劇場名:新文芸坐
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-43-5マルハン池袋ビル3F
最終訪問日:2010/1/29
朝の10時前、パチンコ店の行列と、風俗店の早朝割引目当ての列があちこちに出来ているいかがわしい通りの先に、新文芸坐はありました。
池袋には大学時代に何度もオールナイト上映を観に来た記憶があるので、一度くらいは旧文芸坐を訪れた事があるだろうと思って調べてみたら、なんと一度もありませんでした。
それにしても新文芸坐は素晴らしい。
2000年12月12日オープンとの事ですが、シートはゆったりとしていて背もたれはほぼ頭の付近まで。前の席の観客の頭は全く邪魔にならず。
この日座った座席はJ席。上映開始前はスクリーンが小さ目な感じがして少々前の方に座ったのですが、いざ始まると意外に大画面。目の良い方はこの位置あたりが最前線かと。
コーヒーが1杯通常200円のところ、朝一番の上映時間に限り150円に。しかもこのコーヒーがすこぶる味わい深く美味しかったです。
映画を愛する人に運営されているこの素晴らしい名画座に、映画好きがこぞって訪れているのかというと、私が訪れた金曜の朝の客層は決してそういう訳ではなさそうでした。お客の大半がシニア料金のお客様で、何だかご老人の憩いの場のような雰囲気です。劇場を支える貴重な収入源なのは間違いなさそう(笑)。
エンドロールが流れ始めた途端に席を立つおじいちゃんの多い事。昔はこんな感じが普通だったのに、今の(シネコンの)お客は最後のクレジットが流れ終えて、場内に明かりが点くまでほとんど立つ事がない。映画を観るマナーも良くなったもんだと改めて思いました。この点については「若者を見習え!」と誰かに一喝して欲しいものです(笑)
飯田橋のギンレイホール も早いとこ立て直すべきだと、つくづく思いました。