5月9日は、あめつちのとりで、
繪の葉 ヴィオさんの「ミュシャ展を、もっともっと!楽しみましょう」
に参加しました。
現在、国立新美術館で開催されている
Alfons Mucha ミュシャ展
連日、大盛況だそうです。
私はミュシャのポスター画が美しくて素敵だなぁと思っていましたが、先日NHKで「スラヴ叙事詩」の特集を観て、胸を打たれました。
あの「スラヴ叙事詩」の一枚を最初に見たとき、言葉にはならないけれど、すべてがドーン!と、私の中に入って来たような感覚でした。
ミュシャの生い立ち、こどもの頃の落書き、
若き日のミュシャの挫折や、幾つもの転機、
出会った人々、影響を受けたであろう仕事や同じ時代を生きた画家達の事など、お話しは多岐にわたり、どれも興味深いものでした。
この中で、私が印象に残ったのは、
ポスター画の、文字のひとつ、モチーフの一つ一つへの細部に至るまでの描き込み方。
画面の中の人物の、生きているそのままを表すようなところです。
ただ美しいだけでなく、そのテーマを様々な表現法方で描き、そこには祖国への愛情が垣間見られる。
その祖国への愛情には、幸せに過ごした少年時代が影響しているのだろうなと、思いを馳せてしまいました。
もうひとつ印象的だったのは、
やはり「スラヴ叙事詩」です。
一枚一枚の絵に込められたミュシャの想いの解釈、描き方、そして何枚もの絵の時代背景とストーリー。
スラヴ民族のこと、土地柄、そしてミュシャの言葉。
本当に素晴らしいお話しをしてくださいました。
私はこの講座で、ミュシャという画家であり、
家族を愛するスラヴ民族の一人の生涯と深い想いを知りました。
美術館で絵の前に立ったとき、泣いてしまうかもしれない。
私は美術の講座は初めて参加でしたが、
絵を通して、すごくたくさんの事を感じることができるんだなぁと思いました。
そしてそれは、月並みな言葉になってしまうけれど、心を豊かにしてくれるんだなぁって、思いました。
ミュシャ展、ゆっくりと時間をとって行ってきます。
ヴィオさんと、ご一緒させていただいみなさま
ありがとうございました❤