RED AND GREEN編9

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オープン前に話を戻します。

工事が終わりいよいよオープンが迫って来ました。

お店の作りは、正面の入り口を入ると大きなケーキのショーケースがまず目に入ります。ショーケースの大きさは個人が経営するケーキ屋の中では最も大きいタイプでした。

右側には焼きたての焼き菓子を並べるスペース。
左側にはパッケージしたギフト用の焼き菓子のコーナー。
ギフトコーナーに沿って奥に進んで行くとドアがあって、中はカフェでした。
席数は約15席。

厨房は一番奥にあってケーキのスペースからもカフェからも出入り出来るようになっていました。


今から思えば、大掛かり過ぎた、と思います。もし今最初からやり直せるなら、半分の規模でやります。
当時はやはり洋菓子について何も分かってなかったです。

K君と多くの人気洋菓子店を一緒に回った時、その共通点の一つはメニューの豊富さがありました。ショーケースいっぱいに並べられた色とりどりのケーキ。これが必要条件だと思いこんでいました。
その事自体は決して間違いではないのですが、高い目標を掲げ過ぎたようです。

ケーキをそれだけ作るのが、どれだけ大変な事か、どれだけのスタッフがどれくらい時間を掛けて作るのか、よく分かってなかったです。

小さくスタートし、実力を蓄えてから大きくして行く、というのは、
個人がお店を始める時の大原則だと思います。

たい焼き店でも中途半端に成功していた当時はその事を思い出す事がないくらい勘違いをしていました。


焼きたての焼き菓子をパン屋さんのようなイメージで販売する、というのは面白いアイデアだと自分では思ったのですが、実際には商品が乾燥してしまう、等のデメリットがあって、経営長続きしませんでした。


続く
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