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 私たちは車を下り、徒歩で激戦区に近寄りました。

 血の匂いが鼻をつきます。
 30mほど先です。
 昼間、ゾンビ化している私の感覚は人間の血に対して極端に敏感なのです。少しずつ自分の身体の特徴がわかって参りました。

 死んだ人間の血の匂いと生きた人間が流している血の匂いがはっきりとこの距離からでも認識できます。
 死体は6。負傷者は3.
 この数字には確信が持てます。

 斥候役の3人の兵士が戻ってきて、私が予想した数同様の報告をいたしました。
 私は心の中でほくそ笑んで頷きます。

 と、目前に大きな影。

 自動車ほどの大きさをもつその獣は「アムール虎」でございました。

 全身に浴びた銃創から血を流しております。

 しかし、その表情からは闘志は消えておりません。

 足元には引きずってきた兵士が首や背中から流血しながら倒れております。

 「獣使いが近くにいる???探し出せ。そっちを始末したほうが早い。」
陸奥がそう指示をナイキ air max
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下すと、兵士3名が足音をたてずにその場から消えます。
 「それで、目先の脅威にはどう対処するつもりじゃ?こっちにはもう戦力が残っておらんぞ。」
大久保翁があくびでもしそうなほどのんびりとした口調で言います。
 陸奥は懐からリボルバーの銃を取り出し、
「俺がやる。多勢に無勢は無粋だろ。戦士と戦士のさしの勝負だ。」
大久保翁が鼻で笑って、
「フン。今度はトラとゴリラの戦いか。」

 生きのいい負傷者の匂いがして
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