5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


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MAKI & TAIKIのDJ TAIKIが、geekという名義で2004年にリリースした「CONTINUATION」。余りプロモーションとかされなかったのかな、このアルバムを知らない人もけっこういるみたい。

DJ名義のアルバムは、多彩なMCやシンガーをゲストに迎えるタイプと、ほぼインストで固めて自分の音世界を披露するタイプの2つに分けられるが、本作は前者の方。アルバムの作り的には、MCを迎えた曲の間に毎回インタールードを挟むという内容。その為、全23曲という、洋モノHIP HOPのように曲数が多いアルバムとなった。

1曲目の「Intro.」を経て、2曲目「3 Minute Picking」は、最後のエルドラド、IQとRICEが参加。疾走感のあるトラックに、2人のMCも颯爽とビートに乗っているが、この2人のRAPからは余り平均点以上の物を感じない。4曲目「On The Mic On Da Street」は、シンセがメインのフロアアンセム。ハーレムという大箱で何年も回しているTAIKIならではの現場感が詰め込まれたトラックだが、俺の求めるHIP HOPはここにはない。ゲスト参加のBIG-OとC.Tも別にどうでもいいRAPをしているし、途中で曲を飛ばしてしまう。

6曲目「Loading」は、ソウルセットの「ロマンティック伝説」と同ネタのKeep on Going使いで、Lunch Time Speaxが参加。これはスリリングなビートと、ランチの2人の男らしいRAPがかなり相性が良い。特にGOCCIは凄い。未だに現役のバトルMCでもあり、UMBでの輝かしい戦績を抜きにしても、GOCCIから感じるHIP HOP濃度には毎度ヤラれる。8曲目「Perfect Circle」はKOHEI JAPANが参加しているのだが、ラテンビートとKOHEIの相性が思ったほど良くない。ベースラインとかは好きなんだけどな~。

10曲目「My Way Da」は2曲目同様、フージョンコアのMr.PowとRICE(この2人のグループもあったような気がするが、思い出せない)が参加。これはスリリングでありスピーディーなビートが秀逸。2人のMCもトラックの魅力を損なう事なく、上手く乗っている。フックの「既製品クラッシャー」というラインは、そこまで既製品と違わないRAPをしているのに、何言ってんだと思ってしまうが、RICEはRAPが上手い。上手いんだけど、2曲目同様、上手い以上の何かを感じ取れない。12曲目「My Way To The Stage Pt.2」は、ディスコクラシック的なトラックに、KASHI DA HANDSOMEがRAPを乗せる。KASHIカッコ良い。これまでは客演で光るタイプと思っていだが、ここで聴かせるソロ作も高水準。客演集みたいなアルバムはあるけど、新録のフルサイズアルバムも聴いてみたい。

14曲目「鉄火場のヤポンスキー」は、ガグルのハンガーが参加。トラックの移り変わりや、個々の音の居場所がハッキリしていて音空間は凄い良いのだが、ハンガーのRAPって余り好きじゃないんだよね。オリジナルなスタイルを持ったMCだってのは凄く解るけど、好みじゃないのはしょうがない。16曲目「おどるアホウ」は、前回レビューした「末期症状」以来となる、TAIKIとMUMMY-Dのコンビネーション。しかし末期症状のようなマジックは生まれなかった。残念。

18曲目「Weekender」は、キエるマキュウとCHOPSTICKが参加。ボトムのいなたい質感が凄くマキュウらしいサウンドで、フックのクラッピンも良い。MAGICのRAPは相変わらずお世辞にも上手いとは言えないが、RICEのような上手いだけのMCと何が違うのかは、言わずもがな。アルバムの中では浮いた曲となっているところも彼ららしい。22曲目「Maintain pt.3」は1stシングルで、IQ、Sphere Of Influence、Grappluzが参加。もうMC名のクレジットで萎えるが、このメンツだとIQが良く聴こえるから不思議。WUの外で聴くU-GODみたいなもんかしら。トラックは当時の現行USっぽい感じで、これも苦手分野。

全23曲。
今作でTAIKIが提示するビート群を大きく分けると、前述の通りクラブDJとしての側面を匂わせる、USメジャーものに近いサウンドと、サンプリング主体のミドルテイストのサウンドの二通り。その曲間に挿入される「Interlude#1~#10」も相まって、非常に彼の個性が反映された内容となった。
DJ名義のアルバムとしてはそこで一つの課題をクリアーしている。只のコンピにはなっていない。本人はクラブユースを意識したのだろう、音の処理間、空間の作り方、上中下の振り幅などにも凄く気を使っている点も見逃せない。惜しむべくは、参加MCの力量バランス、曲との相性を見誤ったところか。

マイク3本、いや、3000VOLT。




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