5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


テーマ:


キミドリの96年発売の「オ・ワ・ラ・ナ・イ (Oh, What A Night!)」。4曲入りのミニアルバムで、キミドリ名義では最後の作品となる1枚。

1stから3年経過したこの作品には、いくつか前作とは違う点がある。それは石黒氏がKURO-OVI名義になり、自分のヴァースのリリックを自分で書いている事や、クボタさん一辺倒だったサウンドも、DJのMAKOTOが1曲 手掛けたり、外部から小玉和文を迎えたりしている。それが功を奏してか、1stの時点でほぼ完成されていたキミドリだが、今作で更なる飛躍を遂げたと言うしかないほど、素晴らしい4曲だ。

1曲目は、タイトル曲の「オ・ワ・ラ・ナ・イ (Oh, What A Night!)」。元ネタはコールドチリンから出てた、ダイアモンドシェルの同名曲。しかし、1stではあんなに怒りのエネルギーを原動力としてた彼らがこんなパーティーアンセムを作り上げた事に驚く。RAPもトラックも相当楽しそうにやっている感がガシガシ伝わって来る夜更かし賛歌。

2曲目「よよよよ」は、けっこう前にバスタのレビュー書いた時に、バスタの「WOO HAH!! GOT YOU ALL IN CHECK」はキミドリのそれよりも「YOYOYOYO具合」が勝っている的な事を書いたけど、曲自体はどうだろう。トラックは本邦初公開となるDJ MAKOTOの制作で、BPM遅めの夜のチルアウトっぽい雰囲気が中毒性高め。リリックも気になる箇所が多く、クボタさんの「本場のブラザーズよりも格好は本物、あなた何人?」や、「悪戯と書いてイタズラ、モトリークルー・踊り狂う」辺りは特に耳に残る。KURO-OVIの「ヤバめマコちゃんの嗅覚頼り、収穫されたビートを元に」辺りのビートのハメ方は前作にはなかった感じで、スキルの向上も感じる。

3曲目「シティ・ウォーキング・ブルース・ララバイ」は青春の1曲。学生時代、寒い冬によく聴いてた覚えがあり、今でもこれを聴くと脳内季節は冬になってしまう。そういう事ってあるよね?ないすか。そしてこの曲、入りのドラムから音の立ち方がハッキリとしていて、トラック全体に凄く奥行きを感じる。これは凄い事になってますよ。俺のがアナログだからかな?CDでも同じ鳴りだといいんだけどね。ファンクBAND、South side movementの「mud wind (''45'' disco mix)」を元ネタにしてんだけど、チョイスが渋いね~。リミックスだけでなくオリジナルの冒頭部分も使って、原曲の100倍ファンキーな内容に。

4曲目「なんてキミドリだ今日」は小玉和文のプロデュースで、彼のトランペットを全面的にフィーチャーした、ルーツ的なトラック。このミニアルバム制作時に、小玉和文は、「キミドリの次作を全曲プロデュースしたい」とオファーしたそうだが、それだと自分達のカラーが薄れてしまうから断った。と、クボタさんから以前聞いた。確かに面白い内容だけど、飛び道具みたいな感じかもね。アナログにのみ収録されている、Trumpet Dub Versionも好きだけど。

全4曲。
この時期にフルアルバムを作っていれば、1stをも凌ぐほどに後世に語り継がれるアルバムができたハズだと俺は今でも思ってる。そう思わせるほどに個々の曲のクオリティは高い。このリリース後、クボタさんはDJ活動、KURO-OVIはイルドーザーグラファックとしてデザイン制作、MAKOTOはトランス方面に行き、キミドリとしての活動は幕を閉じるのだが残念すぎる。イヤ本当に。

96年はさんピンやブッダだけじゃなかった事を覚えておいてくれ。
マイク5本、いや、5000VOLT。




AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

5000VOLTさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

最近の画像つき記事  もっと見る >>

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。