CinemaNavi21~"オンリーワンの映画総合ブログ"への挑戦の記録

2010年11月の愛犬の急逝を機に「映画の神も細部に宿る」をモットーとして、誰も書かなかった視点などを紹介する"映画総合ブログ"を3年強にわたって運営-1,000本超の記事により様々なテーマをカバーする他では読めない内容のブログです!


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前回の「ハンガーゲーム」の記事からもう半月も経ってしまった
「バイオハザードⅤ リトリビューション」に至っては、ほぼ1ヵ月、続編記事を書くのを中断している。
折角、頭の中で解説記事の流れを整理したのに、一度落ち込んだテンションを取り戻すことは、白紙から記事を書き
出すのよりも集中力を要する


今、抱えている新作映画のうち、続編が製作されるのは、この2作に「ボーン・レガシー」を加えた3作もある。
続編が製作されないのであれば、「バトルシップ」のように中途で記事の作成を断念するという選択もあり得る
が、続編映画を観る以上は、記事を完結させる必要がある。
特に、「バイオハザード」シリーズは次回作が完結編であるので、続編記事の作成を断念できないが、一時凍結す
ることにしたい。


さらに、「ハンガーゲーム」は原作小説が文庫化されており、「新しい靴を買わなくちゃ」も小説版が文庫として出版されている。
映画のストーリーの流れは基本的に、これら小説版と大きな異同はないので、「ストーリー解説編」を書く必要性
はない。
「ボーン・レガシー」も「ボーン・アルティメイタム」との時間軸の関係を解説すれば、「ストーリー解説編」の
必要性は低いだろう。


やっと終盤まで辿り着いた「プロメテウス」を含めたこれら4作の解説記事の完結を、「アルゴ」と「終の信託」が公開される来週末までに目途をつけることが、当面する一番の課題だと思う。
ということで、今日は、アメンバーの中には観られた方がほとんどいない可能性がある「ハンガーゲーム」のキャラクタ
ー&キャスト編の後編を書くことにしたい。


【他の地区のキャラ】
<第1地区のキャラ>
北米地域を領土とする国家パネムを構成する被支配者層の12地区のうち、高級品の製造を分担する第1地区は、第2
地区と共に相対的に豊かな地区であり、地区の子どもたちは幼い頃からハンガーゲームに勝利するための技能と目的意識を植え付けられてきた
このため、当該地区からの参加者は、「プロフェッショナル」と呼ばれる。



CinemaNavi21-シーザー・フリッカーマンとグリマー



①マーヴェル…第1地区の男子プレイヤー。冷酷無比で危険な戦闘技術を備えている。得意な武器は槍で、身長
190cm、年齢不明。

②グリマー…同じく女子プレイヤー。彼女もマーヴェルと同様のプロフェッショナルである。

目立つ風貌で、ゲーム開始前のシーザー・フリッカーマンによるテレビ・インタビューでもキャピトルの住人たちの注目を惹いた。(上の画像)身長170cm、年齢不明。


<第2地区のキャラ>
第2地区は宝石採取と防衛を担当しており、今回だけでなく、第1地区のプレイヤーと共同戦線を組み(下の画像。向かって左から④・③・①・②の順)、まず他地区の
プレイヤーを倒した後、両地区のどちらかから優勝者が出ることが多いようだ。



CinemaNavi21-第1地区と第2地区のプレイヤーたち1



③ケイトー(アレクサンダー・ルドヴィグ)…第2地区の男子プレイヤー。今回の第1地区との連合チームのリーダー格を務め、下馬評では優勝候補と目されていた。実際、最後まで勝ち抜く。
ゲームに勝つためなら、どんな残酷な行為も躊躇わない最恐のプレイヤーである。得意な武器は剣と鉈であり、16歳だが、身長188cmもある。
演じるアレクサンダー・ルドヴィグは、私は未見だが、「ウィッチマウンテン/地図から消された山」(2009年)で「ソウル・サーファー」のアナソフィア・ロブと共に主役の1人を務めた。


④クローヴ(イザベル・ファーマン)…第2地区の女子プレイヤーだが、③と同様、最も手強い存在。投げナイフが得意で、身長162cmと小柄で年齢不明。
演じるイザベル・ファーマンは、出演作はまだ少ないが、ホラー映画「エスター」(2009年)でタイトル・ロールを務めたことで広く知られている。


<第5地区のキャラ>
第5地区は、科学・研究を担当する。そのせいか、⑤は頭脳派のプレイヤーだ。
⑤フォックスフェイス…第5地区の女子プレイヤー。第3地区から第10地区までのプレイヤーたちがゲーム開始直後から次々と死んでいく中で、腕力よりも頭脳で勝負する彼女は、狡賢く機敏に立ち回り、後半まで生き延びるが、最後にそれが災いする。


<第11地区のキャラ>
第11地区は、農業を担当し、第12地区とともに貧困地区として位置づけられる。第12地区と同様、この地区のプレイヤーたちもゲーム参加までは生活に追われ、戦闘技術の訓練は受けていない。映画では、⑦も⑧も黒人という設定である。

⑥スレッシュ…第11地区の男子プレイヤー。恵まれた体格で地道に生き残る。最年少の⑦のことを気に掛けているほか、同じ貧困地区出身のカットニスにも敵意を抱いていない。岩を武器とし、身長は183cm。


⑦ルー(アマンドラ・スターンバーグ下の画像)…第11地区の女子プレイヤー。今回の参加者の中で最年少であり、妹と同じ歳の彼女にカットニスは強い親近感を抱く。(この点の描写が映画では不足していると感じた。)

彼女の方も、木の上で休むカットニスを助け、トラッカージャッカー(殺人パチ)の巣で攻撃するように教える。小柄な体を生かしたすばしこさで後半まで生き延びる。
だが、テレビ中継で彼女の非業の死を目の当たりにした第11地区の住民たちは、怒りで立ち上がる
得意な武器はスリングショットで、身長142cm、12歳。



CinemaNavi21-ルー


【キャピトルのキャラ】
⑧スノー大統領
(ドナルド・サザーランド下の画像)…パネムを支配する大統領。一見、穏やかな風貌だが、ハンガーゲームを国家の体制維持装置として巧みに使う独裁者である。
それだけにゲームの運用に関するミスを許さず、国家を揺るがす恐れがあるカットニスが勝利する原因を生み出した⑨を自殺に追い込む
続編においても、キーパーソンの1人として彼の言動には注意が必要だ。
演じるドナルド・サザーランドは50年近いキャリアを誇るベテラン俳優だが、今や息子のキーファーの方が有名なスターになった。



CinemaNavi21-スノー大統領


⑨セネカ・クレーン(ウェス・ベントリー下の画像)…第74回ハンガーゲームのゲームメイカー。原作ではゲームオーガナイザーと呼ばれ、個人名は出て来ない。(追記:原作シリーズの第2部の冒頭、スノー大統領は、カットニスの新しい住まいを突然訪れ、「チーフ・ゲーム・オーガナイザーのセネカ・クレインがもう少し利口だったなら…」とセネカの名前を口にし、彼がゲーム進行のミスの責任を問われて処刑されたことを示唆した。(文庫版・第2部・上巻32P))

キャピトルの住人たちがゲームをより面白く楽しめることができるよう、人工的に火事を起こしたり、原作ではミュットと呼ばれる猛獣をホログラムで作り出し、闘技場に送り込んだりする。
ルールに違反したプレイヤーを事故死を装って殺す場合もあるなど、ゲームの展開をコントロールすることができる。したがって、カットニスにとって最大の敵は、③ではなく⑨ということになる。
だが、従来、殺し合いだけを競うゲームであったものを今回、キャピトルの住民の歓心を買うため、悲劇のカップルとしてカットニスとビータを仕立てようとした戦術が、カットニスの智謀により裏目となる。
既に紹介したように、続編では別のゲームメイカーが登場することになる。
演じるウェス・ベントリーは、アカデミー賞作品賞を獲得した「アメリカン・ビューティー」(1999年)で大注目されたが、急死したヒース・レジャーとの共演作「サハラに舞う羽根」(2002年)以降はメジャー作品での主要な役からは遠ざかっていた。
そのせいだと思うが、久々に本作で重要な役を獲得したにも拘わらず、オープニング・クレジットでのキャスト表示は格下の扱いとなっている。



CinemaNavi21-スノー大統領とセネカ


⑩シーザー・フリッカー(スタンリー・トゥッチ下の画像)…ハンガーゲームのテレビ中継の公式司会者としてゲームの中継の他、プレイヤーに対する個別インタビューやゲームメイカーとの対談など、映画の冒頭から最後まで活躍するなど、出番は多い。
演じるスタンリー・トゥッチは、近年、様々な映画で異なる印象の役を演じ分けるカメレオン俳優であり、得難い存在となっている。

原作のイメージに合わせたヘアスタイルなどの面でも観客にアピールすることから、役得感のあるキャスティングと言えよう。



CinemaNavi21-シーザー・フリッカーマン


⑪シナ(レニー・クラヴィッツ下の画像)…ハンガーゲームではプレイヤー1人ずつに専属のスタイリストが付けられるが、彼はカットニスの担当となる。

キャピトルの出身者だが、カットニスの一番の理解者であり、ゲームの開会式の演出から彼女の評価を高めるための衣装や演出を工夫し、大成功を収める。
カットニスのスタッフとしては、スタイリス以外にも体の手入れをする美容担当などが配属されるし、ビータには別のスタイリスが付くが、映画では無視されたような扱いになっている。
演じるレニー・クラヴィッツは、言うまでもなく世界的な人気を誇るグラミー賞受賞のロック・ボーカリストであるが、映画にもしばしば出演している。中でも、今回のシナ役は、非常に印象的かつ魅力的である。

なお、日本映画との関係では、ヒット・シリーズ「DEATH NOTE デスノート」のスピンオフ作品「L change the WorLd」(2008年)の主題歌をクラヴィッツが歌って話題となったこと(シングルCDを買いました!)を書く加えておく必要がある。



CinemaNavi21-シナ


⑫エフィー・トリンケット(エリザベス・バンクス下の画像の左)…ハンガーゲームのプレイヤーの「刈入れの日」には各地区を担当するキャピトルのスタッフが現地に出掛け、抽選の札を引き、お召列車での召喚、準備段階のサポートなどを担当する。
エフィーは、第12地区出身のプレイヤーの付添人兼PR担当の女性だが、そのド派手なヘアスタイルと衣装のせいで、演じているのが本ブログで取り上げた「崖っぷちの男」の交渉人リディア・マーサー役のバンクスだとは、なかなか気づかなかった読者もいるではないか。
相棒となるヘイミッチの酒癖の悪さに悩まされ、カットニスに対しても口喧しい態度を見せるが、意外と情に脆く、憎めない一面も持つ。



CinemaNavi21-エフィー・トリンケットとカットニス


以上、前回と今回で解説した18人のキャラクターの設定などを理解しておけば、本作を理解する苦労がかなり低減されるが、予想どおり日本での興行は全米での大成功に比べると失敗に終わったと言ってよい。
元々、サバイバルゲーム物の映画が好きな日本の映画ファンに対して、その面でアピールしたことが却って作戦ミであったと私は思う。


次回、本作の舞台となるパネム国の由来・構成とハンガーゲームの仕組みの解説に移りたい。
あと2回で完結させる予定です。
下の画像は、本作のチラシのセカンド・バージョンの表面です。


to be continued



CinemaNavi21-ハンガーゲーム・チラシver.2表

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