「自閉症の子を持って」 新潮社 初版2005年5月20日
著者は、武部 隆 さん
武部さんは、時事通信社に勤務する新聞記者。
息子さんが2歳半検診の時に専門医を紹介してもらい、
広汎性発達障害と診断されました。
広汎性発達障害の中の重篤な症状を自閉症と定義し、
軽度なので自閉症ではなく、自閉傾向も強くない。
とドクターに言われ、『適切な訓練』を受ければ、
就学児には他の子と変わらないレベルに発達する
可能性が十分にあると思う…ので訓練所に通う様に
勧められました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2005年当時は、こういう解釈だったのですね?
チョロちゃんが診断されたのは2008年。
診断名は広汎性発達障害=自閉症スペクトラム
こういう説明でした。
武部さんの息子さんは「軽度」で、重度の子と比べて、
受けられる支援やサービスの枠が少なかったそうです。
発達障害者支援法ができて、2010年の終わり頃に、
知的な遅れがない発達障害児も支援の対象だと、
認められる様になりました。
それまで小学校に特別支援学級がある場合、
その殆どが知的障害児特別支援学級だけでした。
2011年4月に小学校に入学したチョロちゃん。
自閉症の特別支援学級新設が決まったのは、
入学式の僅か一月程前の2月下旬
支援先の質も内容も大きく違うのは、
11年前も今もそう変わっていない様です。
親に知識や支援先(者)を見抜く力がないと、
与えられた中で子どもの成長を促すしかありません。
そこら辺もあまり進歩がなのが残念です。
クリックお願いしますm(_ _)m
にほんブログ村 発達障がい児育児 ブログランキングへ