2007年06月06日(水)
★ 『プレステージ』
テーマ:【サスペンス】
2006年。TouchStone/WarnerBros. "THE PRESTIGE".
クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作。クリストファー・プリースト原作。
クリスチャン・ベール、ヒュー・ジャックマン、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、パイパー・ペラーボ、その他出演。
『メメント』で、観客の頭を混乱させたクリストファー・ノーラン監督が、さらにとんでもない作品を作ってしまった。配給会社がどう宣伝してよいものか相当悩んだのではないだろうか。結局、世紀のイリュージョン対決といった比較的わかりやすいキャッチコピーになったものの、実際の内容は『メメント』のさらに上をいく混乱を招く内容になっている。
最近ベストセラーになった茂木健一郎著『脳と仮想』(ちょこっとしか読んでいない)を思い出した。
読書家ではないので、映画が話題になってから、その原作本を読もうとする悪いくせで、この原作もちょこっとしか読んでいないので、どの程度脚色が加えられているのかわからないが、
おそらく脳科学の分野やクローン技術やIT技術の進歩などに深い関心を持っていると思われる監督の、ものの見方や考え方が反映した作品になっており、『バイオコンピュータとLSD』という必読本ベスト100とかの雑誌の記事につられて買ったが、読もうとして挫折した本を思い出した。
人間の脳は他の物質と比べて特別なものではなくて、バイオコンピュータに過ぎない。感情や、誰を愛するとか家族のきずなといったデータも複製可能な情報で、計算能力が発達したコンピュータでなら簡単にコピーすることができるといったようなおそろしい前書きがあったような記憶があるが、ほとんどおぼえていないのでわからない。が、そういう考え方で研究をしている科学者もいるのだろう。
この映画は、舞台を19世紀におきながら、かなり現代的な問題を扱っている、ということだけはわかる。コスチューム劇としても見事な出来で、物語の構成もよく考え抜かれているといった印象がある。
唯一の不満は、スカーレット・ヨハンソンの扱いがいい加減なことで、この監督はこの女優さんに悪意でもあるのか、わざと目立たなくしているような気がする。
公式サイト(日本)
IMDb
19世紀が舞台の科学的映画だとは予測していなかったので、混乱した。オープニングで主役のひとりアンジャー(ヒュー・ジャックマン)が奇術の舞台上の事故で死んでしまう。
アンジャーを見殺しにしたライバルの奇術師ボーデン(クリスチャン・ベール)の裁判の中での回想形式で物語は進む。
人間は科学技術でコピーできる存在に過ぎないと考えるアンジャーと、そうではなく人間はひとりひとりがかけがえのない存在だと考えるボーデンとの対決がストーリーの中心になる。
アンジャーとボーデンの師で二人の対決を見届けるカッター(マイケル・ケイン)。助手のオリヴィア役のスカーレット・ヨハンソンに見せ場らしい見せ場がまったくなかった。
アンジャーのトリックに使う装置を製造する交流電気のニコラ・テスラ(デヴィッド・ボウイ)。直流電気のエジソンと対立している様子も描かれている。
テスラはアンジャーに、装置のもっとも賢い使用法は、それを地中深くに葬り去ることだと警告する。
スカーレット・ヨハンソンより目だっていたボーデンの妻サラ(レベッカ・ホール)。どうやらC・ノーラン監督はこの女優がお気に入りのようで、いくつもの見せ場があり、深い印象を与えるような演出がされていた。
ニコラ・テスラの助手アレー(アンディ・サーキス)。みょうに印象に残る。
『メメント』のときもだったが、この作品は映画としてはどうなのか、と考えるゆとりも与えないくらいに観客を混乱させる作りになっている。しかし、面白い作品であることには間違いない。
クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作。クリストファー・プリースト原作。
クリスチャン・ベール、ヒュー・ジャックマン、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、パイパー・ペラーボ、その他出演。
『メメント』で、観客の頭を混乱させたクリストファー・ノーラン監督が、さらにとんでもない作品を作ってしまった。配給会社がどう宣伝してよいものか相当悩んだのではないだろうか。結局、世紀のイリュージョン対決といった比較的わかりやすいキャッチコピーになったものの、実際の内容は『メメント』のさらに上をいく混乱を招く内容になっている。
最近ベストセラーになった茂木健一郎著『脳と仮想』(ちょこっとしか読んでいない)を思い出した。
読書家ではないので、映画が話題になってから、その原作本を読もうとする悪いくせで、この原作もちょこっとしか読んでいないので、どの程度脚色が加えられているのかわからないが、
おそらく脳科学の分野やクローン技術やIT技術の進歩などに深い関心を持っていると思われる監督の、ものの見方や考え方が反映した作品になっており、『バイオコンピュータとLSD』という必読本ベスト100とかの雑誌の記事につられて買ったが、読もうとして挫折した本を思い出した。
人間の脳は他の物質と比べて特別なものではなくて、バイオコンピュータに過ぎない。感情や、誰を愛するとか家族のきずなといったデータも複製可能な情報で、計算能力が発達したコンピュータでなら簡単にコピーすることができるといったようなおそろしい前書きがあったような記憶があるが、ほとんどおぼえていないのでわからない。が、そういう考え方で研究をしている科学者もいるのだろう。
この映画は、舞台を19世紀におきながら、かなり現代的な問題を扱っている、ということだけはわかる。コスチューム劇としても見事な出来で、物語の構成もよく考え抜かれているといった印象がある。
唯一の不満は、スカーレット・ヨハンソンの扱いがいい加減なことで、この監督はこの女優さんに悪意でもあるのか、わざと目立たなくしているような気がする。
公式サイト(日本)
IMDb
19世紀が舞台の科学的映画だとは予測していなかったので、混乱した。オープニングで主役のひとりアンジャー(ヒュー・ジャックマン)が奇術の舞台上の事故で死んでしまう。
アンジャーを見殺しにしたライバルの奇術師ボーデン(クリスチャン・ベール)の裁判の中での回想形式で物語は進む。
人間は科学技術でコピーできる存在に過ぎないと考えるアンジャーと、そうではなく人間はひとりひとりがかけがえのない存在だと考えるボーデンとの対決がストーリーの中心になる。
アンジャーとボーデンの師で二人の対決を見届けるカッター(マイケル・ケイン)。助手のオリヴィア役のスカーレット・ヨハンソンに見せ場らしい見せ場がまったくなかった。
アンジャーのトリックに使う装置を製造する交流電気のニコラ・テスラ(デヴィッド・ボウイ)。直流電気のエジソンと対立している様子も描かれている。
テスラはアンジャーに、装置のもっとも賢い使用法は、それを地中深くに葬り去ることだと警告する。
スカーレット・ヨハンソンより目だっていたボーデンの妻サラ(レベッカ・ホール)。どうやらC・ノーラン監督はこの女優がお気に入りのようで、いくつもの見せ場があり、深い印象を与えるような演出がされていた。
ニコラ・テスラの助手アレー(アンディ・サーキス)。みょうに印象に残る。
『メメント』のときもだったが、この作品は映画としてはどうなのか、と考えるゆとりも与えないくらいに観客を混乱させる作りになっている。しかし、面白い作品であることには間違いない。
- ギャガ・コミュニケーションズ
- プレステージ コレクターズ・エディション
- クリストファー・プリースト, 古沢 嘉通
- 〈プラチナファンタジイ〉 奇術師
- ジョン・C. リリィ, John C. Lilly, 菅 靖彦
- バイオコンピュータとLSD









1 ■面白そう!
クリストファー・ノーランに、この面子☆ 面白くない訳がない、と思ってましたが、やはり!
観に行きますo(^-^)o
原作本があるのですね~
活字馬鹿としては読んでおかなくては!
映画の後の方が良さそうかな?