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2009年05月19日 12時38分58秒

映画:「グラン・トリノ」

テーマ:MovieReview

atom×atom-グラン・トリノ

グラン・トリノ [Gran Torino]

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監督: クリント・イーストウッド Clint Eastwood
出演: クリント・イーストウッド Clint Eastwood
    ビー・ヴァン Bee Vang     他
【解説】
 長年一筋で勤め上げたフォードの工場を引退し、妻にも先立たれた孤独な老人ウォルト・コワルスキー。いまや、彼の暮らす住宅街に昔馴染みは一人もおらず、朝鮮戦争帰還兵の彼が嫌ってやまないアジア人をはじめ外国人であふれる通りを目にしては苦虫をかみつぶし、亡き妻に頼まれたと、しつこく懺悔を勧めてくる若造神父にも悪態をついては追い返す日々。自宅をきれいに手入れしながら、愛犬デイジーと72年製フォード車グラン・トリノを心の友に、お迎えが来るのをただじっと待つ退屈な余生を送っていた。そんなある日、彼が大切にする自慢の庭で、隣に住むモン族の気弱な少年タオと不良少年グループがもみ合っているのを目撃したウォルト。彼らを追い払おうとライフルを手にするが、結果的にタオを助けることに。タオの母親と姉がこれに感謝し、以来何かとお節介を焼き始める。最初は迷惑がるものの、次第に父親のいないタオのことを気に掛けるようになるウォルトだったが…。
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庭の芝生に入っただけでライフル片手に追い立てるような、頑固で偏屈な差別発言しまくりの老人が主人公なのに、彼に対して嫌悪感は起こらない。彼の息子家族はいかにも現代っ子っぽい性質でどこにでもいそうだけれど、主人公と相対すると露骨に嫌な面が透けて見えてしまう。どちらのキャラクターも自分と重なる部分があって身につまされる。
そんな頑固爺ウォルトとアジア系移民の姉弟スーとタオが心を通わせていく過程がストーリーの主軸。初めはお互い腫れ物に触るようだったのが、機転の利く姉のおかげで次第に打ち解けていく様子は見ていてとても気持ちがいい。ちょっと毒のあるユーモアも楽しい。(映画館で隣に座っていたアメリカ人が日本人と同じ感性で笑っていたのも面白かった)特に、床屋での会話はいかにも悪友同志といった感じで痛快。
前半のユーモアと後半のシリアスさとの対比も抜群。ウォルトが金網越しにタオに語りかける場面は、神父に懺悔することを拒んでいたウォルトが懺悔しているようでもあり、神父がウォルトとビールを酌み交わす場面は、旧友との語り合いのようでもあり…。
ストーリーは直球で目新しくはないけれど、何故か退屈しない不思議な感じ。登場人物が少なくシンプルだから入り込みやすかったのかも。主人公の振る舞いの理由や、最後の決断に至るまでの伏線の張り方が上手く無駄がない。
西部劇を彷彿とさせるイーストウッドの演技はもちろんのこと、タオ役のビー・ヴァン、スー役のアーニー・ハーも魅力たっぷりの的確な演技。
タオがグラン・トリノにウォルトの愛犬デイジーを乗せて走るラストは音楽を含めてとても心に残る。見終わった後も余韻の残る良作。

【超個人的評価】
atom×atom-★9
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