SKYLINE 50th ANNIVERSALY
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名車の名前を欲しいままにしているスカイライン。誕生から50年を迎えたそうで、東銀座の日産自動車本社ギャラリーと、銀座ギャラリーでイベントがあったので行ってきました。
今回の目玉は、この秋に発売される12代目のV36スカイラインクーペ。
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堂々の3.7リッターです。
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ただ、この11代目のV35スカイラインと非常に似た印象です。しいて言えば、全体に丸みを帯びて、ボディーが若干大きいか。フロントグリルの辺りはレクサスSCに似ている。
一台の車に長く乗る傾向のあるヨーロッパなどでは、新型車を出す時に旧型車のオーナーに配慮して旧型のイメージとあまり変らない傾向のデザインにするという手法がよく行われる。
今回のスカイラインも同じようなコンセプトなのかもしれないが、多分GTRは全く別物になるんだろなあと想像させる車体だ。
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では初代から順に見て行きましょう。
まずは、初代。この頃は1500CCなんですね。同時代(1957年)の国産車に比べると大柄な感じです。
展示されていた車輌は状態の良い物を動態保存しているものらしく、バンパーや給油口のキャップ等のメッキ部分に錆がでていた。
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二代目。
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後にスカイラインのシンボルになった、サーフラインらしきものの片鱗が見えます。
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三代目。
スカイライン神話を作った、ハコスカです。
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この三代目で、はっきりとサーフラインが登場します。
この車のリアバンパーには、ディーラーのシールと共に、神社の交通安全のお守りのシールが貼ってあります。この車をはじめ。今回展示された内数台は一般のオーナーから借りてきたものではないかと思われる形跡があります。
実はニッサンは、よくこういうこと(一般ユーザー車の展示)をやるんです。
数年前、新型Zが発表になった時も、銀座のシールームでターンテーブルの横においてあった白いS30は私の近所の人が所有していた車でした。
なぜ、こんなことをするのか、理由は良く判りませんが、以前のニッサンは、自社の車にさほど愛情を注がない傾向のある会社だったので(今はそんなことはないと思いますが)、発売した自社の車を保存していなかった、ということも考えられます。
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さて、四代目。ケンメリスカイラインです。
この車は、今でもオーナーが大事に街乗りに使っている感じがムンムンしてますね。
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4ドアのセダンもあったと思いますが、何と言ってもクーペのバックからのスタイルの良さが、この車のデザインの特徴です。
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五代目。
若い頃、会社の後輩が、まさにこの車のゴールドに乗っていましたが。それ以外に私の中で全く印象のない車です。
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六代目。
たしか、ポールニューマンをイメージキャラクターに採用し、ニューマンスカイラインなどと呼ばれていた。しかし、そのフロントマスクから”鉄仮面”という呼び名の方が広く広まっています。
長谷見選手の手によって、シルエットフォーミュラとしてレースに出ていましたが、もちろん中身はまったく別物のレーシングカーでした。
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七代目。
確か、リーボックスカイラインとして、ツーリングカーレースに出ていたような気がしますが、市販車としては殆ど記憶にありません。
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さて、やっとたどり着きました、8代目。
ご存知R32スカイラインです。頭上にニッサンのシンボルマークが掲げられるこのポジションは、主催者のニッサンの意識的なものだと思います。
これ以降10代目のR34までGTRが展示されていました。
ハコスカが神話を作ったならば、このR32は伝説を作った。数々のレースを総なめにし、またレースの世界に常識破りの四輪駆動を持ち込んだ、画期的な車だった。
今でもこのR32GTRを普段の”足”に使っているレース関係者は多い。
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9代目、R33。
スポーツタイプの車が成功すると、次期型はもう少し大きく、もう少し豪華に、こう少し値段を高く、と考えて失敗するという構図を絵に描いたような車。
豪華さはいいとして、ボディーの大きさが災いして、レースフィールドでは必ずしも成功しなかった。
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さて、10代目、R34。
レースフィールドにおいて見事に復活したGTRにして、最後のストレート6エンジン搭載車となった車。
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展示してあるのは、最終バージョンで1000台限定生産のMスペック・ニュル。初めて実物を見ました。
GTRはこのR34で一旦完成し、直6のRB26エンジンとともに終焉した、と言っても良いのではないでしょうか。
それだけに、次期GTRの開発は、先輩GTRのイメージを考慮しつつ、全く新しい車を作るという、かなり難しいプロジェクトになっていると思えるし、次期GTRの姿が、今後の日産自動車という会社の方向性を象徴するものになると思えるのだ。
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さて、先にも紹介した11代目スカイラインクーペ。
言うまでもなく、この11代目にはGTRのエンブレムは与えられなかった。
キクチさーん、元気ですかー。
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