恵比寿ひいらぎ編2

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N君がスタッフの一員に加わり働き始めました。

学生時代に武道で鍛えた身体で体力は人一倍、上昇思考が強く、仕事もやる気十分でした。

しかし反面、その上昇思考が強過ぎる部分があり、やや自己中心的なところや、自分の実力以上のビッグマウスで、問題もよく引き起こしました。

私としては、仕事は出来るけれどもやる気のない人よりも、多少要領は悪くとも一生懸命仕事に取り組む人の方が好ましいので、N君の事はつねに気にかけていました。

遊示堂の歴代のスタッフの中でも、最も注意をしたり怒ったりした1人だと思います。
でもそれは彼に成長してほしかった故でした。

怒るだけでなく、仕事の取り組み方や考え方、将来の夢のような事もたくさん話ししました。私もまだ若かったですね。



そういう感じで数年に経ちましたが、N君はまだ大きく成長するにはいたっていませんでした。
もっと力を発揮出来るんじゃないのか?といつも思っていました。

どうすればその力を引き出す事が出来るんだろう?と考えていました。



そんな中、私自身は前々回のブログに書いたように、仕事上の次の目標を探していました。


視察旅行から帰ってきた後の事です。


N君とまた仕事について話していました。

彼はだいぶ前から、東京で勝負してみたいんです、と常々言っていました。しかし普段はいつものビッグマウスか、と軽く流していました。


その時に、話しの成り行きで、N君がまたその話しを始めました。
それを聞いた私は咄嗟に、
そんなに東京に行きたいんなら、本当に勝負してみる気はあるか?と勢いで言ってしまいました。

東京店の店長という舞台に立つ事によって、彼の本来持っている力が発揮出来るんじゃないか、と考えたんです。
私にとっても、東京という大都会で、遊示堂のたい焼きがどこまで通用するか、試してみるのも面白いと考え始めました。


続く
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