42歳になりました。
願って止まなかった妊娠が思わぬ形でやってきて、
戸惑いながら、自信も持てずに10ヶ月。

念願だったのに、その日が近づくにつれ、
怖くて仕方ないダメな中年ですが。

先月くらいから、ようやく友達にも
報告を始めました。

その、報告した中で
ちらっと治療をしている話を聞いた同級生の男の子から
メッセージがきました。

「治療?自然?」という質問と、
何かアドバイスが欲しい、というものでした。

彼は、治療はしてたけど疲れて休んでしまったこと。
それ以来夫婦でそのことには触れてないけど、モヤモヤしてること。
自分の選択が間違ってたんじゃないか、.と悩んでいるようでした。

難しいよね。

努力は報われるから頑張って!

なんて、ワタシには言えない。

ワタシ自身、今回の妊娠が努力の結果だとは思えないし。
実際、ワタシなんかより物凄い努力してても、今も頑張り続けてる人や
努力してなくても出来てきた人を、ワタシは散々見てきたもん。

やさぐれると「そんな気持ちだからできない」って言う人もいたけれど
それ以上に卑怯で腹黒い人が(笑)ポンポン妊娠してきたのも
見てきたもん。

頑張っても頑張っても出ない結果。
ゴールがどこなのか、そもそもゴールがあるのかさえ見えない
毎月の繰り返しの中、それでも菩薩のようにいろ!
なんて言われたら、気ぃ狂うわ!ボケ!

ワタシ自身、悪いとこがあるなら直すから
教えてください、なんでもしますって、何回も何回も思ったけど
ダメだったもん。

うちは、去年の夏に移植がダメで、旦那の「治療休もう」って
言葉に、ようやくうなずけて。
それからしばらくかけて、
「子供がいなくても楽しく飲んだくれよう!」「治療はあと1年でキッパリ止めよう!」
と、夫婦で心から思えて、両方の両親や友達にも話した。

そうやってどちらも無理せずに、夫婦で同じ気持ちになるまで4年掛かった。
でも、それは諦めたわけじゃなかった。

だから、「諦めたら出来るって言うよ」とか
「奇跡ってあるよ」なんてコトバも大嫌い!!

諦めるって、どういうことか分かってんの?って思う。
奇跡って、そんなに簡単なことなわけ?って思っちゃう。

ワタシが妊娠の話をして、
「やっぱりねー、諦めたらできるって言うもんねー」とか
「治療休むといいって言うもんねー」とか言われると

今でもやっぱり、嫌だ!(笑)

じゃあ、何で妊娠できたのか?と聞かれたら。

分からんよね。

妊娠にいいと言われることは、4年の間に何でもかじった。
評判がよかったり、知り合いが妊娠したていう病院を渡り歩いたし
マッサージ、ヨガ、よもぎ蒸しもやった。

漢方、鍼灸、冷え取り対策。
節酒(禁酒じゃないけど(笑))、運動、占い、神頼み。

何でもすがったもんね。

でも、どんなに「体、いいですよ」と鍼灸で言われたって
受精卵の質がよくったって、かすりもしなかった。

妊娠したのは、多分治療中でイチバン飲んでた時期だし。 (笑)

その時やってたのは、
ヤギ鍼灸と通勤の行きに1駅、帰りに2駅歩く。

これだけ。

その上、ヤギ先生自身「この妊娠が、鍼灸の成果かどうかはなんとも」
とか言ってたし。発言まで草食ヤギっち。(笑)

だから、どんなに医療が進んでも。
やっぱり、子供は「授かるもの」で「神の領域」なのかもしれない。

それでも敢えて言うならば。

人の評判で決めるのではなく、自分の感覚で選択すること
が、大事なんじゃないかと思う。

「これで妊娠した」と聞けば、何にでも手を出したくなるけれど。
例えば漢方でも鍼灸でも、自分に合っているのは絶対直ぐ分かるから。
「おお!」と思ったら、続けたらいいと思う。その感覚を信じていいと思う。

「妊娠にいいこと」のコレクションを増やすより、自分に合うことを
絞って続けることがいいのかな。

病院は、全部素晴らしいところは多分ない(笑)から。
少しでも自分が納得できるポイントが多いところがいいと思う。

でもこれも、
自分が山を登って今までの景色が見えたから言えることなのかな
とも、思う。

治療中、友達に言われても理解できなかったこと、見えなかったこと、
沢山あるから。
特に、「諦めず求めない」というのは治療中一番矛盾を感じたけど
今は、一番分かる感覚だし。

それでも、こんなワタシでも役立つなら、
持ってる情報(大したことないけど(笑))試したこと、病院から鍼灸占いまで(笑)、
洗いざらいお話しますのでいつでも連絡ください。

自分の選択を責めている男友達には、

この問題はどちらかの責任ではなく、2人の問題だということと。
話し合うなら、チャンスが残っている今だ、と言うこと。
大事なのは振り返った時に、後悔しない選択をすること。

その選択は十人十色で、自分たちにしかできない幸せな選択肢が
必ずあるはず、と返信しました。

ワタシにできることは、そっと応援すること、祈ること。
いつだって、望む人の所へ赤さんがやってきてくれること祈ってます。

偉そうに書いたけど、産む前に弱気になってる情けない自分に
喝を入れるためでもあります。
急に勢いで書くなんんて、相当ナーバスだわ。情けない。

帝王切開は、陣痛も経験しないので、富士山も描けません。
それだけが本当に心残り。
でも、まだきっと空と繋がってる赤さんに、
沢山の友達も連れてくるよう、願いながら頑張ります。

みんなの明日が、今日よりもいい日でありますように!




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