胆道閉鎖症・乳幼児肝疾患母の会 肝ったママ’s

胆道閉鎖症や乳幼児肝疾患の早期発見に力を入れております。
便色カードで早期発見 No more 脳出血!


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肝ったママです。

昨日は、小児外科学会のHPから「胆道閉鎖症」についての説明を載せました。
今日はもう少しわかりやすく話してみたいと思います。

皆さんは、胆汁ってどこで作るのかご存知でしょうか?
恥ずかしながら、病気になるまで私は「胆のう」で作る物だと思ってました。
胆汁は「肝臓」で作られます。黄金色の分泌物です。(黄褐色とも言われます)
肝臓で作られた胆汁は、「総肝管」という肝臓からの管を通り、「胆のう」に一旦貯められます。
そして食事をすると、胃から神経の反応により「胆のう」が収縮し、
「総胆管」という管を通り、十二指腸に入ります。
(胆のうは貯蔵庫の役割です。なので、病気などによって胆のうとっても、あまり大きな影響はないです。)

肝ったママじゃーなる(仮)-肝臓・胆のう



さて、胆汁のはたらきとはなんでしょう?

胆汁は食物の中の「脂肪」を分解し、吸収しやすくするはたらきがまずあります。
胆汁は「胆汁酸」と「胆汁色素」に分けられます。

「胆汁酸」は脂肪を小腸で吸収されやすいように働きかけます。
そしてこの胆汁酸は小腸でまた吸収され、肝臓に戻されます。

「胆汁色素」は破壊された赤血球から出来たヘモグロビンのうちヘムという成分が
肝臓でビリルビンに変化します。このビリルビンはうんちの色にもなり、便によって排泄されます。

さて、このうんちの色ですが、胆道閉鎖症という病気や、肝臓が何らかの病気になってしまうと、
胆汁はちゃんと排出されずに、うんちに色が「つかない」ことがあります。
松井式うんちカードは、胆道閉鎖症の症状の一つである、うんちの色に目をつけた検査方法です。
よく医学書や育児雑誌等には、「灰白色」や「白い便」が出たら病院へと書かれてます。

「灰白色」って皆さんは何を想像されますか?
「白い便」と聞いて何色を思い浮かべますか?

このうんちの色の表し方については、また次回に詳しく話したいと思います。

胆汁が少ししか流れない、もしくは全く流れなくなった場合、
身体はどうなってしまうのでしょう?

まずは胆汁が肝臓内に溜まってしまいます(うっ滞)。
胆汁うっ滞性肝硬変といって、
胆汁が溜まって肝臓が硬くなってしまいます。(肝臓線維化→肝硬変)
肝臓は一旦線維化すると機能障害になります。
よく「肝臓は再生する」とはいいまずが、不健康になった肝臓は元には戻れません。
肝硬変が進むと肝不全になり、命を落とします。

また、胆汁が不十分だと、脂肪の吸収が難しくなります。
脂肪の吸収が難しくなると、脂溶性ビタミンであるビタミンK欠乏が起きます。
ビタミンKが欠乏するとどうなるのでしょう?
ビタミンKは体の中の「凝固因子」といって、
血を固める役割をするタンパク質をつくるのに欠かせません。
血を固める凝固因子がなくなると、内出血の危険性があるのです。
特に血管の細いあかちゃんは、脳出血する危険性があります。
生後すぐの赤ちゃんは、現在少なくとも生後一ヶ月までに3回、
経口でビタミンKシロップを投与されます。
それは生まれたての赤ちゃんは、胃腸の消化機能がまだ未熟で、
ビタミンKをつくることが十分でないので、ビタミンKシロップをあげて
出血を予防しているのです。
つい最近、K2シロップを投与しなかったばかりに
赤ちゃんが脳内出血で亡くなった事件があったので、記憶にある方もおられるかもしれません。


このように「胆汁」は人が生きていく上で、とっても重要な役割を果たしているのです。
胆道閉鎖症はこの胆汁がちゃんと流れない病気なので、
脳出血を起こしたり、命に関わったりする、とっても怖い病気なのです。

参考:
ウィキペディア【胆汁】
日本小児外科学会【胆道閉鎖症】
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