからどこでも」は、K DUB SHINE、三善善三、JUN-G(現JUN-GMC)を迎えた1曲。これもトラックが良い。制作環境が1stと比べて変わったのかは知らないが、2000年→2004年という時代の移り変わりからも、新しい機材の1つも増えてない事はないだろう。RAPの方はと言うと、ケーダブ、OASISはいつも通りだし、三善善三もモロに走馬党って感じで特になにもないのだが、ここでは諸先輩を抑えて、ラストヴァースを担当するニューカマーのJUN-Gが一番良い。アトミックボムも中々メンバーが増えないクルーなんだから、この若い才能を逃がさないようにしてほしい。

5曲目「超特急」のゲストはUZI。何でこの人、客演多いんだろ。自分のアルバムにこんなの入れたいかな。そういや、UZIのラインで「渋谷でスロット、今日の台は北斗」みたいなのがあるけど、3年前くらいに渋谷のマルハンで北斗打ってたらUZIがいて、落ちてるコイン拾った、拾ってない、みたいな内容で店員とメチャクチャ激しい口喧嘩をしてて、情けね~ヤツだな、と強く思ったのが懐かしい。6曲目「CONTINUE?」は、ゲーマーDJとしても名の高いOASISに相応しい、ファミコンっぽい安い電子音トラック。こういうのは嫌いじゃないけど、スミフンみたいにまんまマリオ使いとかの方がやっぱ面白いかな。

7曲目「世界一おとなしい納税者(カモ)」は「キ・キ・チ・ガ・イ」、「社会の窓」に続く、社会批判モノ第3弾で、ゲストはもちろん宇多丸師匠。しかし前2作と比べると宇多丸にキレがなくてイマイチ。行進系のトラックは好きだけどね。8曲目「アトミックボム」はタイトル通りに、K DUB SHINEと童子-Tの3人でマイクを回すクルー賛歌。ここでもJUN-Gも加えてれば、2回以上聴ける曲になったかもね。9曲目「ここにあるぜ」のゲストはJA飛龍なる、ゴリゴリハーコースタイルの若手2人組。この人達の事よく知らないけど、この曲を聴く限りじゃ これ以上掘る必要もなさそう。

10曲目「まわり罠」は、BOY-KEN、SHIBA-YANKEEと、レゲエDJ2人がゲスト。音はダンスホールでもルーツ的でもなくて、OASISお得意の暗めループ。しかしBOY-KENは、さんピンの頃はあんなに得体が知れない風貌でカッコ良かったのに、いつの間にかムキムキのオシャレ野郎になってて残念だ。SHIBA-YANKEEは相変わらず歌うようなフロウが素晴らしいが、昔の汚さが少しなくなった気がする。11曲目「マジうざくねぇ?」では、盟友ZEEBRAと社会を断罪。例えば、宇多丸みたいな極左的な思想には辟易する時もあるが、ZEEBRAやOASISのように、TVや新聞とかで見ただけの知識でこういう曲をやると、言ってる事の浅さに開いた口が塞がらない。ケーダブもそうだけど、ギドラの3人はそういうケがあるな。

14曲目「これ」は、三たび K DUB SHINEが参加。これ=HIP HOPで、初めて受けた衝撃やここまでの軌跡を歌い上げるバッキンザデイもの。16曲目「マイク持つDJ達」は、先行シングルだった2曲目のリミックスで、DJ JIN、DJ KAORI、DJ MASTERKEYと、マイクを握るDJ3人が参加。これはね、もう笑いしか出てこない。いや、OASISはそこらの凡庸なMCより良い声してるからまだ良いけど、JINとケオリとマスターキーって、何だよこの人選(笑)

全16曲。
前作は良くも悪くも、多彩なゲスト陣に助けられた1枚だったが、今作でのOASISは全ての曲でRAPしている。もうDJ名義のアルバムというよりは、「DJ OASIS」というMCのアルバムと言えるだろう。しかし いちMCとして彼を見た場合、例えばゲストなしでアルバム1枚丸々聴ける地力があるのかと言われると、俺の答えはNOになってしまう。もう一つ挙げれば、トラックは1stよりも魅力あるものが多々あったが、RAPには進化/深化が感じられなかったのも残念。

マイク3本、いや、3000VOLT。




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