総長の首 | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。


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「総長の首」という映画があります。

中島貞夫監督。菅原文太、鶴田浩二他、東映オールスターです。


タイトルと中身は相当違うような感じでしたが、あんまり面白くありません。

私、基本的にヤクザ映画は嫌いなので。




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じゃあ何でまた「総長の首」なんだよ?

と言いますと.......

例の 山口組の分裂問題。

実話系雑誌や「アサヒ芸能」あたりが水を得た魚みたいにある事ない事、書き飛ばしてますが、

いったいどの情報が正しいのか、そんなモンは知りません。

ホントの事を喋ってるとも思えないですからね、ヤクザなんて。



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そんな中で、何カ月か前の「週刊新潮」に、六代目山口組の某幹部(?)のインタビューが掲載されてまして、こういう取材があまり得意でなさそうな「週刊新潮」にしては中々興味深い内容でした。


喋ってるのは匿名で、もちろん司の親分自身ではありません。


何を言うたはるのかと言うと、

今回の分裂はおかしいと。

かつての山一戦争=山口組と一和会の抗争の時も組が割れましたが、あの時に出て行った人たちは

「新しい親分の盃は呑めない」として出て行きました。

ところが、今回の分裂で出て行った人たちは皆、現六代目の盃を呑んでいます。

親が黒いカラスを「白」だと言ったら「白」で通るヤクザの世界、これはダメだと言うんですね。

組に言いたい事があるなら言えばいいんじゃないかと。


確かに 正論です。

一和会と違って、今回のは分裂じゃない?


それから、

マスコミは抗争が起きるとか巻き添えの市民がとか言いますが、かつてと違って今は暴対法のおかげで、下っ端がガラス1枚割っても親分まで逮捕される。抗争なんてあり得ないと。

(あるとすれば枝葉の枝葉でしょう)



そう言われれば。

その通りなのかもしれません。


あ、私はヤクザの世界のルールなんてよく知りませんからね。

ヤクザ映画だけじゃなくて、ヤクザは大嫌いなので。



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さて、これは「ダイナマイトどんどん」という映画です。

岡本喜八監督作品。

同じく菅原文太が主演してますが、この映画は、ヤクザの組同士の抗争を何とか止めさせようとした警察が、

「野球で勝負しろよ!」

と提案、組同士が縄張りを賭けて野球の試合をするという話。


何せヤクザですから、クリーンな試合をするわけありません。

ほとんどプロレスで(笑)


バカバカしいんですが、何も考えないで見ると、これが結構面白い。



かつての山一戦争の時は、「甲子園球場で騎馬戦でもやれ」とか言う声もあったんですよ。

山口組と神戸山口組も、この映画みたいに野球でもやって......

終わらないだろうねえ........