2011-08-19 13:45:16

法人成りしたら、消費税はどうなるの?  ~消費税集中講義 第8回~

テーマ:├ 消費税
◆法人成りしたら、消費税はどうなるの?
 消費税集中講義 第8回

集中講義を第1回から読む。


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「このシリーズ、結局いつまで続くんですか?」

福島「あ、今回でおしまいです」

サキ「最初に全部で何回か考えなかったんですか?」

福島「考えてはいたけど、途中で増えたり減ったりするかもしれなかったから…」

サキ「そんな先生の行き当たりばったりシリーズ、最後のテーマは?」


福島「最後のテーマは法人成りです」

サキ「法人成りってなんですか?」

福島「法人成りっていうのは、個人事業をやってる人が、同じ事業をする会社を作ることです」

サキ「その場合に消費税の問題がでるんですか?」

福島「非常に大きなポイントがあります。具体例を見てみましょう」


・個人事業者として、2010年と2011年の売上が1000万円を超えている
・2012年1月から、法人成りした(資本金100万円)


福島「この場合の2012年の消費税は、申告義務があるかないか?」

サキ「うーん。ある!」

福島「いいえ、ありません」

川`・д・リ 「えええっ!? 何でですか?」

福島「個人と法人は別モノだからです」

サキ「ということは、この例のタイミングで法人成りしたら、消費税を払わずに済むんですね?」

福島「そうです。これは法人成りのメリットの一つですね」


サキ「ところで、例の最後にわざわざ資本金100万円って書いてあるのは、意味あるんですか?」

福島「資本金1000万円以上の会社は、1年目から強制的に消費税の申告義務があるんです」

サキ「じゃあ、消費税のことを考えたら、資本金は1000万円より少ないほうがいいですね」

福島「消費税だけで考えたらそうですね。ただし、資本金には他にも意味があるので、総合的に状況判断は必要ですけど」


サキ「このシリーズは、今までとずいぶん違う話をしてきましたね」

福島「そうですね。今後も、このブログは話の幅を広げていこうと思います」

サキ「それでは、夏休み集中講義はこれでおしまいです」

福島「あれ?いつから夏休みって名義になったんだ?」

川´・_・`リ 「季節っぽさを出すってことで」



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2011-08-18 10:40:16

わざと消費税の申告をしたほうが良いケース  ~消費税集中講義 第7回~

テーマ:├ 消費税
◆わざと消費税の申告をしたほうが良いケース
 消費税集中講義 第7回

集中講義を第1回から読む。


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「消費税がマイナスになるってことはあるんですか?」

福島「一番わかり易いのは、設備投資のケースですね」

サキ「なんかバーンと建物を立てるとか?」

福島「例えば売上2100万円の事業で、5250万円の建物を立てるとか」

川´・_・`リ 「100万円 - 250万円 = -150万円 あ、マイナスだ」

福島「この場合は、消費税が戻ってきます」

サキ「そういえば、減価償却は関係ないんですか?」

福島「消費税の世界では、減価償却は忘れていいです」


サキ「このケースって、売上が1000万円以下だったらどうするんですか?」

福島「わざと消費税の申告をして、税金を返してもらうこともできますよ」

サキ「おー!合法的に税金を取り返せる!」

福島「そうです。ただし、その年の前年に『必ず消費税を申告します』と宣言しないといけません」

サキ「2011年に建物を立てるなら、2010年のうちに宣言しないといけないんですね」

福島「その通りです。だから、消費税の対策は早め早めにやらないといけません」

サキ「建物を立ててからでは遅いんですね」


福島「あと、このケースはもう1つ注意点があります」

川´・_・`リ 「あ、なんか嫌な予感…」

福島「サキちゃん、するどい!」

サキ「やっぱり…」

福島「『必ず消費税を申告します』と宣言したら、2年間は必ず続けないといけません」

サキ「ある年に税金を返してもらっても、次の年は支払うことになるかもしれませんね」

福島「具体例でいきましょう」


・売上は毎年1000万円以下とする
・2011年に設備投資→消費税がマイナスになるから返してもらいたい

この場合
・2010年のうちに『2011年以降必ず消費税を申告します』と宣言
・2011年は消費税が帰ってくる
・2012年も必ず消費税を申告
 →基本的には消費税を支払うことになる
・2012年のうちに『2013年からは消費税の申告をやめます』と宣言

 ※設備投資が100万円以上の場合は、2013年まで消費税を申告

  早くても2014年からでないと、申告をやめられない




サキ「うわっ、面倒くさい!」

福島「はい。私のような専門家でも面倒です」

サキ「でも場合によっては何百万という消費税が動くんですね」

福島「とにかく消費税は金額が大きいから、気を付けないといけません」

サキ「はい!」





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2011-08-17 08:15:04

消費税の計算方法は原則と簡易、どっちが得ですか?  ~消費税集中講義 第6回~

テーマ:├ 消費税
◆消費税の計算方法は原則と簡易、どっちが得ですか?
 消費税集中講義 第6回

集中講義を第1回から読む。


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「消費税の計算方法が2つあることは分かりました」

福島「原則(第2回、第3回)と簡易課税(第4回、第5回)ですね」

サキ「どっちを選ぶかで損得はあるんですか?」

福島「ありますよー。例えば、私みたいなサービス業の場合で説明しますね」

サキ「はい」

福島「一般に、サービス業の経費といえば、人件費がメインです」

サキ「仕入がない分、社員の給料の割合が高いんですね」

福島「そうです。場合によっては、経費の7割が人件費ってところもあるかもしれません」

サキ「はい」

福島「この場合、簡易課税を選んだほうが得です」

サキ「どうしてですか?」

福島「サービス業の場合、簡易課税なら、売上でもらった消費税の50%をマイナスできます」

サキ「でも原則だと消費税を払わない人件費が70%あるから、最大でも30%しかマイナスできないんですね」

福島「そういうことです。仮に売上の消費税が100万円なら、払う消費税が簡易なら50万円、原則なら最低70万円です」

サキ「20万円も変わるんですね!」

福島「だから、前の年にしっかりシミュレーションして、消費税の計算方法は選ばないといけないんです」


サキ「逆に原則の方が有利なケースもあるんですか?」

福島「例えば、さっきの例で、人件費ではなくて外注費だったらどうでしょう?」

サキ「自分で社員を雇わずに、外部の専門家にやってもらうってケースですね」

福島「はい。外注費ってのは相手が事業主なので、消費税を払います。」

サキ「ということは、外注費70%だったら、ほとんど消費税を払う取引になりますね」

福島「そうです。だから、簡易の50%より実際の支払のほうが、マイナス出来る消費税が多いのです。つまり、原則の方が得なんです」

サキ「売上の消費税からマイナスできる消費税が多いと、自分の税金は減るんですね」

福島「そういうことです」



サキ「うーん。なんか、消費税って奥が深いですね」

福島「そうなんです。書類1枚で数十万円の税金が変わりますからね」



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2011-08-16 08:28:43

簡易課税は制限があります。  ~消費税集中講義 第5回~

テーマ:├ 消費税
◆簡易課税は制限があります。
 消費税集中講義 第5回

集中講義を第1回から読む。


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「なんでこの時期に消費税の集中講義なんですか?」

福島「それは、まあ、消費税について聞かれたときに、注意点がいっぱいあるから、まとめて記事にしておこうと思ったからですよ」

サキ「決してネタがないから書いとけってわけじゃないんですね」

福島「そういうこと言わないの! 今日もバリバリやりますよ」

サキ「はい!」


福島「さて、今日は簡易課税の注意点です」

サキ「前回の記事の通り、消費税の簡易課税は計算がカンタン だけど、注意点があるんですよね」

福島「そうです。まず一つ目は、年が始まる前に『簡易課税をやります』って宣言する必要があることです」

サキ「青色申告より厳しいんですね」

福島「具体例でいきましょうか」


・2010年の売上が1000万円を超えている
・この場合は、2012年に消費税がかかる
・2012年の消費税を簡易課税で計算したい



福島「こういう時は、2011年のうちに『簡易課税をやります』って言わないといけないのです」

サキ「なるほど。気をつけないといけませんね」


福島「二つ目は、一昨年の売上が5千万円を超えていると、簡易課税はできないということです」

サキ「やりますって言っててもダメなんですね」

福島「そうです。簡易課税は、あくまで売上が比較的少ない事業者への特例なのです」


サキ「他にも注意点はありますか」

福島「はい、三つ目にいきますね。一度簡易課税を選んだら、2年間はやめられません」

サキ「上にあげた例だと、2012年と2013年は絶対簡易課税なんですね。

福島「ちなみに例外は、2011年の売上が5千万円を超えるか、1千万円以下になるか、ですね。この場合の2013年は簡易課税にはなりません」

サキ「5千万円を超えたら強制的に原則計算になるし、1千万円以下なら、そもそも消費税が関係なくなるからですか?」

福島「その通り!分かってきたねー」

川´・_・`リ 「やった! でも先生。なんでわざわざ2年間続けさせるんですか?」

福島「それはね。税金を安くするために計算方法をいじらせたくないからです」

サキ「そっか。あくまで簡易課税は小さな事業主の負担を減らすためのものですからね」

福島「次回は、計算方法と税金の関係についてお話します」



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2011-08-15 12:23:36

消費税の計算方法は2通りあります。  ~消費税集中講義 第4回~

テーマ:├ 消費税
◆消費税の計算方法は2通りあります。
 消費税集中講義 第4回

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税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「これまでサラっと消費税の計算方法を話してきましたよね」

福島「そうですね。もう3回終わりましたからね」

サキ「でも、実は計算ってムチャクチャ面倒じゃないですか?」

福島「面倒ですよー」

サキ「特に会計ソフトを使ってなかったら、経費の消費税を計算するのが面倒そうです」

福島「いいところに気づきましたね。今日は 【経費の】 消費税を計算しなくて良い方法を紹介します」

サキ「やった!」


福島「今日のお話は、簡易課税制度というものです」

サキ「簡易っていうだけあって、簡単なんですか?」

福島「はい。一言で言えば、売上の消費税をもとに、経費の消費税を計算しよう、というものです」

サキ「え?実際の経費は無視するんですか!?」

福島「その通りです。具体例で説明しましょう」


・売上2100万円(消費税込)
・仕入など各種経費 1,530万円
 (消費税を払っているものと払っていないものが混ざっている)
・小売業を営んでいる

この場合の消費税の計算方法
1)売上に関する消費税 100万円

2)仕入などに関する消費税
  100万円 × 80% = 80万円

3)実際に納める消費税
  100万円 - 80万円 = 20万円




サキ「2番の80%ってのはどこから出てきたんですか?」

福島「それは、業種によって決まっているんです」

サキ「仕入などで実際に払った消費税は一切関係ないんですね」

福島「ないです。2番のとおり、計算で求めます」

サキ「割合って業種によって違うんですよね」

福島「具体的には、こんな感じです」


卸売業:90%
小売業:80%
製造業:70%
飲食店業:60%
サービス業:50%

サキ「ということは、自分の業種が何%かってところが重要なんですね」

福島「はい。詳しくはコチラをごらん下さい」

サキ「簡易課税ってカンタンだからいいですね」

福島「そうですね。でも、簡易課税が万能というわけでも無いんですよ」

サキ「え、そうなんですか?」

福島「次回とその次は、簡易課税の注意点についてお話します」



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