ヴァイオリニスト・作曲家 山﨑千晶 

ヴァイオリニスト、作曲家  千晶のブログ。
演奏法や、コンサートにまつわるエピソードなど、
いろいろな演奏家との出会い、演奏者の面からの感想、
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音楽シーン盛りだくさんの内容でお届けします。

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13歳のときに、先生にバッハの無伴奏ソロソナタ、

第1番の1楽章をもらったのが

最初のこのバイオリニストの「バイブル」

との出会い。

演奏家や指揮者にとって、音楽を理解する、

ということが一番難しいことだと思います。

ある音楽を見て、それがどういう意図で書かれ、

何を伝えたいのか、ということを

理解するのが難しい。

 

バッハもそうで300年も昔の、

しかもヨーロッパの、ドイツ。

ヨーロッパにいて、いろいろな音楽家の

話や演奏を聞きましたが

でも結局昔の風習や、音楽や何やで

実際、バッハの時代の生活や、宗教観を

理解して、それをもとにあの音楽を

「このように弾けばいい、これだ!」

と100%理解している人もそうおらず、

日本人だから、アジア人でヨーロッパの

ことを知らないのでハンデがある、というのは

これぐらい古くなってしまうと実は

あまりないような気がします。

 

「過去の音楽をなんとか勉強して自分の

センスと判断で探る」

というのは本質に迫る演奏を

しようとすれば、どの国の人も同じです。

 

むしろ歌の場合は歌詞が入るので

クラシック音楽をやろうとすると

そこにやはりアジア人はハンデが

出てくると思いますが、器楽は

歌ほどではない。

時代性を勉強して演奏しなければ

いけないのはどの国の人も同じ。

 

今度パルティータをやるので

改めてぼーっと楽譜をながめていたら、

(ここからは個人的考察)
3つの無伴奏ソナタと、3つの

無伴奏パルティータは、

この6つセットでひとつの物語に

どうもなっているようです。

 

3番のソナタとか、その前の2番の

パルティータとか、とにかく長い。

暗譜でやらなければならないし、

重音の処理が複雑で難しい。

本来オルガンや合唱で想定している

音楽をバイオリンでやってみよう、と

いうことのようで

技術的にいえば、ポリフォニーを

どう出すか、という重音の奏法を

いかにうまく解決するかが

この無伴奏曲のひとつの大きな

ポイントです。

 

今ほど技術が高くない時代に、

バッハがどういう機会に、誰が演奏する

ことを想定してこれを書いたのか、と

考えてももうその資料は

残っていません。

 

バイオリン1本で自分の意図する

神に捧げる音楽世界をどれだけ

表現できるか試した、

というところではないでしょうか。

 

その直後に続くのがチェロ組曲の

6曲。この時に、最初にバイオリン、

そして次に当時通奏低音が主流

だったチェロという楽器で

さてどれだけのことが出来るか。

チェロだと重音に限界があるので

フーガのあるソナタ形式はとっておらず

パルティータを変形、組み合わせたように

なっているようです。

 

ヴァイオリンのほうの6曲をみると

最初のソナタの1楽章だけ見ても、

ものすごく良いバランスで

ゴシック建築物のように曲が

出来ています。

 

でも、これを6曲一連の流れとして

見るとこれまた面白い。

1-1、2-2、3-3となっていて

1-1-、2で登り、2-2が

頂点で、3-3ですっきり下がる。

1-1はプロローグ的なスタンダードな

形をとり、2のソナタでで少し拡大して

2のパルティータが最大のヤマ。

第2番のパルティータの最後、

4曲目の終わりにあのシャコンヌ

が位置しているのを見て、

バッハがこの「シャコンヌ」を

6曲の一番山場にもってきたんだな、

やはりそれだけ重要な音楽なんだな、と

私は解釈しました。

 

そして

3番のソナタは創造主をたたえる音楽。

Komm, Gott Schöpfer, heiliger Geist,

(来たりたまえ、創造主なる聖霊よ)

というコラールがフーガになっています。

”創造主”を表す音楽だから

スケールが大きいですが、

それがとてもながぁああいすごい

フーガで表現されています。o(TωT )

 

そしてラスト3番のパルティータは

最後は軽く、天使の音楽。

ハ長調や、ホ長調で書かれている

というところからそういうことは

垣間見えます。

 

このように音楽を勉強する

ということはいろいろな発見が

日々あってそれをもとに

こうしてみよう、ああして

みようと考えたり、とても面白い。

他にもこの曲には

ダヴィンチコード的な

カギが隠されていないか、

きっとまだあると思っている

ところです。(´∀`)

 

バッハのアダージョのイメージ。

 

 

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 

第3回アンサンブルの会&交流会

7月1日(土)午後4時~7時頃

定員あと6名
曲目は、モーツァルトの

ヴァイオリン二重奏KV487より

2曲程度。

https://www.youtube.com/watch?v=d_YWv_Gv-1A

 

これに、ビオラとチェロの

伴奏がつきます。

会費3千円+飲食代千円程度

お申込みは

ticket@dum-umelcu.jp

 

 

2.千晶&カール(ギター)

鎌倉の蔵にて、

ランチ&コンサートがあります。
詳細はこちら

ここのオーガニックランチがとてもおいしいです。
誰でも入れますのでお気軽にどうぞ♪(要予約)

 

3.定期レッスンをご希望の方はこちら

条件は平日の午後に来れる方です。
私のところでは、3か月に一度の

「ゆるゆる弾きあい会」という発表会を

開催しており、生徒さんの演奏の他、

毎回ゲストをお呼びし演奏や、お話を

していただきます。

次回は6月24日の午後3時15分からです。

もし、のぞいてみたいという方が

いらっしゃいましたら上記にご連絡ください。

 

4.

<月1度のグループセミナー>

6月15日(木)午後3時半~4時半

 

内容:右手、左手の技術に関して

参加者の疑問点をお聞きし、

それぞれの問題に合った解決策、

練習法をアドバイスします。

他の人のも見れるのでそれを

参考にしながら自分で考える

時間があるのがグループ

セミナーの良さです。♪

セミナー料金6千円

場所:目黒芸術家の家スタジオ
お申込みはこちら

 

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