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2016-08-10 17:00:06

「破婚」(及川眠子氏・新潮社)読了

テーマ:その他コラム
長時間病院で待っていたので一気に、Winkの名曲やエヴァンゲリオンの主題歌などを手掛けられた作詞家、及川眠子さんの著書「破婚」(新潮社)を読了。とても面白く読ませていただいた。
副題は「18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年間」。
本の帯には、「3億円を失い、離婚時には7000万円の借金を背負った破れかぶれな結婚生活を告白!」とある。

この本に書かれていることとは状況が違うので不謹慎ながら、読んでいて「こいつに追い込みをかけてやる」と思ったヤクザは相手を徹底的に叱責し、面罵し、そして「少しだけとても誉める」という話を思い出した。

ひとりの人間が、愛や情という解決しがたい思いゆえに、それにとらわれ、それを利用し、お互いが壊れていく。そこには日々、とんでもない苦痛と重圧が伴っていただろうと思うが、その情景を実にあっけらかんと綴られている。

トルコ人の友人・知人は多くないが、ムスリムのアラブ人のそれは少なからずいる。彼らとトラブるのはいつもカネの問題であり、この本を読ませていただきながら、そのことや、それらの人々のことを思い出した。

及川さんの壮絶人生を語る言葉を私は持たないが、本の終わりのほうに書かれた及川さんの言葉が染みる。

「人と関わることで、そこに生まれた感情が言葉を引き出すのだ。
今の痛みはいつか他のものに変わるだろう。時間に洗われていくうちに、かたちを変えてゆくだろう。そして、次にまたどんな思いに囚われるだろう。
私は私自身をわかりたくて、詩を書いてきたのかもしれない。」

考え、自分を分かろうとし、他者を分かろうとし、自分が大切だと思って関わった人間や仕事と心中するかのごとく生きて来られた及川さんの「覚悟」に頭が下がる。
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2016-07-20 17:30:18

防衛装備庁とイスラエルの共同研究

テーマ:日本
以前にも書いたが、防衛装備移転三原則により、日本はイスラエルと武器の共同研究・開発を進めることになった。
この「新三原則」は以下のとおり。

①国連安保理の決議などに違反する国や紛争当事国には輸出しない
②輸出を認める場合を限定し、厳格審査する
③輸出は目的外使用や第三国移転について適正管理が確保される場合に限る

イスラエルとの共同研究・開発は、イスラエルが国連安保理決議を1967年の第三次中東戦争以来ずっと無視し続けるゆえに①に抵触しているはずだか、それを野党も問題にはしない。ゆえに、イスラエルとの武器の共同研究・開発に異議を唱えようとはしない。

また、③については、イスラエルは世界有数の武器輸出国であり、数々の紛争当事国にも武器を送っている。そこで武器がどのように「適正な管理」がされているかなど、日本政府がコントロールできるわけもなく、ゆえにこれも「新三原則」にも反している。

②についても、一旦国外に出た武器や防衛装備品、または共同開発した武器を、日本が厳格審査など出来るわけがなく、いかような解釈・運用も可能であり、この条文は全く意味をなさない。

この「新三原則」は安倍政権下で閣議決定されたものだ。兵器ビジネスはこの「新三原則」で武器ではなく「防衛装備品」と言うように武器だけでなく、軍事転用可能なあらゆる民生用機器を含み、日本企業にとっては莫大なビジネスチャンスとなる。

また、これまでは海外との共同研究・開発ができず、輸出もできなかったために自衛隊の兵器は膨大な価格となり、自衛隊はそのコスト高に喘いでいた。
「国産兵器」が誰かを殺すことになりかねない「新三原則」は国家と企業双方にとって、いわばウィンウィンなのだ。

しかし、この「新三原則」を規定し、閣議決定したのは安倍政権ではあるが、この道筋を作ったのは2011年の民主党の野田内閣であることを忘れてはならない。
民主党(民進党)には安倍政権の積極的平和主義に異議を唱える資格は実はない。ゆえに、イスラエルとの武器の共同研究・開発に異議を唱えることをしない。
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2016-07-04 10:35:07

アスリートのドーピング問題

テーマ:その他コラム
ロシア選手の組織的なドーピングによる、リオ五輪出場停止がいま話題にされている。
しかし、スポーツ選手にとって問題なのは、ドーピングという問題が、あたかも薬物摂取による反社会的行為や違法行為だという、誤った認識や報道がなされていることだ。
体力回復のため、健康維持のため、体力向上のため、風邪や頭痛の投薬やサプリやドリンク剤摂取、医学的施術…。

例えば、アスリートではない一般人であっても、日常的にそれらの「行為」をしない「健康な人」が世の中のどこにいるだろうか。ほとんどの現代人は「ドーピング」を行っているのだ。
ドーピング問題がおきるのは、「薬物摂取をしているからアウト」ということではなく、「ここまでは大丈夫だが、これ以上はアウト」という基準のグレイゾーンがあまりにも広く、それが頻繁に改定されるからに過ぎない。

つまり、許容範囲内の「ドーピング」はずっとスポーツ界では認められてきており、ドーピング行為自体が「悪」ではないのだ。
すべての投薬や医学的施術が「悪」だというなら、風邪をひいてもインフルエンザにかかっても、胃腸を壊しても、薬一粒も飲んではいけない状況でマラソンを走り、競泳を泳ぎ、格闘技を戦い抜かなければ全部アウト、ということだ。

かつて、日本のスキーのジャンプやノルディック複合が世界を席巻していたころ、ことごとく日本人選手に不利なルールに改定されたことがあった。ドーピング問題というのはそれと同じく、これまで認めてきたことが「今日ルールが変わった(明日変わる、ではない)」ということで勝者をおとしめる「政治的行為」である。

「ここまではOK」と言われていた範囲内で、純粋に肉体を鍛え抜いたアスリートへの裏切り行為が、「ドーピング違反」でしかない。
「ドーピングがダメだ」というのであれば、すべてのアスリートを中世の生活に戻して一切の人工的なものを口にせず、動物の一種としての人間の極限を競うアテネの奴隷競技時代、に戻すのならそれも成り立つ。

しかし、それはものすごく退屈で、「平凡」な記録しか生まれない、広告代理店やスポンサーがどこも見向きもしないごく基本的な肉体競技だけの戦いになるだろう。
それでも見るほうはエキサイトするし、興行的に主催者やスポンサーがそれでよければ、いくらでも先祖返りすればいいだけのことだ。よほどの天才でも出ない限り、記録は今の基準からみれば「平凡」であり続けるだろう。

だが私は、「許されたルール内」でもっと上の極限を極めようとするアスリートに敬意を感じるし、同時にそれを「政治」で貶めようとする「権威者」を醜いとしか思えない。
と、ドーピングの罠に堕とされて叩かれ「自殺」に追い込まれた、イタリア人の自転車界の英雄、マルコ・パンターニを思いながらいらんことを言う。
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2016-05-26 00:48:46

日米首脳会談を見て

テーマ:安倍政権
日米首脳会談を見て。

安倍さん、ある意味とても真面目だと思うし真摯と思う。
「自分は国民のために一生懸命」と真面目に思っているのだと思う。
でも、一方的に「お前のために一生懸命やったってる」と言い続けられたら気持ち悪い。

その押しつけがましい真面目さや誠意って、それこそ「こんなにお前のこと愛してやってるのになんでわかってくれへんの?」と憤るストーカーの心理と同じ気持ち悪さを、安倍氏の性格に感じてしまう。

しかし、かつては自民でもいい政治家はいた。近年なら青木幹雄氏や野中広務氏。特に野中広務氏は清濁併せた政策、交渉ができる柔軟な政治家だったと思う。
それに比べ、今夜の安倍さん。真珠湾についてのオバマ氏の問いに対する余りのセンスのなさ…。

まあ単に自分が、そんな安倍さんの押しつけがましさが生理的に好きでないだけかもしれないが。
構わんといて、ほっといてもらいたい。
2016-05-23 23:17:09

ガザの空の下

テーマ:パレスチナ/イスラエル
5月23日現在、全国の紀伊國屋書店で拙著「ガザの空の下 それでも明日は来るし人は生きる」(dZERO刊)の在庫がある店舗を全部調べてみた。
お近くにお住まいの方、宜しくお願い致します(笑)。

札幌本店、厚別店、仙台店、新宿本店、大手町ビル店、北千住マルイ店、セブンパークアリオ柏店、横浜店、横浜みなとみらい店、武蔵小杉店、そごう川口店、川越店、富山店、福井店、梅田本店、グランフロント大阪店、本町店、広島店、福岡本店、久留米店、長崎店、熊本光の森店、アミュプラザおおいた店、大分店、鹿児島店。

ついでに、旭屋書店で在庫のある店舗も調べてみた。
船橋店、イオンモール浦和美園店、新越谷店、志木店。

大阪の老舗書店・旭屋、なんばCITY店も梅田店も、天王寺Mio店もイオンモールりんくう泉南店も置いてくれてないか…。大阪はおろか、旭屋は関西圏で一店舗も取り扱いなし(泣)。旭屋書店、散々子供の頃から通ったのに。地元つれないな~。

しつこいですが、三省堂ではこちら。
池袋本店、大宮店、名古屋高島屋店、大垣店、京都駅店、札幌店。

有隣堂は藤沢店に在庫が。

ちなみに私はまだ、書店に並んでいる自分の本を見たことがない……。
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