5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


テーマ:


前回レビューしたNIGOのアルバムで良かったと思えた数少ない曲がANIとCQだったのだが、CQといえばコレを紹介しないワケにはいかない。キエるマキュウの2000年発売の1stアルバム「トリックアート」。思えば、98年に彼らの最初の12インチ「ナンジャイ」が出た時は、KOOL G RAPネタのジャケが漫☆画太郎ってのも衝撃だったが、BUDDHAのCQが遂にソロプロジェクトを!ってのが大きくて購入した記憶がある。そこからコンスタントにアナログのみのフォーマットでシングルを出して、遂に出たのがこのアルバムだった。正直、最初はお遊びユニットだと思ってたし、アルバムにたどり着くとは思っていなかったからリリースされた時は少し驚いた。

1曲目「MI-3」のDJ MISSIEのテクニカルなスクラッチで幕を開け、2曲目「抜け忍」は3rdシングルのB面だった曲。アラビアっぽいギターの音色が印象的な、男のワンループ。3曲目「第三ノ忍者」は2ndシングルのB面だった曲で、ニトロ以前のDABOが参加。この頃のDABOはカッコ良かったっつーか、ソートー好きだった。まだシャカのアルバムでしか聴く事が出来なかった辺りの、あの頃だ。当時、俺の先輩の向井くんはDABOと仲が良く、「福岡のヘッズ(俺の事)が、DABOくんのソロが早く聴きたいって言ってたよ」的な事を本人に言ったらしく、たまたま俺が東京に遊びに来てた時にやっていたDABOのソロ初の12インチのリリパ@ハーレムに呼んでもらった記憶がある。「単体リリースもまだしてなかった俺のRAPを気にかけてくれてありがとう」みたいな事を言われて、凄く嬉しかったな~。緊張の余り「いや、俺の名前もダイスケなんですよ」とか、ワケ解んない事しか言えなかったが…。話が逸れたけど、そんな輝いていた頃のDABOが客演で間違いない足跡を残している曲だ。入りの必殺仕事人風なトコロとか完璧。

4曲目「アクマのフォーク」は、ピキュピキュ鳴ってる上モノとビートのグルーヴ感がガンガンに煽ってくる。フックも解りやすくてカッコ良い。続く5曲目「土曜日の実験室」は、4曲目の勢いをそのまま継承したテンション高めの1曲。アルバムの発売後、4枚目のシングルとして切られた事からも解る通り、けっこう人気曲だったのだろう。ゲスト参加はライムスターから宇多丸で、ここでの宇多丸はキレッキレ過ぎて、くせ者MCのマキュウの2人を完璧に喰っちゃってる。OASISの「キ・キ・チ・ガ・イ」もそうだったけど、この頃の宇多丸の客演での飛ばし具合は凄い。

6曲目「ALL NIGHT LONG」は、DJ TAIKI制作のビートが4、5曲目に負けず劣らずのテンションをキープする。ゲスト参加は元ペイジャーのP.H.で、当時より更に熟成されたフロウを披露。この頃のP.H.はニトロ周りでの客演も増え始め、12インチもリリースしたので完全復活かと思ったが、また地下に潜ってしまって残念だ。7曲目「ナンジャイ」は1stシングルで、これを聴いた時の衝撃は忘れられない。そもそもDJ TAIKI & DJ MAKI、もしくはTOP DRUNKERSのDJ MAKIがRAPするってどうなのよ?という思いが強くありながら聴いたので、その余りにオリジナルなスタイルにヘタウマという言葉すら出なかった。DJ JINやMASTERKEYとかのへなちょこなRAPとは、RAPに掛ける気合いが違う。これはもうDJがRAPしているんじゃない、聴き手にかなりの中毒症状を与えるオリジナルスタイルをもったラッパーだ。そう思った。その刺激の強さ故に、ダメな人はダメなんだろうけど、そんなのナンジャイって感じですよ正に。

8曲目「サイコキャンディ」はサイコ。トラックの歪み具合もヤバい。アルバムのエンジニアを勤めたツボイ氏の仕業っぽいな。クレジットはないが、ここでもP.H.が参加。9曲目「ナゼナラ」は3rdシングル。後のマキュウスタイルに繋がる、ネタ感の強いトラックは綺麗なピアノが印象的。10曲目「FIGHT BACK」は、PEばりの攻撃的なトラック(出だしはアイスキューブだけど)に、GORE-TEXが参加した格闘技モノで、アルバム中、最も激しい曲。12曲目「イケニエ」はナンジャイのB面で、MELLOW YELLOWの「食わず嫌い」と少しネタ被り?かな。しかしミニマルなビート上を淡々とRAPするCQと、トリッキーなフロウのMAKIのバランスが他の曲よりも秀逸。フックの歌とかもうヒドい(笑)し、アウトロのサックスも良い感じ。13曲目の、くっだらねーボーナストラックは「抜け忍」の後ろのガヤのみをピックアップしたモノ。面白い事するな~。

全13曲。
ほぼ全曲解説してしまったが、このアルバムはそれまでのシングル曲の集大成でもあり、ほぼ既発曲で固められていた。そういう訳で、熱心に12インチが出る度に買っていた俺には2800円は高いアルバムとも感じれるが、全く問題ない。だって他にこんなスタイルの人達いないもんな。オリジナル!

マイク4本、いや、4000VOLT。




AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

5000VOLTさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

最近の画像つき記事  もっと見る >>

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。