もう一週間たってしまいましたが、
先週土曜日、
ふだんお世話になっている国際協力NGO「シャプラニール」さんによる、
災害支援緊急報告会に参加してまいりました。
シャプラニールでは3/17(木)、
支援の手が比較的手薄と思われる北茨城といわき市への救援物資搬送を決定。
当時はまだ深刻な燃料不足の状態で、
搬送車両の手配も燃料の調達もひじょうに困難だったとのことですが、
関係者や知人友人を当たって何とか車両を借り、
地元のスタンドなどにかけあって燃料を調達。
災害支援では、現地での調整を行なうカウンターパートとなる団体の存在が必要不可欠。
何とか連絡をとることのできた地元のNPO「コモンズ」(茨城)さん、
「うつくしまネットワーク」(福島)さんと連携し、
かき集めた物資を積んで支援に向かいました。
(現地にとんだスタッフのなかには、FTでお世話になった小松さんの名まえも。
小松さんはバングラデシュ駐在時、洪水災害支援を手がけた経験の持ち主。
がっちりした大きな体とヒゲ、おっとりやさしい笑顔がトレードマークです

現地ではたくさんの物資が届いているものの、
水の確保、入浴や排泄など衛生面では早急な対応が必要な状態。
家屋などの被災状況については、
宮城や岩手にくらべれば一見マシに思われるけれど、
水道がまだ4割程度しか使えないうえ、
スーパーなど商業施設がほとんど営業していないので、
ふだんどおりの生活はとてもできない状態を強いられているということでした。
報告会から一週間たち、やや改善しつつある?のかもしれませんが、
不便かつ不安な状態であることはおそらくいうまでもないかと思います。
シャプラニールでは、この地域の支援をひきつづき行なっていくとのことでした。
今回の震災では、きわめて広範囲の地域に甚大な被害が及んだため、
災害支援基地となる地元ボランティアセンター、
あるいは受け皿となる地元NPO団体との連携がなかなかとることができず、
一刻も早く支援にのぞみたいと思っているスタッフのみなさんは、
たいへん歯がゆい思いをされていたようです。
「緊急時なんだから、受け入れ体制ウンヌンいってないで、
ボランティアでもなんでも、とにかくどどどどっと送りこんでしまえば?」
と、素人的には思ってしまうところですが、
状況もなにもわからず闇雲に人やモノを送り込んでも、
「何をすればいいの?」「どこへ行けばいいの?」状態になるだけ。
たくさんの物資も、
「それ、もういらないよ」「こっちはまだまだ足りないよ」
というミスマッチが起きてしまい、
てんやわんやしているまに、人は疲れ食べ物の賞味期限は切れ、、、、
というひじょうにもったない事態を起こしかねない。
被害甚大であるということは、
そのぶんボランティアや支援を行なうことも困難になるということを、
現場の報告からは痛感させられました。
とはいうものの、
先日NGO、NPO団体からなる「東日本大震災支援ネットワーク」が立ち上がり、
情報発信や情報交換の場ができあがったとのこと。
ボランティアしたいという人は、ぜひこのサイトにアクセスしてみてください。
www.jpn-civil.net/" target=ただし、ボランティアにおもむく場合は、
やる気だけでなく、先方の気持ちを思いやる誠実さが不可欠。
一般的にあまり話題にのぼることはありませんが、
災害支援を行なってきたベテランのスタッフによれば、
必ずといっていいほど、事後、問題となるのが、
「外からやってきた支援者たちにひっかき回された」
というケース。
こちらは善意のつもりでも、地元の当事者にすれば、
「自分たちがやりたい支援だけをして帰って行く」
と思われてしまうような残念な例も後を絶たないようです。
私自身は、災害支援の経験はありませんが、
ボランティアするときに注意しているのは「郷に入っては郷に従え」。
頭を使って「必要なことはなんだろう?」と試行錯誤しつつ、
必要以上にしゃしゃり出ないように注意しています。
はげまそう、役に立とうとすると、
ついつい口が先に出てしまいがちですが、
語りかけたらあとは必死にうんうんと話を聴く、
早口にたくさんしゃべらず、
相手の話を待ちながらゆっくり話すのがベストだと思います。
(な~んてエラそうなことを言いつつ、
私は焦ると早口でぺらぺら止まらなくなってしまうので、
気づいたら相手にウンウン聞いてもらっていたということがたびたびありました。
そして、はっとしては相手に謝る。こんなことのくり返し。
やる気が空回りしてしまうんですね。反省。。。)
ボランティアするときは、被災した人々のためのしもべになる。
今回は、そのくらいの覚悟や勇気が必要かもしれませんね。
ところで、今回の緊急報告会でもっともショッキングだったのは、
福島の人々がじわじわと受けている風評被害。
多数ではないのかもしれませんが、
避難所に身を寄せている人のなかには、
「東京の人(親族か知り合いか定かではありませんが)にそちらに行きたいと言ったら、
原発のことがあるからきてほしくないと言われた」
という人もいたそうです。
「被ばくした人のそばに近よりたくない」
という心理がはたらくのは、かなしいかな、しかたないのかもしれない。
でも、だからこそこれが大きな誤解であるということを、
私たちはしっかり理解し誤解にまどわされないようにしなくてはならない。
津波、地震、原発に加えて風評被害。
福島の人々はある意味、今回の災害の最大の被害者かもしれない。
NGOのみなさんに協力しながら、
積極的に情報を集めて微力ながら発信してゆきたい。
今の自分には、それしかできない。