益子焼市、いってきました。 | ちょこボラ!しよう

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ましこ

ゴールデンウイーク、益子陶器市にいってきました。地下鉄少々曇りぎみでしたが、時折お日様が顔を出す汗ばむ陽気。

この日はけっこうな人出で、駅前は陶器市に向かう人たちで大にぎわい。掘り出し物の目玉は、テントが並ぶ「大陶器市」かなと思っていましたが、市に向かう道中、街中のメイン通りに並ぶお店のほうが、むしろ掘り出し物と呼ぶにふさわしい焼き物がたくさんありました。

まずは、駅から市に向かう道の途中。古そうなお店に立ち寄って、じろじろわくわく物色開始。目
三千円、五千円、八千円などの商品に混じって、二百円の値札のついたご飯茶碗を発見。「え!?同じようなレベルと思しき品物なのに、なぜ?」と思って商品をよく見ると、内側に5ミリほどの小さな傷。ははーなるほど、この傷のせいでゼロひとつちがうのかな。お店の人に確認すると、たしかに値段は二百円とのこと。よっしゃ、ゲット。ドンッ

市に向かうほどに、店が増えてくる。メインストリートに入ると、かなりの人ごみ(わくわく)。とある有名店らしき店の奥に入ると、店奥がそのまま民家に通じていて、縁側のある中庭が出現し「縁側蔵出し市」の張り紙。花瓶、壺、お椀、急須。そこには、高価な作家もののB級らしい商品が、無造作に並べられている。う~ん、なんか、お宝隠れてそうな気が…。
「こんなんじゃ、やっぱり買う気しないよなあ」
品物を物色する男性客の声。うん?買う気がしない?どれのこと?…と思ってのぞくと、直径20センチほどの半球型の深皿。内側に個性的な文様がほどこされた、渋くてすてきな作品だが、淵に目立つ欠けがある。お値段は1000円也。よっしゃ、私買っちゃうよ~。土ものっぽい手触りも、内側の文様も、欠けも気に入った。料理をもるよりも、植物のプランターなんかにいいかも。にひひ

といった具合に1日益子市をめぐりましたが、これほどの品数がありながら、「コレだ!」という一品に出会うのはなかなかむずかしいことを実感。内心は、若手作家の作品をねらっていたのですが、イマイチ運命の出会いはなかった。残念。しぶいもの、かわいいもの、個性的なもの、いろいろなものがありましたが、実用に結びつけるとなると、意外にこれというものがないのですよね。益子焼は「用の美」といわれ、実用的なものが多いといわれているようですが、見てよし使ってよしの作品を作り出すのは、至難の業なのかもしれないですね。

ともあれ陶器市、本当に楽しかった。ぜひまた行きたい。
夏休みには思い切って、九州・有田か、沖縄の壺屋焼を訪ねたいと思います~☆ペンギン