前回は直接立会い方式でその場で数量計って精算・妥結まで行いましたが、
かなり見落としがあったことや、対面による親近感から、貸主(私)側にかなり不利な精算となってしまいました。
そのことの反省を踏まえて、今回は直接会わない形で精算をしてみることにしましたが、
精算がルーチン化していないと、破・汚損の見落としが多いので、
不慣れなパイロットである私としてはやり易い。
が、精算額の妥結までにはかなり長い道のりがかかりそうです。
基本的に綺麗に使ってもらっていれば少々のことで請求することはありませんが、
かなり汚く汚れている場合はお互いに不幸になります。
「お願いだから日常的に掃除をしてください。」
ファミリーなんかでまともに原状回復費用を借主に請求すると結構な額になりますから、
それこそ敷金3ヶ月分いただくという大手のやり方は全く正当。
敷金からの相殺でなければ差額を振り込んでくれるかは未知数なのです。
しかし敷金1ヶ月分というクリーニング代程度の金額だと、
相殺できるわけでもなく、
そこはもう、一か八かの世界です。
話はちょっと変わりますが言いたい。
なんのリスクもない仲介会社が貸主の承諾なしに契約書を作るのは良くない。
多くの契約書は既に形骸である。
契約書は貸主が作るべきなのである。
さて、そんなこんなで原状回復リフォームと言っても、
+アルファしていかないと時代に取り残されるので、
古いファミリー物件だと1部屋25万円くらいかかってしまいます。
単身だと10万円くらいでしょう。
綺麗な部屋なら、掃除してほぼそのまま募集できるので無視できるくらいの費用になります。
だから言いたい。
「お願いだから日常的に掃除をしてください。」
水回りは新品にすることが多いのですが、
費用は安いので費用対効果は高いですね、さすが水回り。
やっぱり鏡が大きい方が風呂は綺麗に見えます。
単身の部屋なら1日で終わるのに、
ファミリーは細々と3.4日はかかります。
戸建はもっとかかります。
頑張りましょう、大家さんたち。