ミツバチ気まぐれ日記487_後継者対象トラクター講習 | 若葉マーク農園長のブログ

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シニア世代の自称「花咲か爺さん」が挑戦する新アグリビジネス「農蜂業」奮闘記

 このほど「農蜂業」後継を決意した息子。1年間の有機農業実習のため3月末には家を離れることになる。


 農家の息子といえども,昨今農作業をまともにしたことがない。我が家の息子も同様である。これまで農作業をするものの,所詮手伝い程度だったので,トラクターの操作経験も皆無である。


 折しも,前日妻から「圃場20aの播種レンゲがほとんど見当たらない。レンゲは諦めてて耕した方が良い。」との進言を受けた。昨年10月播種のレンゲだが,昨秋の台風豪雨冠水後生育が芳しくなかったものだ。3月の声と共に,例年にようにはびこる雑草に代わってレンゲが勢力を拡げてくれるものと信じていただけに,少しばかり落胆していた。


 そこで,この矩形圃場20aを使っての息子対象トラクター講習をすることにした。道路走行教えをそこそこに圃場まで息子に運転させた。圃場への安全な坂道出入方法,耕運の仕方やコツ等のノウハウ,圃場隅に盛り上がる耕運土の処理方法等を教えた。こんなことならもっと以前から教えておけば良かったのにと反省する。この4月より有機のがっこうに入学する息子だが,農機もまともに使えないとあっては情けない。息子によれば,入学生唯一の農家出身らしい。今日の講習で少しは恥をかかなくて済むことだろう。


 息子の運転するトラクター横を歩いていると,はびこる雑草の中ではレンゲがそこそこ生育しているではないか。せっかくの生育レンゲがもったいない。圃場5a耕運で,トラクタ講習は切り上げることにした。


 未耕運圃場がまともなレンゲ圃場になることは期待薄だ。それにしても,この圃場は2年連続豪雨冠水被害のためレンゲ生育が良くない。これも等異常気象の影響だろう。3年前の満開のレンゲ畑写真を眺めては,持続的栽培の難しさを痛感している。


満開のレンゲ畑(徳島市北田宮4丁目 圃場20a 2012年4月17日) 

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