2007年03月28日(水)

★ 『ブラッド・ダイヤモンド』

テーマ:【アクション】
2006年。 Warner. "BLOOD DIAMOND".
エドワード・ズウィック監督。
 レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン、アーノルド・ヴォスルー、その他出演。
1990年代のアフリカ、シェラレオネ共和国を舞台に、ダイヤモンド産業の内幕と、ダイヤモンドのせいで内戦や暴力、貧困にほんろうされるアフリカの姿を3人の人物を軸に描いた作品。

 『ラスト・サムライ』の監督だが、オープニングで、反政府ゲリラ組織RUFが悪魔のような描き方をしてあり、これはちょっと変に思われた。実際に似たような事実があるには違いないだろうが、
 腐敗した政府と、そこから必要に迫られて生まれた反政府組織とは、こんな単純な描き方では割り切れないもっと複雑な関係があるはずだし、これでは社会派映画として見てよいものか、娯楽アクション映画とみなしてサスペンスを楽しめばよいものか、どっちつかずの状態のまま映画を見ることになった。

 ダイヤモンド産業の現在までつながる構造をわかりやすく見せてくれた点では、すぐれた教育映画としての効果はあった。
宝石を欲しがる女性がいる限り、この構造は続いてゆくのだろう。ダイヤを欲しがるような女性とは決して付き合うまい、彼女らは大量殺人の共犯者でもあるのだ、と映画を見た直後は思った。が、その気持ちも、いずれうやむやになってしまうだろうが。

 ディカプリオは童顔のままながら、両親を虐殺された元傭兵で共産主義者で、現在はダイヤの密輸に手を染める悪徳商人を演じる。童顔ながら、タフガイの役に違和感がない。以前ならブラッド・ピットとかが演じた役柄だろう、
 しかし今のブラピよりディカプリオの方が、こういう役にはふさわしくなった。
 内戦にほんろうされる男をジャイモン・フンスーが熱演し、ジェニファー・コネリーもこれまでのキャリアで最高ではないかと思える熱演を見せて、映画を見ごたえのあるものにしている。

 結局、社会派風のサスペンス・アクション映画として見たほうが面白いような気がする。
ディカプリオのラストがちょっと甘すぎる。『ディパーテッド』 のときのように、あっけなくむごたらしい死に方がふさわしかった。本人もそういうふうに終わりたかったのではないだろうか。
 ディカプリオはロケで訪れたモザンビークの孤児院で女の赤ちゃんを養子にしたらしいが。
   オフィシャル・サイト(日本)
IMDb
blood1
ゲリラにさらわれて少年兵にさせられた息子を救うため、ソロモン・バンディー(フンスー)は悪徳密輸業者のアーチャー(ディカプリオ)と手を組むはめになる。
blood2
ジャーナリストのマディー(コネリー)。『ダーク・ウォーター』のときと顔が違うような気がしたが、ほとんどすっぴんに近いメイクだったようだ。こっちの顔の方がだんぜん素晴らしい。
blood3
戦闘シーンはかなりの迫力で女子供関係なく殺されてゆく。少年がロケット・ランチャーやマシンガンで無差別に人々を殺してゆくシーンは、ちょっと『シティ・オブ・ゴッド』を連想した。
blood4
穏やかな微笑が美しいポール・ベタニー夫人のジェニファー・コネリー。
ワーナー・ホーム・ビデオ
ブラッド・ダイヤモンド (期間限定版)
 
ワーナー・ホーム・ビデオ
ブラッド・ダイヤモンド
サントラ
オリジナル・サウンドトラック「ブラッド・ダイヤモンド」
Alan Brown, Allen Walley, David Ayre, David Johnson, Dominic Black, Leon Enrique Bosch, Mary Scully, Paddy Lannigan, Simon Benson, Stacey Watton
Blood Diamond [Original Motion Picture Soundtrack]
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