く思っているからこそ。
「どっちも駄目だったけれどこれからはね」
「どっちも出来る様になって」
「今日も帰ったら走ってそれで勉強するよ」
「本当に頑張ってるのね」
「大体勉強も八時から十二時までやってるんだ」
勉強時間のことをだ。希望は話したのだった。
「友井君から教えてもらった参考書買ってそれを何度も読んで問題解いて」
「何度もなの」
「教科書のと合わせてね。勉強は何度も読んで問題解いてるとわかるからって」
真人に言われたことをだ。希望はそのまま言った。
「そうなんだ。何度もしてるとわかるって」
「努力したらなの」
「一度勉強してわからなくてもね」
最初はそうであってもだというのだ。
「それでもね」
「何度も何度もしたら」
「わかるからって」
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は話していく。千春に対して。
「だから僕はそうしているんだ」
「じゃあ希望はお勉強も」
「出来る様になるよ」
確信していた。今の希望は。
「絶対にね。それにね」
「それに?」
「身体を動かした後でかえって勉強はかどるよね」
このことはにこにことして言ったのだった。
「何もしないよりもね」
「ストレス発散されるからよね」
「そうだよね。すっきりするから」
「うん。じゃあ希望はね」
「これからもそうしてだよね」
「うん。身体を動かしてね」
そうしてからだと。千春も笑顔で希望に述べる。
「お勉強したらね」
「いいよね」
「お勉強の仕方も色々だけれど」
「僕って身体を動かしてストレスを発散させるタイプだったん