国立精神・神経センターの加我牧子医師らの研究グループが行った自殺実態調査で、生前に精神科などを受診していた自殺者の半数が医師から処方された向精神薬を過量摂取していたことが分かった。グループの松本俊彦医師は「自殺予防のためには処方薬の乱用を防ぐことが急務。精神科医師の質の向上も必要」と指摘している。

 調査対象は08年1月~09年12月の自殺者のうち遺族が調査に応じた76例。死亡前1年間に精神科か心療内科の受診歴があった人は半数の38人だった。うち若年者(39歳以下)が25人(65.8%)を占めた。死亡時に向精神薬を医師の指示より多く服用した人が19人いた。過量摂取者が服用していた薬(複数回答)は▽睡眠薬15人▽抗うつ薬8人▽抗精神病薬7人▽安定剤6人。

 埼玉県立精神医療センターの成瀬暢也副病院長は「向精神薬は癖になりやすく、乱用すると量が増える。追加処方には応じない、薬を家族に管理してもらうなど、医師側の対応が必須だ」と話している。【和田明美】

【関連ニュース】
向精神薬横流し:院長に有罪判決 東京地裁
向精神薬:医師が元組員に30万錠横流し 営利目的で摘発
特集ワイド:’10シリーズ危機 医療/上 作家・精神科医、帚木蓬生さん
富士製薬(4554・ジャスダック市場) 病院の医療費の包括化の進展を追い風に高成長が続く。(東海東京調査センター)
沢井製薬(4555) 後発品調剤体制加算。(JPモルガン証券)

表敬訪問並み? 普天間抜きの日米首脳会談(産経新聞)
<ネットカフェ>男性自殺 硫化水素検知し140人避難(毎日新聞)
法隆寺の土塀破損=重要文化財、瓦割れる-奈良(時事通信)
“4つの密約”結ばれた背景 沖縄核再配備 交渉「意義大きい」(産経新聞)
<インサイダー容疑>味の素社員に課徴金命令(毎日新聞)
AD