大事なのは、「今」この時。 | 心と体をラクにするピアノ奏法

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ピアニストでピアノ講師の荒井千裕が
ピアノの奏法、呼吸法、身体の使い方をお届けします。

● 大事なのは、「今」この時。

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いつも、

過去 と、今(現在) と、未来 が、
一直線に繋がっているように、感じる。

過去のいろんな事があったから、
今がある。

それは間違いないけれど、
でも、「思い込み」や「思違い」と言うのも、
あるんだよね。

その「思い込み」「思違い」で、
誰かを傷つけたり、
誰かに傷つけられたりして、
それもまた勘違いに過ぎなかったかもしれなくて、

どちらにしても、それは、
「今、目の前で起きている、
 目に見えているモノゴト」では、ないんだよね。

なら、傷ついたコトに
フォーカスしてるのは、
ただの執着でしかないのかも、しれない。
意味は、ないのかも、しれない。
ただ、自分が意味を欲しているだけなのかも、しれない。



また、「未来」は「今」の延長線上で、
「今この一瞬」、また次の「今この一瞬」の
積み重ねで作られる、んだよね。

でも、大事なのは「今」をどう楽しむか?で、
「今」を苦しまないと、素晴らしい「未来」が訪れない
なんていうのは、多分、妄想だ。


それは、自分で決めたコトだと思う。

「素晴らしい未来を自分にもたらすために、
 今、自分は苦しまなければならない」

と、自分が思うなら、きっと、そうなのだ。
自分でそう決めたのだから、
今、また次の「今」も、苦しまなければいけないのだ。

自分でそう決めたのだから、
その「苦しまなければいけない今」は、
毎度の「今」に、訪れるだろう。


これは本当、自分でどう決めるか?
(どう定義するか?)で、全然変わってしまうのだ、と
気付いた。


練習も同じコトなのだ。

毎日6〜8時間の練習を、
汗を放ちながらの練習を積み重ねなければ、
私はまともに弾けるようには、ならないのだ

 そう、思っていた。
 理由は、こうだ。

「私は劣等生なのだから」と。

でも、思い起こせば、誰も私を劣等生だなんて、
言ってない。

言っていたのは、他でもない、私自身だ。
多分、過去記事を遡れば、私は私自身のコトを
何度も何度も「私はこの中で一番の劣等生だから」と
書いたのを目にするだろう。



人と優劣なんか、つける必要はなくて
だって、芸術は個性の世界だから。


でも、私は劣等生だから、苦しい練習を
自分に課さなければ、いけないのだ

 と、自分に言い聞かせていただけだった。


違う。やらなければいけないのは、
長時間のハードな練習ではなく、

「いかに楽しむか?」
「いかに気持ちの良い音を出せるか?」

というコトを考えて妄想して、
響の世界に入るコトだった。



大事なのは、「今」この時で、
それ以外じゃ、ない。


過分に、過去と未来に執着する必要は、ない。



あなた様も、「今」をワクワクして楽しめますように!

読みにいらして下さり、ありがとうございます♪




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お読み下さり、ありがとうございました。
香港在住ピアニストdeピアノ講師の荒井千裕でした。


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