汚い?汚くない?

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退去の立ち会いに行ってきました


[クロス]

2年ちょっと住んでた方ですが、部屋は多少クロスなどに傷がありますが、全体的にはまぁこんなもんでしょう


[水回り]

トイレ・・・・OK 便座などの損傷もなし

風呂・・・・・OK もらい錆なんかもなし

洗面・・・・・OK 割れや欠けもなし

洗濯パン・・ホコリがあるがこんなもん

台所・・・・・・コンロ油跳ね多し!レンジフードベタベタ


さて、最近では関西もすっかり礼金敷金が多くなり、伝統の敷引きが減ってきました

敷引についてはこちら


なぜ減ってきたかというと、今から14年ぐらい前でしょうか?

消費者契約法が施行され、主に関東圏の敷金礼金方式のエリアで、敷金返せ訴訟が社会現象となりました

ご存じのとおり、敷金返せでは家主が圧倒的不利な状況の下、判例をもとにガイドラインなるものが登場し固定化


片や敷引が慣習であった関西では、そもそも敷金返せという問題が起こらない

最初に何ぼ引くという取り決め(敷引)があったため、敷金返せのような細かい話がそもそも起きない

ちなみに敷引を慣習以外の合法的なものに解釈するには、かの有名な神戸地裁平成7年8月8日渾然一体説ですが、民法402条の損害賠償の予定と解される


そして現在・・・・

礼金どころか敷金すらとりにくいご時世

敷引きがあったからこそ、台所の汚れなんぞ気にしませんでしたが、いまや関西でも台所の油など掃除不足は追及すべき時でしょうな


ところが今回の退去者は、礼金額が3.5か月分ほどで実質上礼金ではなく敷引きですな

敷引き有効判決 によれば清掃代を取りにくいかも?

問題は油汚れが、通常損耗の範囲かというところです


管理会社の仕事の一つ退去時のジャッジは、

1契約書の内容

2判例動向

3解釈

4居住年数

5慣習

なんぞ多岐にわたる考えを検証しベターな判断をせねばならない

そのためにも予め入居者の普段の態度、生活状況、家族構成などを考え部屋を見る前にある程度の予測は必要

そして退去時のトラブルを防止するには、退去時の応対ではなく入居時、つまり契約書を作成するときが重要ですね



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