SSTをしなくて良かったと思うのは… | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

チョロちゃんが自閉っ子だとわかった時、

自閉症の人は大抵 視覚優位だから

紙に書いて(絵や文字で)視覚的に示した方がインプットされ易い。

顔の表情や雰囲気で場の空気が読めない…と本でも勉強会でも

何度も言われました。

 

視覚的な支援はそれなりに効果があって、口で何度も注意するよりも

「お口チャック(閉じて)」と書いた紙を見せた方がおしゃべりが止まる。

 

(だけど、人の顔色や態度、声の調子などで場の空気を感じ取るのは

意外とできている子だと思います。)

 

その後に言われたのがSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)

これもたくさん本が出ていて、診断当時や小学低学年頃までは、

何冊か本も読んだのだけれど、今一つピンと来なくて?という感じ。

 

わたしの中では、チョロちゃんが自閉っ子だから、

場面に応じた行動を自分で考えて臨機応変にするのが苦手。

とは思えなくて(小さい時から)好奇心旺盛・自立心が強い・

たくましい。という感じで捉えていました。

 

割と自分で考えて行動するタイプだったので、

細かく場面に分けてマニュアル化して教えるのは

向いていないと思えたのです。

 

最近特に感じるのですが大切なのは、その子の合っているか?

その子に必要か?という事なのだと思うのですが、

偉い先生が言って(書いて)いるから◯◯する。

ということが多くて親自身が考えることなく流されてそうする。

…というパターンに人間になっているのではないでしょうか?

 

親が本来持ち合わせている野生の勘で、取捨選択しないで、

丸呑みにしてそのまま我が子にスライド。

 

これでは、親子ともに自主性が育ちません。

 

SSTをしなかったお陰で、チョロちゃんは自分で考えて

何とかしようとする子になりました。

 

状況に応じて判断するし、臨機応変な行動もできる様になって

社会に出たら必要になるスキルが身について来ました。

 

どんな事にも人それぞれの感じ方、捉え方があるので、

1+1=2の様に答えが決まっていないのです。

同じ人でも、状況によって答えは変わってくるでしょうし、

そもそも人の行動をマニュアル化して覚えさせるなんて

ナンセンスですね。

 

そう考えるとSSTをしなくて良かったと思っています。

 

 

 

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