2011-02-23 17:11:41

感動秘話第2弾「妹は私の誇りです」

テーマ:ブログ
 2月3日に特別支援学級教諭・山元加津子さんの
 お話をご紹介したところ、皆さまから
 大変大きな反響が寄せられました。
 
 [前回の内容はこちら]
 http://ameblo.jp/chichi-ningen/day-20110203.html
 
 本日は、その山元さんが14年前にご登場された時の
 貴重な記事をご紹介します。
 ぜひ最後までお読みください。


────────────────────────────────────


         「妹は私の誇りです」
       
       
            山元加津子(石川県立小松瀬領養護学校教諭)
        
       『致知』1997年11月号
        特集「一道を拓く」より

                ※肩書きは『致知』掲載当時

────────────────────────────────────

きいちゃんという女の子は、手足が不自由でした。
そして、いつもうつむきがちの、どちらかというと
暗い感じのするお子さんでした。

そのきいちゃんが、ある日とてもうれしそうな顔で、
「山元先生」と言って職員室に飛び込んできてくれたのです。

「お姉さんが結婚するのよ、今度私、
 結婚式出るのよ。ねえ、結婚式ってどんななの、
 私どんな洋服着ようかな」
 
と、とてもうれしそうでした。

「そう、良かったね」

と、私もうれしくなりました。

ところが、それから一週間もしないころ、
今度はきいちゃんが教室で泣いている姿を見つけたのです。

「きいちゃんどうして泣いているの」

と聞くと、

「お母さんが、結婚式に出ないでって言うの。
 私のことが恥ずかしいのよ。
 お姉ちゃんばっかり可愛いんだわ。
 私なんか産まなきゃ良かったのに」
 
とそう言って泣いているのです。


きいちゃんのお母さんは、お姉さんのことばかり
可愛がるような方ではありません。
どちらかというと、かえってきいちゃんのことを
いつも可愛がっておられて、目の中に入れても
痛くないと思っておられるような方でした。

けれどもしかしたら、きいちゃんが結婚式に出ることで、
例えば障害のある子が生まれるんじゃないかと思われたり、
お姉さんが肩身の狭い思いをするんじゃないかと
いうようなことをお母さんが考えられたのかなと、
私は思ったりしていました。

きいちゃんに何と言ってあげていいかわかりませんでしたが、
ただ、結婚式のプレゼントを一緒に作ろうかと言ったのです。


お金がなかったので、安い晒(さら)しの
生地を買ってきて、きいちゃんと一緒に
それを夕日の色に染めたのです。
それでお姉さんに浴衣を縫ってあげようと提案しました。


でもきいちゃんは手が不自由なので、
きっとうまく縫えないだろうなと思っていました。
けれど一針でも二針でもいいし、
ミシンもあるし、私もお手伝いしてもいいからと
思っていました。

けれどきいちゃんは頑張りました。

最初は手に血豆をいっぱい作って、
血をたくさん流しながら練習しました。
一所懸命にほとんど一人で仕上げたのです。

とても素敵な浴衣になったので、お姉さんのところに
急いで送りました。
するうとお姉さんから電話がかかってきて、
きいちゃんだけでなく、私も結婚式に出てくださいと
言うのです。

お母さんの気持ちを考えてどうしようかと思いましたが、
お母さんに伺うと、
「それがあの子の気持ちですから出てやってください」
とおっしゃるので、出ることにしました。

お姉さんはとても綺麗で、幸せそうでした。
でも、きいちゃんの姿を見て、何かひそひそお話をする方が
おられるので、私は、きいちゃんはどう思っているだろう、
来ないほうが良かったんだろうかと思っていました。


そんなときにお色直しから扉を開けて出てこられたお姉さんは、
驚いたことに、きいちゃんが縫ったあの浴衣を着ていました。

一生に一度、あれも着たいこれも着たいと思う披露宴に、
きいちゃんの浴衣を着てくださったのです。

そして、お姉さんは旦那さんとなられる方とマイクの前に立たれ、
私ときいちゃんをそばに呼んで次のようなお話をされたのです。


「この浴衣は私の妹が縫ってくれました。
 私の妹は小さいときに高い熱が出て、手足が不自由です、
 でもこんなに素敵な浴衣を縫ってくれたんです。
 
 高校生でこんな素敵な浴衣が縫える人は、
 いったい何人いるでしょうか。
 
 妹は小さいときに病気になって、
 家族から離れて生活しなければなりませんでした。
 私のことを恨んでるんじゃないかと思ったこともありました。
 
 でもそうじゃなくて、私のためにこんなに
 素敵な浴衣を縫ってくれたんです。
 
 私はこれから妹のことを、
 大切に誇りに思って生きていこうと思います」
 
 
 
会場から大きな大きな拍手が沸きました。
きいちゃんもとてもうれしそうでした。

お姉さんは、それまで何もできない子という思いで
きいちゃんを見ていたそうです。

でもそうじゃないとわかったときに、
きいちゃんはきいちゃんとして生まれて、
きいちゃんとして生きてきた。

これからもきいちゃんとして生きていくのに、
もしここで隠すようなことがあったら、
きいちゃんの人生はどんなに淋しいものに
なるんだろう。

この子はこの子でいいんだ、それが素敵なんだということを
皆さんの前で話されたのです。

きいちゃんはそのことがあってから、
とても明るくなりました。
そして「私は和裁を習いたい」と言って、
和裁を一生の仕事に選んだのです。





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2011-02-23 12:14:17

20代、30代のための「人間力養成講座」

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      ※いま、問われるのは人間力――。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     致知出版社の「人間力メルマガ」

       【2011/2/23】 致知出版社編集部 発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


人間力メルマガ読者の皆さま、こんにちは。

本日は、20代、30代を対象とした
若者向け特別講演会のご案内です。
(その年代に満たない方、もしくは既に卒業された
 年代の方はお知り合いの20代、30代にぜひご紹介ください)


講師を務めるのは、弊社社長で、
月刊『致知』編集長でもある藤尾秀昭。


人間力メルマガでは毎日、『致知』に掲載された
記事のエッセンスをお届けしておりますが、
藤尾はその『致知』の編集を、昭和53年の創刊時より
32年にわたって務めてまいりました。

総勢5,000人以上にも及ぶ、人生の達人や、
仕事のプロフェッショナルたちへの取材を
通してつかんだ「共通の成功法則」とは何か?

いま、多くの企業が社員に求めている
「人間力」はどのようにして身につければよいのか?

迸るような情熱とともに行われる講演は、
あなたの心の火種にも、きっと火をつけてくれるはずです。


昨年の弊社の新入社員(当時22歳)も、
藤尾の話を初めて聞いた日、

「他では感じたことのない迫力に、
 やる気のエネルギーが沸き起こってきた」

と感想を述べています。


今回は、「人間学」や「人間力」に興味をお持ちの方、
また『致知』に触れたことのない若い方たちにも、
ご参加いただきたいという思いで、
弊社の若手社員が中心となって企画いたしました。

どなたでもご参加いただけますので、
この機会に、ぜひたくさんの若い方々に
お越しいただければと願っております。


皆さまご自身はもとより、皆さまのまわりの
ご友人やご兄弟の方々にも
ぜひお声かけいただき、どうぞご一緒にお越しください。

これからの人生を生きる上での大きなヒントを
必ずつかんでいただけると信じています。


弊社の若手社員一同も、会場で皆さまとお会いできる日を
楽しみにしております。ご参加を心よりお待ちしております。



     致知出版社「人間力を高める講演会」スタッフ一同


●こちらから、すぐにお申し込みいただけます。
http://www.chichi.co.jp/event/2773.html



============================
●特別講演会/20代、30代のための「人間力養成講座」
============================

 日 時:  平成23年3月26日(土)

       13:00 講演開始
              演題「出逢いの人間学」
               致知出版社社長兼編集長・藤尾秀昭

 会 場:  ベルサール新宿(新宿セントラルパークシティ内)
       東京都新宿区西新宿6-13-1
       http://www.bellesalle.co.jp/bs_shinjuku/access.html

 会 費:  1名様 3,000円

 締 切:  3月22日(火)
      (定員になり次第、締切となります) 

 主 催:  株式会社 致知出版社


  お申し込み: ▽ インターネット
          http://www.chichi.co.jp/event/2773.html

         ▽ TEL
          03-3796-2111(月曜~土曜/8時~21時)

         ▽ FAX
          http://www.chichi.co.jp/img/ty/0326fax.pdf


※講師プロフィール
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 藤尾秀昭(ふじお・ひであき)

 致知出版社代表取締役社長兼『致知』編集長。
 昭和53年月刊誌「致知」創刊。54年編集長に就任。
 平成4年代表取締役社長に就任、現在に至る。
 著書に「小さな人生論」「小さな経営論」「現代の覚者たち」
 「心に響く小さな5つの物語」「心に響く言葉」「プロの条件」など多数。



………………………………………………………………
 ● 最後に一言
………………………………………………………………

 20代で磨いた人間力が生かされるのが
 30代、40代である。
 
 20代をどう過ごすかで、
 30代、40代の生き方が決まってくる。
 
 20代こそがまさに試練の時であり、
 将来の礎をつくる時だと考えて、
 若い人にはぜひ勇気を持って
 いろんなことに挑戦をしてほしいと願っている。


  宮端清次氏
  (はとバス元社長/倒産寸前の危機に陥ったはとバスをV字再建)
         
         『致知』2011年2月号
          連載「20代をどう生きるか」より


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