烏山頭ダム

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台湾には日本人が関連するものが数多くあります。
学校・鉄道・温泉・病院など、本当にいろいろ。
現在台湾で使われているダムの多くは日本人が設計し、
現地の人たちと一緒に建設しています。

そんなダムの中で特に有名なダムが台南にあります。
烏山頭ダムといって、日本人の八田與一が設計。
日本人にはあまりなじみのない方ですけど、
台湾人なら誰でも知っているぐらい、教科書にも出てくる有名人。
石川県出身で、東京帝国大学工学部を卒業後、
台湾総督府内務局土木課に就職。
台湾のダム工事・灌水工事・衛生関連の事業に携わって大きな貢献をしました。
1918年、台南地域の灌水事業を始めます。
台南は本当に平野が続いていて、農業をするにはいいのですが、
水不足に悩まされ、なかなか作物が育たないという問題にぶつかっていました。
この干ばつを解消するため、八田氏はがんばります。
資金を得るために国会へプロジェクトの提出、
議会で可決され予算の半分を得ます。
ダムができるまでに要した時間は10年、
このダムのおかげで一帯には細い水路がはりめぐらされ
一気の農業が繁栄することになりました。
このダムは世界でも珍しいハイドロリック工法を用いて、
コンクリートを一切使っておらず、
同じ時期にできたダムが次々と使えなくなるのに対し
今も変わらず人々に水の恩恵を与えています。


ダムの周りは遊歩道や公園ができていて、のんびりとした雰囲気。
向こう側が見えないところがダムの大きさを物語っています。


これが八田氏の銅像。

通常の銅像はきちんと立っている像が多いのですが、
彼の場合、台湾人も日本人も分け隔てなく接し、
みんなから慕われていたこと、そして本人の意思もあって
このようなユニークな姿の銅像となりました。
頬杖をついているのは八田氏が考え事をしているときの姿らしい。
戦時中、銅が不足して政府に取り上げられることを恐れた地元の人が
こっそりとこの銅像を隠していたおかげで今も見ることができます。

私が八田氏を知るようになったのは2014年に公開された映画「KANO」。
日本統治時代、嘉儀農林中学の野球部が甲子園を目指す話。
日本でも公開されましたが、台湾ではロングヒット。
私も3回映画館で観ました笑
この映画、台湾人の監督が撮影していますが、
全編の約80%が日本語、統治時代に日本語が台湾で使われていたことを感じます。
当然原住民の言葉も出てきますし、当時の台湾を知るにはとてもいい映画です。
この映画を通して、日本と台湾の歴史を垣間見ることができました。
台湾が好きな人にはぜひ見ていただきたい作品です。
ちなみにこの作品の中に八田氏もでてきます。
大沢たかおさんが八田氏の役を演じていらっしゃいますよ。




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