ちょっと楽しみにしていた楽譜が店頭に並び始めた。
■上原ひろみ/プレイス・トゥ・ビー(YAMAHA)
これ、価格は少し高い(2571円+税)。しかしまあ、世の中には、こういう採譜をしてくださる音楽家がいらっしゃるのだ。何しろ音符の量の多い音楽である。この採譜作業を自分でやったのでは、めちゃくちゃ時間がかかるので、ありがたいことである。
上原ひろみさんの最新アルバムは初のピアノソロ作品集で、タイトルは「PLACE TO BE」。しかしこれ、僕としては、残念ながら期待ハズレである。やはり彼女のピアノソロと言えば「TOM AND JERRY SHOW」という名曲があったし、また「GREEN TEA FARM」のソロ版も良かった(両者とも既に採譜されたものが出版されている)。それらと比較した場合、今回のアルバムは夢中にはなれない。親しみやすいネタとして、パッヘルベル「カノン」のアレンジがあるが、これも最高とは言えない。それでもまあ、こういう楽譜が出ると、自分でも弾いてみるか、という気になる。特に遅い曲が狙い目。カプースチンほどには難しくないというのも、アマチュアには嬉しいところ。
また、PLACE TO BE、SOMEWHERE、SICILIAN BLUE、GREEN TEA FARMの4曲は、少し易しめのアレンジも収録されている。それからGREEN TEA FARMに関しては、アルバムでは矢野顕子さんが見事に歌っている歌曲版が収められている。またボーナススコアとして「TOM AND JERRY SHOW」も収録されている。少し残念なのは、「BERNE, BABY, BARNE!」だけが省略されていること。
上原ひろみさんには、これからも、ピアノソロだけのトラックをアルバムに含めて欲しいと願っている。