RED AND GREEN編3

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募集をしてもすぐには集まらないのかな、と思っていましたが、予想外にすぐに応募がありました。新規事業でしたが、これまでの遊示堂での事業がある種の信用となった面もあると思います。

ここでK君と出会いました。この出会いがポイントでした。

K君は姫路の老舗洋菓子店で現場の製造責任者の経験や、知り合いの新規出店にも携わった経験も持っており、これ以上は望めない経歴の持ち主でした。

徐々に分かって来ましたが、職人としての腕は一流、頭も良く、向上心もあって、洋菓子業界の知識も豊富でした。

なんと幸運な出会いなんだろう、と感じました。

K君以外のスタッフも優秀な人が集まりました。

K君とも面識のあった経歴豊富なパティシエール、オーストラリアで仕事をしていた料理にも詳しい帰国子女、ホテルのホールで長年勤務していた女性、昔遊示堂でアルバイトしていて現在はパティシエールになっていた女の子、とそうそうたるメンバーが揃いました。


準備にもお金と時間をかけました。試作用に小さな空き店舗を借り、集まったメンバーと一緒に洋菓子、料理の試作を始めました。
この時点ではまだコンセプトは固まっておらず、試作をしながら考えて行きました。

今になって思うと、まずこれが失敗の要因の一つに思います。

コンセプトは最初にしっかりと固めておくべきでした。

優秀なスタッフが多かった為に、引っ張られる事が多く、そこからズルズルと考えが流れて行きました。

言い換えると上に立つものの器、の問題だったのかもしれません。


続く
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