【トレインの風景】子どもの困った行動について~噛みつき編~

2011-12-08 12:01:52 テーマ:保育の様子

子どもの困った行動について~噛みつき編~

 

園生活にもれ自我が芽生えてきた子どもたち。

それに伴いおもちゃや場所を巡るトラブル噛み付き)が増え始めました。
当園でみられる噛みつきには下記の4パターンがあります。


 ①子犬がジャレて噛みくのと同じ感覚で噛む行為が遊びの一つになっている場合

  まだまだ、(ちから)加減は出来ません。


 ②言葉を発することが出来ない為、言葉が出ない分を噛むという行為でカバー。

  遊ぼうと思っていたおもちゃ取られた場合など自分が使おうと思っていたのに

  いう気持ちを表現することが出来ず噛みいてしまう。

  また、“かまってほしい”という気持ちのサインとして噛みつく場合もあります。

  
 ③喧嘩の手段として、噛みつきを確立している場合。


 ④何らかのストレスなどでイライラしている時に友達が周りにいるだけで噛みつく場合。



どのパターンも0~4歳くらいまでは発達上よくみられ、友達との関わりの中では多くの

子どもたちが経験(噛む方・噛まれる方)する事でもあります。私たち保育スタッフとしては

トラブルになりそうな雰囲気になると同じようなおもちゃを子どもに渡したり、場所を移動さ

せたりするなどの対策をしています


しかしながら、そのような予防をしていても、噛み付きのスピードに間に合わず防ぎきれな
こともあるのも事実です。


そのような場合、噛みついてしまった子どもに対しては「噛まれてしまったお友達は痛いよね」

などと噛む行為はいけない”ということを伝え、そして「おもちゃが欲しかったんだね」という
気持ちを代弁すると共に正しい接し方を実際に見せたり言葉で説明することを行っています。


子どもの「困った行動」は大人からしてみるとそこばかり目が行きがちですが、実際は

子どもの行動のうちのほんの一部でしかありません。繰り返し、繰り返しの関わりで、

子ども達自身で理解できるようになっていきますので、私どももじっくり子ども達と

向き合い、一人ひとりの成長を見守っていきたいと思います。

【トレインの風景】 絵本学習(石井式国語教育)について

2011-11-11 19:24:45 テーマ:保育の様子

絵本学習(石井式国語教育)について



10月より当園で導入を開始しました絵本学習の様子をお伝えします。



*石井式国語教育とは?

教育学博士石井勲氏が長年の実践を通して提唱されている教育法です。「社会一般に漢字を用いて

表記している言葉は、子どもたちにも始めから漢字で表記する」という基本原則に従っておこなう「漢字で

教える教育」です。



*園で導入したねらい

豊かな表現、美しい言葉は、豊かで美しい心を育てます。

漢字で教える絵本教育を通じ、豊かな人生の基礎を築くための環境創りの一環として導入をいたしました。



*当園では、石井式国語教育を「絵本学習」と称し、朝の会の後(9:20)から10分間で行っております。

対象の園児は、言葉や文字に興味を示し、着席をして参加できるひかりチームとのぞみチームです。

しかしながら、こだまチームの子どもたちも、隣の乳児室で「耳で参加」をしています。



導入を決定した当初は、少々不安もありましたが、絵本学習を始めて一週間も経過しないうちに成果が

あらわれてきました。子どもたちの反応の良さ、言葉の習得の早さに、目を見張った私たちスタッフ。 絵本の

文章を最後までほぼ暗記している子、話の内容を理解し覚えている子、いつの間にか漢字を読めている子

(絵本学習では「この漢字は○○と読みます」というような一文字ずつの読み方や書き方などは一切指導

しません)。

また、昼寝の時に、二つ折りにした紙を寝転んで見ているかと思うと、その紙を絵本に見立てて「みんなで

よいしょ~~~」と絵本のタイトルと文章を話し出す子もいました。



絵本の中に出てくる単語を書いたカードを「読みカード」と呼び、フラッシュカードのように使用して単語を

みんなで読みあげています。大人の読み上げなしでも、正確な読み方を言える子も出てきています。

かなと漢字混合の文字を、形としてインプットしているのでしょうね。

さらに、2週間を過ぎるころには、別のスペースで「耳で参加」していたこだまチームの子どもたちの中にも、

絵本学習が始まると授業の方に近づいてきて、教材を使って指導している姿をじーっと見ている子も

出てきました。興味を持ち始めている証拠ですね。



このように、私たちの想像以上に絵本学習の内容をグングン習得している子どもたちの姿がみられています。

乳幼児期の吸収力のスピードには、目を見張るものがあります。だからこそ、良いものを惜しむことなく注ぎ

込んでいく必要があるのだと感じております。

【トレインの風景】~特別編~ 子供の風邪について

2011-10-17 11:36:28 テーマ:保育の様子
子供の風邪について


 

保育園に入園したらよく風邪をひくようになったり、熱が出ましたとの保育園からの連絡・・・。そしてお迎え。

当園で勤務しているお母さんスタッフも、勤務中に子どもの保育園から電話が来ると、ギクッとすると言います。

 

これから冬に向けて気温が下がり空気も乾燥し、風邪や感染症も流行してくることと思います。

今回は子どもの体調不良、主に「風邪」について取り上げてみます。

  

☆風邪とは?

医学的に「風邪」という病気はありません。一般的に鼻、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺の急性炎症を呈する疾患の

総称を、「風邪症候群」という病名が使われています。急性鼻炎や急性咽頭炎なども、その仲間に入ります。


☆原因は?☆

原因の90%以上がライノウィルス、コロナウィルス、アデノウィルスなどのウィルスが鼻からのどまでの粘膜にくっついて感染、

炎症を起こすために起こります。これらのウィルスの他、風邪の病原ウィルスは230以上と言われています。 

その他、ダニや花粉などのアレルギー物質や寒冷や乾燥などの物理的原因などもあるといわれています。


☆症状は?☆

原因となるウィルスによって症状は異なりますが、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、咳、発熱、頭痛、全身倦怠感 といった

全身の症状をあらわすのが特徴です。


☆治療は?☆

ウィルスを退治する薬は現代でも限られたものしかなく、医学の及ばない病気の一つです。

風邪のウィルスや症状は様々なので、それぞれに合わせた対処療法しかありません。

例えば、熱がある時には解熱剤、くしゃみ・鼻水・鼻詰まりには抗ヒスタミン剤、咳には気管支を広げる薬 等が

処方されます。


熱も咳も体に入り込んだウィルスをやっつけたり、身体の外に出そうとしているものです。たんや鼻水は細菌が育つ培地に

なりやすいので、それを出そうとしている証拠なのです。つらくなければ咳も鼻水も無理に止める必要はありません。

止めてしまうとかえって風邪症状が長引くこともあります。


☆乳幼児は重症になりやすい☆

乳幼児は、無意識に痰を出すことができず、また鼻呼吸しかできないため、鼻水や鼻詰まりが呼吸困難につながることも

あります。発熱と、それに伴う痙攣も大人よりも起こる確率がはるかに高まります。発熱・多呼吸・嘔吐・下痢 による

水分の消失、吐き気・腹痛による水分摂取の減少で容易に脱水症状にもなります。脱水の為痰が粘っこくなり、余計に

痰が出しにくく痰が切れずに嘔吐につながります。その為、さらに脱水症状を悪化させる恐れがあります。

身体が小さい分、風邪の症状による体力の消耗は激しくなります。


風邪の種類によって家庭での対処の仕方は変わってきますし、風邪の症状は、他の様々な病気の症状と似ているため、


まずは病院を受診して風邪かどうかを確認して、医師の指示を仰ぐことをお勧めします。


☆保育園では☆

子ども達の体調の変化に出来るだけ早く気付くために、朝の健康状態を保護者から伺うと共に、健康視診を行っています。

健康視診の項目は・・・・

 ・顔色は悪くないか

 ・表情に覇気はあるか

 ・目に輝きがあるか

 ・鼻水や咳はしていないか

 ・実際に触ってみて体温は高くないか
 ・いつもと遊びの様子が違わないか

 ・発疹などはないか      などです。

この他、ご家庭でも同様かと思いますが、言葉ではうまく言い表せられないけれど「なんとなく変」と感じた直観も大切に

しています。


異常を感じた場合には、検温をする、抱いてみる、服を脱がせて全身をチェックする、経過観察をする などの処置を

取ります。

異常がある場合には、ご家庭に連絡するとともに

 ・安静にさせる

 ・発熱の場合は、冷えぴたなどで気持ちよくする

 ・咳がひどい場合は、頭を少し高くして呼吸が楽になるようにする

 ・活動や散歩を見合わせる など、状況によっての対応をしています。


夜に熱が上がり朝に下がる のは人間の体のメカニズムとして自然なことです。発熱して早退した翌日には熱が下がり、

登園するお子さんもいますが、帰宅してまた夜に上がるというケースが多々あります。可能であれば翌日1日ゆっくり体を

休めてから登園することをお勧めします。 


☆風邪の予防法☆

・規則正しい生活をする ・充分な栄養を取る ・空気を乾燥させすぎない ・手を清潔に保つ ・換気を心がける 

・適度な運動をする ・睡眠を充実させる  ことなどです。       

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