一年中使うタオルですけど、汗をかく夏は特に必要なアイテムですよね。

 

ひとつ前のブログで、タオルの話を書きました。今回はその続きです。

 

手洗いの後、汗拭きの後の「拭く」ということのために、もともと日本人になじみが深いのは晒でできた手ぬぐいでした。

昔、お殿様と言われるくらいの地位にいた方々は、入浴後 晒でできた浴衣を何枚も、着ては脱ぎを繰り返して、浴後の水分や汗を吸い取ってから、寝間着に着替えたという話を聞いたことがあります。

 

晒の吸水力って、1枚の手ぬぐいではたかが知れてますものね・・・

お殿様の財力があったからの贅沢ともいえるのでしょうねぇ。。。

 

タオルというものが、一般的になったのは明治時代の終わりころで、そのころには織機の開発もずいぶんと進んできたそうです。

 

【タオル生産の世界一は今治】

タオルが最初に日本に伝来したのは明治5年。生産が始まったのは大阪が最初で、明治20年ごろだそうです。

今や、「今治タオル」って知らない人がいないほど有名になりましたよね。

それまで大阪や三重でのタオル生産が国内で1.2を争っていましたが、1960年にはほかの生産地を追い越して国内で1位。そしてその後もずっとそれを維持してきました。

生産量と品質向上のためのたゆまぬ努力の結果なんでしょうけど。凄いね今治!!

 

今治タオルっていうのは、「ブランド名」なんです。

地域団体商標(ブランド認定商標)というものがあって、その認定を受けたメーカーだけがタグなどに、このマークをつけることができます。

タオルの原材料である綿花は、国内では栽培収穫ができない(需要に追い付かない)ので、輸入に頼っていますが、そこから先が国内での製造です。

今治を中心とし 愛媛には、糸を撚る工場、晒し(精練漂白)・染色・糊つけ・後加工(糊抜き等)、縫製など、原糸の紡績を除くタオル生産工程の各工場が集積しており、その数は200以上だそうです。

また、愛媛は軟水に恵まれていて、肌触りの良いタオル地に仕上げることができる。

 

それと、これは以前 業者の方から聞いた話ですが、5秒ルールっていうのがあって、織り上げたタオル地を小さく基準の大きさ(1センチ角くらいなのかな?)に切り、水の表面に浮かべた時、5秒以内で水分を吸収し沈んでいくかどうかというチェック項目があるそうです。

 

 

実はChouetteで販売しているタオル類は、今治産のタオルです。

タオルについている小さなタグには、このマークがあるんですよ。

実際に自分でも使います。お客さんにちゃんと自信を持ってお勧めしたいから。。。

海外産でももちろん良いものはありますけど、せっかく日本には誇るべきものがあるのだから、国内産タオル使ってくださいねぇ(笑)

 

洗濯したバスタオルがあまりにカッチカチになり、タオルのことを調べていたら、こんなお話になりました。(笑)