憂鬱「ブルージャスミン」 | ブラックなちぶ~の偏執的映画評論☆

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作品情報




憂鬱なのは日曜の夜。


明日も仕事かぁとため息。


独身で仕事をしないといけない女にとっては逃れようのない現実。


まぁ、憂鬱な日があるからこそ楽しい日もやってくるわけで...



「ブルージャスミン」みたいにならないようにマジで気を付けたい次第。


幸せな色はバラ色。


憂鬱なカラーはブルー。


ブルーは澄んでいて果てしない。


それを悲観したら終わりのない地獄かも...


と、ジャスミンを見て怖くなる。


意外となかったおばちゃんの転落。


もう後がない。


年齢もお金も家族も味方してくれない。


これが本当の孤独!?


ケイトの熱演のせいでどうみてもホラーとしか思えない人間ドラマ。



人は着飾る生きものである。


自分をレベルの高い人間に見せようと必死になる。


特に、女はお金、名誉、男に寄生し自分の価値を見出そうとするところがあるのかもしれない。


女は一人だけで生きることが怖い。


経済的にも精神的にも女だけでは社会で一人で生きていくには不利だから。


と、どこかで思っているのだろう。


負け犬女の物語はたくさんある。


大概が20代後半から30代前半くらいのまだ猶予がある女の話だ。


でも、これはマジで崖っぷちの...


いや、もう崖の淵がないくらいのおばちゃんの話だからもっと深刻で痛烈。


そこにスポットライトを当てたのは、実にウッディらしい。


持ちすぎた幸福。


それは、謙虚さを奪い自分さえ連れ去っていく。


しがみついていたものは、元々自分のモノではないから消えるのは一瞬。


頭では分かっていてもその残像を信じてどこまで追いかけることをやめられない。


まるでドラッグ。


全部、失ったとき本当の自分の大きさを知る。


ちっぽけでみじめで何もできないことを思い知らされる。


しかも女にはいつも期限がある。


女として、妻として、母として。


気づけばしわが増え、クマができ、女である武器さえも劣化する。


怖い。


怖くて痛い。


ピリピリじゃなくてヒリヒリを通り越してビリビリする。


それは誰もが足を突っ込むかもしれない泥沼。


女の幸せって何ぞや。


と、ゾッとしてブルっとするのでありました。










ちぶ~的ブルー度5あせるあせるあせるあせるあせる

コメデぃっぽくしてそうでそうでもない気がする。マジで笑えねぇ。本気で孤独死を今から怖がっている私には恐怖でしかない。これは、女ホラーです。


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