2008年05月24日(土)

★ 『アフタースクール』

テーマ:【コメディ】
2008年。「アフタースクール」製作委員会。
  内田けんじ監督・脚本。
 面白い日本映画に出会うことが不可能に限りなく近づいている、と実感することがほとんどの出来事となっている今となっては、この映画が何か奇跡のように素晴らしいものに見えた。
 しかし、冷静に考えれば、このくらいの面白さの映画は外国では現在も数多く作られているような気もする。

 前作の『運命じゃない人』は、こういう監督が登場したのか、という新鮮な感動があって、素晴らしかった。
 見ている人はあんまりいないだろう、と思ったら、意外にも少なくない数の人が見ていて、ふだん映画を見ないような人でも知っていたこともあり、みんな面白い日本映画というものを捜し求めているのだな、ということを知ることができた。

 『運命じゃない人』と同じパターンの、『スティング』みたいに観客を引っ掛けてだます映画(コンゲーム映画と呼ぶらしい)で、この作品も脚本に相当の時間を費やしたというだけのことはあって、
 見事にだまされてしまった。おそらく、『運命じゃない人』より、すぐれた脚本なのかも知れない。
 しかし、個人的な好みからいくと、『運命じゃない人』の方が良かったような気もする。

 政治経済情勢の変化もあるのかも知れない。社会派であることが当然のように思われる最近の流れからすると、このだまされること以外に何もない映画が、ちょっと浮いたものに見えてしまうということも、見る側が勝手に意識を都合の良いように変化させてしまっているだけで、映画の素晴らしさとは無関係なことのようにも思えた。

 『人のセックスを笑うな』のときに匹敵するほど、今年の最高レベルくらいにお客さんの満足度はかなり高そうだったので、大ヒットすることには間違いないだろうと思った。
 エンディングの切れ味は『運命じゃない人』が上のような気がしたが。
      公式サイト
afterschool2
 ふだんから好感を抱いている俳優ばかりが出演しているので、楽しかった。
 よく眼をこらして見ていればわかる伏線が多くあったにも関わらず、完全に引っかかった。推理小説が苦手なせいもあるのかも知れない。この種の物語に慣れた人なら予想の範囲内なのだろうか。
afterschool1
 田畑智子が美しくなった。ひそかに応援していた俳優だったので素晴らしい。
afterschool3
 前半はちょこちょこと面白いものの、今回はいまいちかも知れない、と思い始めたとたん、おや?、と思うどんでん返しが始まって、最後まで全くだれずに見ることが出来た。
afterschool4
 だましの要素を省いた基本的な物語の骨格がありふれた平凡なものなので、いまひとつ見終わった後に物足りなさを感じたのかも知れない。
 が、終わってすぐに、もう1度見てみたい、と思う日本映画など今年はこれが初めてのような気がする。
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