胆道閉鎖症・乳幼児肝疾患母の会 肝ったママ’s

胆道閉鎖症や乳幼児肝疾患の早期発見に力を入れております。
便色カードで早期発見 No more 脳出血!


テーマ:
さて、かかりつけ医での受診や健診の時に、「胆道閉鎖症かもしれない」と疑われると、
次は大学病院かこども専門病院の小児外科、あるいは小児外科医のいる総合病院を紹介されます。
それは、胆道閉鎖症とは小児外科で治す病気でもあり、
また確定診断するために、数々の検査をしなければならないからです。
かかりつけ医や地域の小規模の総合病院では、
せいぜい採血で「直接ビリルビン」や「肝機能」を検査することしか出来ません。
数値に異常(高い)が出れば、精密検査が必要になってきます。

なぜ精密検査が必要なのか?採血だけではダメなのか?

それは、胆道閉鎖症の他にも様々な病気があり、病気によっては治療方法が全く違うからです。
検査には、
(1)ウィルスや細菌など病気の原因を突き止める検査
と、
(2)他の病気の可能性を排除する検査
があります。
直接ビリルビンが高い、肝機能が高いと、肝臓になんらか異変があるとはわかりますが、
「何の病気なのか?」までは突き止めることは出来ません。
胆汁が肝臓内に溜まる(うっ滞)病気は、胆道閉鎖症の他にも代謝性疾患等の可能性もありますし、
肝機能が高いと、肝炎などの病気も疑われます。
病気が違えば、内科的治療で済む場合もありますし、
一刻も早く外科手術しなければならない場合もあります。
肝硬変の治療を代謝性疾患に施すと悪化することもあるので、
一歩進んだ精密検査が必要となるのです。
胆道閉鎖症を疑われると次にする精密検査について、少し紹介します。

(1)超音波検査(エコー)
超音波検査では、主に胆のうの存在を確かめます。
機械が滑りやすいようにジェルを身体の上に塗って行います。
痛みはありませんが、かなり長く観察したり、ぬるぬるが不快に感じるのか、
結構赤ちゃんは大泣きすることがあるようです。
胆道閉鎖症の場合、人によって胆管が閉鎖した時期や閉鎖している状態が違うので、
一概には言えませんが、胆のうが萎縮してしまう場合があります。
中には存在していない場合もあります。
しかし、赤ちゃんは身体のサイズが小さいこともあり、超音波検査では見にくい事が多いようです。
胆のうが見つかったとしても、胆汁が流れているかどうか、その確認も必要です。

(2)レントゲン検査
レントゲン検査は、X線で写真を取り、やはり肝臓・胆のう・肝外胆管・門脈などの様子を観察します。
しかしやはりこれだけでは、胆汁が流れているかどうか、確認はできません。

(3)コンピュータ断層撮影(CTスキャン、MRI)
これはレントゲン検査が2D的なのに対し、身体を立体視できる検査です。
X線や核磁気共鳴などを使って、身体を走査し、出来た画像をコンピュータで視覚的に分析します。
使うものによって、CTやMRIと呼ばれます。
身体の断面図がズラーッと並んでいるのを医療ドラマなどで見かけたことがあると思います。
レントゲン検査より、詳しく身体の中を調べることができます。

(4)胆道造影シンチグラフィ(胆道シンチグラム)
これは、放射性物質を体内に投与(注射)し、時間を追って、造影していく検査のことです。
主に腫瘍や、臓器を調べる時に使う検査です。
胆道造影では、肝臓胆道で吸収される放射性物質を注射し、
その放射性物質を機械で時間を追って検出します。
赤ちゃんは大抵麻酔や睡眠剤を投与され、安静にして検査を受けます。
これによって、胆汁の流れや胆のうや胆道の存在がある程度確認できる場合もあります。

(5)十二指腸液採取検査
これは、胆汁が十二指腸内に流れ出ているかどうかを、十二指腸液を採って調べる検査です。
この検査の間は絶食となります。多くの母親はこの絶食する検査が一番辛い思いをします。
赤ちゃんは大抵鼻からチューブを十二指腸まで入れ、そこから十二指腸液を取り出すのですが、
検査のために絶食をするので、空腹になる赤ちゃんはずっと泣き続けます。
大抵の母親はこの時期(生後1~3ヶ月)は母乳も分泌しています。
母親の脳は赤ちゃんの泣き声や授乳の時間に反応して、おっぱいが張ったりするので、
愛しい子どもの見た目大変な検査と泣き声に相当辛い思いをします。

以上の検査、ほとんどの人は経験したことがないと思います。
ましてやこれらの検査が生後間もない赤ちゃんがしなければならない、
また、検査の目的や理由を詳しく説明しない(もしくは聞けない)医師もいて、
これらの検査をしている間、病名も確定できないので、
親はずっと不安な気持ちで「胆道閉鎖症」という名前だけで、いろいろ想像をしてしまいがちです。
時期にもよりますが、これらの検査は5~10日間ぐらい続きます。
(大学病院や子ども病院では、検査に並ぶ時間も相当なものです)
親はその間、本当に不安でしかありません。
しかし、子どもの病気を確定するために必要な検査です。
どうか、この期間は忍耐強くこらえてください。

他にも病院によって、または発覚した時の状態によって
検査の内容が増えたりする可能性もあります。
脳出血から発覚した場合は脳のCTスキャンなどもします。
また、稀に胆道閉鎖症の子が心疾患などを併発していることもあるようで、
肝ったママの中には、子どもが心電図などの検査を受けた例もありました。
しかし、胆道閉鎖症については、上の検査はほぼどこの病院でも必ずします。

これらの検査で、いくつか病気の可能性は「絞られます」が、
それでも胆道閉鎖症という「確定診断」が出ない場合が多いです。
十二指腸液検査で胆汁がまったく採取されないお子さんもいれば、
わずかな胆汁が流れ出ているのが確認されるお子さんもおられます。
しかし、胆道閉鎖症にはいろんなパターン(型)があるので、慎重に見極めなければなりません。
また胆道拡張症や代謝性疾患との区別も付けなければなりません。
胆のうや胆管が確認されたのに、肝機能が高かったり、黄疸があると、
代謝性疾患の可能性なども疑われ、遺伝子検査をする場合もあります。

一連の検査が終わると、次に医師が親に言うのは大抵次のような言葉です。

「確定診断のため、開腹手術して術中胆道造影して確かめます。
胆道閉鎖症と確定したら葛西手術を行います」

これはどういう事でしょうか?次回詳しくお話したいと思います。
AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

肝ったママさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。