映画『花戦さ』鑑賞 | 柊の日々是好日

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stop living in the past and go with the flow


Rion Hiragi

storyteller : researcher

皆様、お花はお好きですか?

わたくし本日、映画『花戦さ』を鑑賞して来ましたニコニコ

 

原作がとても面白かったので

「この生け花が映像になると、どんな風になるのかなぁ」

という期待もあって映画館にぶーぶー

 

このお話しは、16世紀

織田信長から豊臣秀吉の世で生き抜いた

実在の人物・池坊専好(せんこう)が主人公。

 

明日をも知れぬ戦乱の世にあって

「花」の中に命の尊さ・儚さ・美しさを見出し

市井の人達に慕われます。

 

しかし、ここに現れるのが暴君秀吉びっくり

大切な仲間達がどんどん殺されてしまいます。

 

わたし、日本史が大好きで

名のある武将は大概みんな好きなんですよ。

でも、秀吉は嫌ですねビックリマーク

ほんと、「美」に関しては

「引き算」を知らないセンスのない大名。

(この当たり、伊達政宗あたりを見習って欲しいですけど)

 

で、この映画の醍醐味は

正義のない権力に

主人公が「花」を武器に戦って、勝つ!!

という所なんですよ。

 

華道も、茶道も、武士道も

戦い方は違うけれど

それぞれ一つの「生きる道」なんです。

 

「いかにして死ぬか」というのが

彼らの生き様になる訳です。

 

そして、映画では

理不尽な暴力に

刀を用いない「華道」が勝ちます。

 

命をかけてまで自分の美学を貫こうとした

千利休や池坊専好の生き様は、実にお見事。

 

それから私が感心したのが

原作を書いた鬼塚忠さんの筆力。

 

ほんっと読みやすい!!

 

私、歴史小説もかなり読むんですよ。

かなりというか、オタクレベルに読むんです。

 

他の先生方も大変素晴らしいのですが

いかんせん言葉が難しいというか

余りに昔風の言葉を使うと

奇をてらっているように感じてしまう

という落とし穴があります。

 

でも、そういうのがないのです。

 

今回のテーマも「華道」だから

リアリティを追求すると「理論」も入れないといけない。

 

でも、この華道理論をぶちこむと

素人はもう着いて行けなくなるんです。

 

それが、ない!!

 

これは驚くべき事です。

 

なぜなら、専門用語を解説せずに華道を語るのは

恐ろしく難しいから。

 

私も前作でジャズを書きましたが

この点には大いに苦労しましたあせる

 

誰にでも分かるように

戦国時代と華道を描いたこの作品は

本当に素晴らしいと思いました。

 

しかも、泣けます。

 

まだ見ていない方は、ぜひ見てみて下さいおねがい

 

↓映画見たら花が欲しくなり、買って帰りました。

 

 

 

 

 

 

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