Mon, April 26, 2010
Goodbye,
テーマ:DAYSまずはじめに
今回のPOSTが最後になります。
なのでちょっと長くなります。
長文が苦手な方も、今回はどうか最後までお付き合い下さい。
知ってる人も多いと思いますが
先日のCHOKi x CHOKi Meeting 2010を以てキングを卒業しました。
在籍期間は9年。
3285日。
小学生だった子が中学を卒業するのと同じ期間。
9年前
自分はまだ専門学生で
上京して二年目の田舎者はすこしずつ、
コーヒーにミルクが混ざっていくのよりやや遅めのスピードで
東京に馴染もうとしていた。
そんなある日
表参道(GAP前)を歩いていると声をかけられた。
「すみませんCHOKi x CHOKiと言う雑誌なんですが、スナップを撮らせてもらってもいいですか?」
それがCHOKi x CHOKiとの出会い。
(余談ですが、惜しまれつつも取り壊された原宿GAP。
様々な出会いを生んだ原宿の象徴でありみんなの合い言葉「GAP前」。
その原宿=GAP前 というものを知らないニュージェネレーションたちがこれから増えてくるのかと思うと
しょうがないことだけど、寂しくなる。もう[GAP前集合]は出来なくなるのだから。)
こんなことを言っていいのかわからないけど、
今こそ【CHOKi x CHOKi】や【おしゃれキング】は世間で認知されているけど
その当時のCHOKi x CHOKiは地方都市の球団くらい至極マイナーで
もちろんコンビニにも置いてなくて
「雑誌のスナップ撮られたんだー」
「へーなんて雑誌?」
「CHOKi x CHOKiって雑誌」
「チョキチョキ....?知らないなー」
って流れがセオリーってくらい誰に話しても認知度が少なく、
ましてやコーナーのタイトルが
「おしゃれキング」
そんな一握りの恥ずかしさと雑誌に載る喜びを噛み締めながら日々を過ごしていた。
当時、読者モデルというのは女性誌に多く
今も現役バリバリで活躍中のZipperのパチパチズやCUTIEなどの面々が代名詞となっていて
ティーン向けの男性誌は今とは比べ物にならないくらい素人の露出が少なく、
スナップにちょこちょこ載るくらい。
そんな状態の中
読者に対し等身大でリアルな"イマ"のストリートのスタイルを魅せている人たち
それが おしゃれキング でした。
CHOKi x CHOKiが放つおしゃれキングという小さなスパイダーウェブは
2年後くらいには異例の、キングたちだけで構成された別冊本
通称「キング本」の第一弾が発売され
美容師ブームを巻起こし、時代とハングリーなキッズを味方につけたCHOKi x CHOKiとおしゃれキングは
みるみるうちに世間を取り込んでいきました。
(今じゃよくありますが、素人が雑誌の表紙を飾るなんてフツーは考えられないですよね。)
ちょうどその頃から
読者の投票で新キングを決める一種の総選挙「キング決定戦」なるものが誕生し
次々に高いポテンシャルを秘めたニューフェイスたちがキングに加わっていき
さらに層が厚くなったおしゃれキングはキング本第二弾・第三弾を発売。
某オークションサイトでは第一弾が定価の10倍近くの値で取引されたり、
キング着用の洋服と同じモノを「〇〇着」として販売する輩も現れ(しかもプレミア価格で落札される)、
着用アイテムが再入荷する日はオープン前から長蛇の列が出来るショップがあったりと、
原宿界隈はもちろんのこと、世間も目を逸らすことの出来ない一大ムーブメントへと成長していきました。
そんな、周りが新幹線の窓から見る景色のようにめまぐるしく変化をしていく中、
当の本人たちはどうだったのかと言うと
至ってフラット。
テングになる人もいなければ、文句を言う人もいない。
自分が知る限り、初期~中期のメンバーはマイペースに過ごしていたと思います。
(多少周りの変化っぷりに驚くことはあったと思いますが)
その後
SUDIO VOICEに取り上げられたり
キング本の発売イベントをラフォーレでやったり
渋谷AXや先日のSTUDIO COASTで数千人も足を運んでくれるショーをやったりと、
日々邁進してきたのです。
ぶっちゃけね、
嫌な思いをしたことも多々あった。
失礼な人もいたし、
ましてやなんで顔も知らない人に罵られたりしなきゃいけないんだ
ただ雑誌に出ているだけなのに。
どうしてそこまで言われなきゃいけないんだ。
優劣を、評価を、値踏みを、なぜ........
そうやって悲観することもあった。
そりゃ人間だもの、気持ちのアップダウンはあります。
でも、上で書いたように基本フラットな状態でいられたのは
マンネリ化しないよう試行錯誤しながら頑張ってくれている編集部の皆さんや
常に刺激を与えてくれるキングのみんな
そして、あたたかい言葉をかけてくれる読者のみんな
(あのキラキラした目は直視出来ないほど輝いているんだ。)
そんな
すべての人たちに支えられたおかげで9年間も走り続けてこれました。
"流行"をつくるというのはやろうと思って出来るものではない。
情報操作が簡単に出来てしまう昨今だからこそ容易ではない。
所詮そういった類の、一朝一夕で作りあげたものはハリボテでうすっぺらくて中身がない。
どんなところに住んでいたって、それがニセモノかホンモノか嗅ぎ分ける嗅覚(第六感)を人間は持ち備えていると思う。
やはり、"リアル"に勝るものはないってこと。
CHOKi x CHOKiやおしゃれキングがここまで昇りつめられたのは"リアル"を求め続けた結果だと思う。
........なんか評論みたいになってしまいましたが、
あの時代のあのカテゴリーのメインストリームの一端を担えたことは
とても稀有なことで、誰もが経験できることではない、
むしろ経験出来る人なんてきっと一握りだろう。
本当にゴールドエクスペリエンスだった。
偉そうに聞こえるかもしれませんが、
これは自分が培ってきたモノの中でも
胸を張って、自信を持って言える数少ないことのひとつなんです。
黎明期から一緒に成長してきたんだ、ボクらは。
一生のなかでも多感で今後の人生の基板づくりに大切な時期を
キングとして過ごせたことを誇りに思います。
最初に述べた通り
かなり長文になってしまいましたが、
暑苦しい戯言に付き合ってくれた皆さんありがとう。
前にも載せましたが、この言葉がスゴく好きなのでもう一度
「遅いと言って何もやらない奴は 若返ったって同じことを言うだろうよ」
では、
本当に
本当に
本当に
ありがとう
CHOKi x CHOKi
そして
サヨナラ。
更なる高みを求めて、前へ
さぁ、第二幕のはじまりだ。
2010.4.26
坪井 泰一郎
あぁ、終わっちゃう。
.........やべ、泣きそう。
and NEW!!
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