5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


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03年発売のキエるマキュウのミニアルバム「失恋ヘビー級」。同年に発売される3rdの前哨戦といった位置づけの作品か。

1曲目「消火栓」はイントロで、2曲目「鉄の爪」は出だしの けたたましいドラムに、オッとなる。ベースラインが先導するビートや、随所で聴かせる荒めなスクラッチは、良い意味で前作からの流れを踏襲しており、いわゆるマキュウ的な王道HIP HOP感覚はこういうモノだと、音が教えてくれる。3曲目「開かずの踏切」は、前のめりなビートに引っ張られながらも、左後ろ辺りで刻まれるリズムや、とっ散らかったドラムが曲全体の空間を生み出している。ツボイ氏が遊ぶと、こういう風になるんだよ絶対。凄いね。リリックは、「俺たちキエるマキュウ、ユノーン?」のような珍しくストレートな表現。

4曲目「ポキート」は短いスキットだけど、音質が悪い!わざとやってますねコレも。5曲目「迷路」は、魅惑的なビートが夜っぽい雰囲気を演出。もはやお家芸とも言える美しいピアノ音を、サラウンド効果も含めて歪ませてくる。そして6曲目「パズル (失恋ヘビー級)」は、もう尋常じゃない。ブルースさえ感じる上ネタに、角の尖った鋭利なスネア、そして随所に挿しこまれる奇声?にしか聴こえない声ネタ、これらの織りなすコントラストは着地点も解らない化学反応を起こしている。奇声の挿されるタイミングが拍数なんてシカトした変則的な動きなのも、この曲をサラリと聴き流せない理由だろう。身を委ねていると絶対につまづくよ、このビートは。中毒性の高いマキュウのサウンド陣だが、その中でもかなり異彩を放つ渾身の1曲。

7曲目「非常口」は3rdアルバムに収録される曲だが、ここではインストVer.を収録。いきなりMAGIC節全開の華やかなビートに少し驚くが、尺も短めなので、正にお披露目的な役割。ラストの8曲目「花火」は、グワングワンした派手なビート上を2人がゆっくり泳ぐような曲。MAGICの「馬鹿は死ななきゃ、馬鹿は死ななきゃ、馬鹿は死ななきゃ治らない。治った時は手遅れ、裸で生まれ、裸で死ぬ」や、CQの「地べたにキスするのはオマエの方、変態、この変態、この変態、この変態…」辺りのラインは大好き。

全8曲。
3rdアルバム前のお披露目的ミニアルバムということもあり、腹八分目感は残る。個々の曲は粒揃いなんだから、あと4、5曲足してアルバムにしちゃえば良かったのに勿体ない。つっても、今作でもマキュウワールドは大炸裂であり、リリースを重ねる度に国産HIP HOPのムーブメントなどに興味も示さない、その孤高のスタイルには磨きがかかっていく一方だけどね。

マイク4本、いや、4000VOLT。




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