晴山(せいざん) 【日本料理・三田】 | ちこの暇つぶし

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【訪問日:2014.10】


三田にあるミシュラン2つ星の日本料理店
オープンは2011年6月とまだ若いお店ですが、私の周りの友人知人からの評判はすこぶる高く、ずっと気になっていたお店です。

宝石ブルー入口
しかし、実は主人が一昨年の暮れに接待でこちらを利用していて、「ベースは悪くないが全体的に食材の質がイマイチに感じた。中でも刺身は俺でも食べづらいと思ったから、君は食べられなかったと思う。」と言っていたため、訪問を躊躇していたのですが、月一で通っているお気に入りの日本料理店のご主人がこちらへちょくちょく行かれていると最近知り、訪問する決心がつきました。

宝石緑店内

地下にある店内はカウンター8席に半個室が1卓、テーブル席が2卓と、想像していたよりは広かったものの、人気のカウンター席は出来るだけ早めの予約を心がけたいところ。
ちなみに、私達は今回3週間前に予約の電話を入れました。

宝石紫先付

軽く炙ったホタテをスライスした椎茸でデコレートしたとても美しい先付
目の前に運ばれてくるまで、視力の低い私はてっきり舞茸だと思ってましたあせる
きらめくジュレは金山寺味噌を加えてあるため、一般的な和風ジュレよりもコクがあります
胡桃のアクセント、軽く添えられた芹と、盛り付け以上にその美味しさに驚いた私は、これを食べ終えてすぐ、「ここかなり良くない?」と、主人に耳打ちしていました

宝石赤椀物

出汁加減はソフトながらも香り高い吸い地に、皮目の香ばしさと身のふっくら感が絶妙だった甘鯛と岩手県産松茸の椀種
去年同様、今年も出始めは順調だった松茸ですが、お邪魔した時期はキロ25万円を超える高値にも関わらず、築地を通すと手に入れられないほど激しい松茸争奪戦が繰り広げられていると仰っていました
個人的に吸い地はもう少ししっかりめが好みではありますが、富士と紅葉が描かれた素晴らしい漆器に負けず劣らず美味しい椀物でした

宝石白向付

軽く寝かせて適度な熟成感を持たせた”淡路の鯛”
直前にすりおろされる本山葵と醤油も用意されていましたが、磯の香りが非常に豊かな岩のりと甘みのある塩で食したほうが、鯛の旨味をより鮮明に感じられる気がして、山葵と醤油は結局使わずじまい
主人が言っていたような食べづらさ(臭み)は微塵もないどころか、出来れば1切れ横取りしたいぐらいでしたうふ♪

宝石ブルー蒸し物
グツグツと音を立てながら藁納豆を模したユニークな器で供されたのは、”ノドグロと雲丹のみぞれ仕立て”
熱々の蕪餡と甘みの強い雲丹、脂がのったノドグロを、箸とレンゲを駆使して最後の最後まで綺麗に食べつくそうと頑張りましたQueenly

宝石緑鉢肴

北海道産の鰤に卵黄の西京味噌漬け、蓮根餅、翡翠銀杏
炭火で焼くことで余分な脂が落ち上質な脂だけを身に有した鰤は、なくなるのが惜しいと思わずにはいられなかったほど最高に美味でしたが、よりさっぱり食べられるようにと、ちり酢も用意されていました
また、冷酒が進むこと間違いなしかと思った卵黄は、濃すぎず薄すぎず他の食材の味を邪魔しない絶妙な漬かり具合合格

宝石紫強肴

日本料理店でも何かしら肉料理が欲しい私にとって、最後に”宮崎牛のローストビーフと加茂茄子”が供されたのは嬉しい限りある方の作品復元
ただ、いつも献立に肉料理が入っている訳ではないそうです

宝石赤飯物
普段、飯物は炊き込みご飯のこちらも、この時期はやはり白米
使用しているお米は、福井県産の無農薬米”あきさかり”とのこと
初めて聞いた&食べるお米でしたが、炊き方がいいのかモノがいいのか、両方ともがいいのか、粒にピンとハリのあるかなり好みのご飯でしたGOOD。


新米のお供は”いくら”に八丁味噌と卵黄で味付けした”鯛身”、”自家製明太子”
ご飯は2杯+おこげ、明太子は3回もお替わりし、ピカピカの新米を思う存分堪能した私ですきゃっ

宝石白水菓子


初訪問にも関わらず、ご主人といろいろお話することができ、終始楽しく食事をすることができましたが、それ以上にこちらのお料理がとても気に入りましたラブラブ
再訪に乗り気ではなかった主人も、「前回と比べると素材の質が格段に上がっていた。いつも行っている○○(お気に入り店)よりもしかしたら美味しいかも。」と大満足の様子で、久しぶりに次回の訪問が楽しみで仕方がないお店に出会えた気がします笑顔

最後に、この日いただいた料理は¥15,000(税・サ7%別)/1人
お酒は瓶ビールを1本、その後はメニューを見ることなくご主人に全ておまかせして、静岡の”開運 ひやおろし”、愛知の”九平次”、岐阜の”喜楽長”を1合ずついただき、確か42,000円ほどだったハズなので、味、サービスだけでなく、CPに関しても大変素晴らしいお店だと思います小悪魔ピース


晴山

住 所:東京都港区三田2-17-29 グランデ三田 B1F
電 話:03-3451-8320
営業時間:ランチ 12:00~15:00(Lo 13:30)
      ディナー 17:30~23:00(Lo 21:30)
定休日 :月曜日、水曜日 (ランチ)
H P:http://seizan-mita.com/

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