紫煙の向こうに見た空は
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再度禁煙予告

京都へ向かう新幹線の中からの決意表明です(笑)

やはり悔しいんです。禁煙失敗。。
再度チャレンジします!

来週月曜日から、堂々の禁煙再開です!
そして禁煙小説も再開です!

日曜日に京都から帰ってきますので、来週月曜日にアップします!

もう一度ボクにチャンスを。。

今度は酒の席で失敗しないぞ!

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衝撃の結末?!

A氏が、席を外して30分…。
確かに、聞こえてしまった「魔の声」。。。

「ボク ハ ココダヨ」

そう、A氏が置いていった「セブンスター」の声が確かに聞こえてしまったのです。
すでに、酒のローテーション(ビール→焼酎→バーボン)が確実に組まれ、ボクは、ほんわかとしているわけです(酔っています)。

しかし、ボクだって男の子。
ここは、ガッチリ我慢しておきたい。するべきである!
以下、ぼくと「魔の声」の心のやりとり公開!!!

魔声:「ボク ハ ココダヨ」
ボク:「・・・(しかと)」
魔声:「おい!! オレじゃないと思ってるお前だよ!!!」
ボク:「??? ボク?」
魔声:「久しぶりじゃの~」
ボク:「止めたからね、タバコ。。。」
魔声:「ずいぶんだなぁ。あれだけ重宝してたのによ」
ボク:「もうボクには必要ないんだ、ボクには。。。」
魔声:「へぇ~、エラくなったもんだなぁ」
ボク:「・・・(しかと)」
魔声:「どうだ?? まだ連れ帰ってこないんだろ?」
ボク:「え???」
魔声:「だ~いじょうぶだよ、誰にも言わねぇから。ホラ」
ボク:「イヤ×10。 ダメだって。。。」
魔声:「1本だけだよ。我慢すんな。吸いたいんだろ? 酒とタバコはセットだろ?」
ボク:「(周りをキョロキョロ)」
魔声:「悪いようにしねぇからさ、ホラ、ホラ、ホラ!!!」
ボク:「イ、イヤ。そ、そんな、、、、



あ、、、、、、、、、、、、、、、、、」





スッパァ~~~



魔声:「フフフフ、そんなもんだよ、お前は(高笑い)」
ボク:「い、一本だけだかんね。誰にも言わないでよ」
魔声:「(高笑い)一本吸ったら、もう一本。それがタバコだよ!!」
ボク:「いや、もう絶対吸わない!!!!」
魔声:「つれねぇヤツだなぁ。まだ連れ来ねえじゃねえか。時間持て余してんだろ? どや? もう一本」
ボク:「で、でもぉ~



あ、、、、、、、、、、、、、、、、、」





スパスパァ~~~




以上が、その夜の一部始終です。。。。
恥ずかしながら、吸ってしまいました。。。。
1本吸ってしまったというなら、可愛いもんですが、バカスカバカスカ吸ってしまいました。


こんなボクでも、頑張れるでしょうか。。。。


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ご無沙汰をしていますが…

入稿・締切りラッシュにより、バタバタとしています。

そして、
そして、、、

「魔の接待」も、続いております。
ボクの周りは、クリエイターが多く、

そして、
そして、、、

「ヘビースモーカー」さん達が、数多く存在致します。

そんな方たちと飲んだ、月曜日のこと。。。

A氏「あれ? 今日タバコ吸わないんですねぇ(タバコに火をつける)」
ボク「あ~、今止めてるからさぁ(ビールをチビチビ)」
A氏「へぇ~、スゴイなぁ。でも、あれみたいですよ。。。(タバコスパスパ)」
ボク「なに? あれって??(キムチパクパク)」
A氏「無理に止めるのって、体によくないんですって(タバコモクモク)」
ボク「どういうこと??(ビールグビグビ)」
A氏「いや、人から聞いた話だからなぁ~~(タバコパクパク)」
ボク「なんだよ、だから!!(ビール→焼酎へ)」
A氏「タバコ止めたストレスで胃に穴開くって。。。」
ボク「(驚)あ、あな??? ANA????」

~そして、時は確実に進み、酔いも回ってくるわけで~

A氏「ちょっと、ボク電話してきますんで。もし、吸いたくなったらこれ(セブンスター)吸っちゃってください」
ボク「す、吸うわけないじゃん。だ、だってボク止めてんですもの(焼酎→バーボンへ)」

~20分経過~
帰ってこない。。。
そのあいだ、ボクは一人飲み続けてるわけで。。。

~30分経過~
なにやっっってんだ!! アイツはぁ!!!!!!!

そのとき、確かに「声」が聞こえた。






「ボク ハ ココダヨ」





ボクを呼んだ、その「声」の主は、、、、
そう「セブンスター」

果たして、この声にchi-bowは勝てたのだろうか。。。。

続く

※ 最近、ランキングが下がってきてしまった。。。
当たり前か。アップしてないんだもの。。。。。
いや、できないんだもの。。。。。


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伝説の営業マン

ボク、某広告代理店に勤めてます。

時は、ググッと遡って10年前。
こんな営業マンがいたそうです。

営業さんが外出する際、ホワイトボードに行き先を記していきますね?

伝説の営業マン花岡 メイ(仮名)は、その日せわしなく出かけていったと言う。
ホワイトボードには

「U・M・I→直帰」

書かれていた。

部長「おい、この花岡のクライアントって取引あったか?」

社員「『ゆ~えむあい?』聞いたことないですねぇ。」

部長「そうか、新規開拓か。その割には成績上がらんなぁ。。」


翌日。。。



花岡:「おはよーござ~ま~す。」

部長:「おっ、花岡。昨日のクライアント、どうだった?」

花岡:「ん?なんの話ですか?」

部長:「なんのって、『U・M・I』だよ。」

花岡:「あ~、昨日のホワイトボードの?」

部長:「そうに決まってんだろ~。」

花岡:「やぁだぁ~部長。『U・M・I』っていうのは海ですよ」


部長:「んっ???」


花岡:「う・み。」


部長:「じゃあ、お前、朝から海に行ってたのか?仕事せずに」

花岡:「だってホラ、見てくださいよ、こんなにコンガリ焼けちゃいましたよ」

その直後、部長の鋭い裏拳が花岡の鼻に炸裂したことは言うまでもない。


翌週。。。


花岡のホワイトボードには、、、

「直行→Y・A・M・A→直帰」

大きな文字で書かれていた。

それを見た部長は、無表情でそれを消し、


『退職』


赤く大きな存在感あふれる文字で書き直したという。

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サヨナラとバイバイの距離


以前、書いたエッセイをば、アップさせていただきます!

あまり、愛だ恋だのって話は好きじゃないんだけど、
今日は辻仁成も「もうお前には完敗だゼ」と黙らせるぐらいの勢いで
ワシワシ書いてみよっと。

どうぞお楽しみください

「一生懸命愛したの」
彼女は言った。
「愛しすぎてしまったの」
いつも笑顔の彼女の顔から泪が落ちた。

カラオケボックスから漏れてくる雑音が悲しさをさらに演出した。

「笑顔でサヨナラしたの、、、けど」
「あの時ああすれば良かった。こうすれば良かった。
そんな事ばかりを別れた後も考えてしまうの。」

泪の彼女に、無力なボクは肩を抱いてあげるぐらいしかできずにいた。

「サヨナラのコトバが日を重ねるたびごとに重たくなるの」
彼女はボクから目を逸らし、外堀通りのネオンに目をやった。

「バイバイって、笑って別れたかった。
そうすればまた逢える気がするでしょ?」
彼女はタバコに火をつけ、泪の煙を燻らせた。

「終わってから気がつくのよね。何事も」
「別れは人を強くするって言うけど、あれはウソ。
どんどん弱くなっていくわ。ただそれを表に出さない術を覚えただけ」

「一生懸命愛しすぎたかな?」
「もう人を愛する事も疲れちゃった」
無理におどけながら、彼女はタバコをもみ消し、焼酎の氷を指で弄んだ。

店を出た夜の臭いは、雨を降らせそうな、切ない臭いだった。

「このあと、どうする?」
財布にお金をしまいながら、ボクは聞いた。

「今日これ以上一緒にいると、キミのこと好きになりそうだから帰るね」
重たくなってきた曇り空に二人、微笑みあった。

「じゃ、帰るね。バイバイ」
彼女はボクにガムを一枚差し出し、混雑した改札へと吸い込まれていった。

サヨナラとバイバイの距離。
同じような意味合いだが、重みが違う。
ボクはいつまでも彼女とバイバイできる、そんな距離を保っていたい。


とまぁ、乱雑にワシワシ書いてみました。
あまり詮索しないように(笑)。
こんな駄文じゃ、辻仁成に「なんじゃ、こりゃぁ~」って言われるな。
まぁいいや。

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ふと、思うこと。。。

以前、誰かが言っていた。

「青春とは人生のある期間をいうのではなく、
心の様相をいうのだ。
優れた想像力、たくましい意志、燃ゆる情熱、
安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を青春というのだ」

これって、いわゆる「禁煙」というコトバにも当てはまることに思う。

ふと思ってみた土曜日の午後。

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禁煙1週間と,ちょい超え記念「即席昼メロ劇場」

 銀座通りを見下ろせる非常口を出て、山口玲子は「セブンスター・メンソール・ライト」に火をつけた。時代の流れに乗り、玲子が勤める広告代理店も「もう、タバコだめ!! 社内で吸っちゃダメなんだからね!!」という形で完全禁煙になった。

 夏のイベントを絡めた雑誌広告のプレゼンテーションをしている最中に「マツケンサンバ」の軽快な着信音が会議室に鳴り響いた。

(また、あの娘ヒマしてるんだワ)
 良子からのメールであった。

 先日も、静寂に包まれた会議中に軽快で陽気な着信音が鳴り響き、クライアントからは「いいなぁ、友達がイッパイいて。少し緊張感が足りないんじゃないかな」とイヤミめいたことを言われたばかりだ。

 「スイマセン、少し強く言っておきますので」と、プロデューサーであり、玲子の夫でもある山口浩一は即座にフォローしたことがあったばかりだった。

 2年前、浩一と職場結婚をした。ルックスはもちろんだが、仕事に対する情熱や物事に対する鋭い視線、知り合う人を全て「包み込んでしまう」包容力。何をとっても玲子から見たら「完璧」な男であり、常に「尊敬」に値する男だった。この人になら全てをあずけられる、そう思い、悩み、そして玲子から「逆プロポーズ」をした。

 浩一は、少しキョトンとし、「到らぬ所が多いオトコですが。。。」と快く「逆プロポーズ」を受けてくれた。全てがウマくいく。その頃は確かに玲子だけのために地球はグルングルン回っていた。

 昨年、お台場の観覧車が見える江東区に新しくできたマンションを購入した。2DKではあるが、2人には広すぎるぐらいだった。マンションを購入した当初は、浩一も面白がって、二人でアウトレットショップにオシャレな白いテーブルを買いにいったり、レイアウトをマメに変えたりと、ごく当たり前にありふれた「新婚生活」を送っていた。

(まだ結婚して2年しか経ってないのに)
「新婚」と言っても十分通じるわけだが、浩一と玲子の会話は、社内での仕事に関するそれぐらいでしかなかった。

 仕事が終わり、玲子が部屋に帰っても「赤いタヌキ」などをズルズル言わせながら独り寂しく啜る音だけがムナシク響くばかりだった。

(こんなはずでは、、、)
 ベランダに出て、タバコを吹かし、紫色のケムリを観覧車にイタズラに吹きかけては、深く項垂れる日々が続いている。
 浩一は帰ってこない。

 良子に返信メールを送ろうと、携帯電話を取り出した所でまた「マツケンサンバ」が鳴り響いた。

『今晩、予定通りいけそう?21時からだからね、ライブ』

 良子の夫、一男からであった。
 今日は一男の知り合いのライブを見にライブハウスへ行く約束をしていたのだ。

 良子と一男が結ばれたのも考えてみれば、あのライブハウスだった。
 今日、久しぶりに、その店に足を運ぶ。

(いつか、あの娘に話さなきゃな)
 良子は感づいていないと思うが、最近頻繁に一男に会っては、悩みを聞いてもらっている。一男の「懐かしい優しさ」に吸い込まれている、危険な玲子のココロがあの頃へ戻ろうとしている。

 そう、玲子と一男が付き合っていた、あの時代に。。。
 良子はまだ、何も知らない。。。

 良子からの受信メールを消去し、タバコをもみ消した。


おしまい

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禁煙取材?!

昨晩、久しぶりに会った女性は、かつてヘビースモーカーでした。
かつて、彼女は「絶対、禁煙なんかしない!!」と豪語していたのですが、
禁煙を始めて、早1ヶ月だと言う。

ボクは、いろいろ彼女に聞いてみることにした。

Q.なんで急に禁煙することにしたの?
A.よく遊ぶ友達が妊娠して、その娘の前で吸うのを控えていたのがきっかけ。

Q.禁断症状とかって、どうだった??
A.意識するほど、感じなかったわ。

Q.禁煙のコツは?
A.タバコを止める!!と思うと失敗しやすい。むしろ「今は、喫煙休憩中」という位置づけにしておけば、気持ち的にもラクよ!

Q.喫煙者に一言
A.「あんなモン吸うのは、ガキの遊びだわ」

そう言って、彼女は豪快に笑い飛ばし、芋焼酎をグビグビ飲んでいた。

う~む、負けられない!!!
絶対に負けるわけにはいかない!!!!

★告知★
禁煙連続小説は、来週火曜日にアップップします!!!
お付き合い下さい!!


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禁煙一週間記念 単発小説「清楚な梅の花と乾いた日常」

 春の便りを聞き、赤・白と清楚に咲き始めた梅の花を眺めながら
「あ~、今年も春はワタシに何も与えてくれないのかしら?」と、
昼ドラマ「部屋でTシャツの私」を横目に見ながら、満たされぬ団地妻の鈴木良子は
深いため息を一つ携帯電話に吐きつけた。

 半分ほど空けた窓から、けたたましいサイレンの音が漏れている。
空虚で無意味で、非生産的な時間だけが確実に過ぎていく現実から目を反らすべく、
『ねぇ? 今日ヒマ?? 久しぶりにどこかでお茶でも飲みながら、あることないこと話さない?』と、
学生時代の親友、山口玲子にメールを送信した。

 玲子は、広告代理店に勤めるキャリアウーマン。
2年前に社内でCMディレクターとして働く浩一と結婚をしたばかりで、公私ともに頑張っている。
玲子の結婚式に招待してもらったのだが、なぜか良子は、
「ハイハイ、どうぞ勝手に幸せになってちょうだいよ。ケッ。」と、
なんだがとても「面白くない」感情を抱いたことを鮮明に覚えている。

 学生時代から何をやっても器用な子だった。
カメレオンが蠅をペロリと捕らえるがごとく、何色にも染まり、腰も軽く、
気持ちのイイ頻度で男と付き合っては、捨て、そして他の男と付き合い、
と言わば「即席薄心恋愛専門家」として同性からは煙たがられていた。
良子も玲子にはそんな印象を持っていた。
(この女だけは、許せないワ。。。。)
一緒に飲みに行っては、鼻フックをかましてやったり、がぶり寄ったりしたこともあった。
(でも、私には、あなたが必要なのよ。。。)
内気な良子に気兼ねなく話しかけてくれる玲子は、良子にとっては大切な友達でもあり、
そして大切な「エサ」でもあった。

半分ほど空けた窓から春風が入り込み、季節外れの風鈴がなんとも間抜けな音色を鳴らしている。
「フフフ、まったくもってアノ人みたい」
 良子はイタズラに笑い、急須に残ったぬるいお茶の残りを湯のみに入れた。
 間抜けな音色を「どうだ!!スゴイだろ!!気分はすっかり夏休み!!!」と
言わんばかりに鳴いている風鈴は、良子の夫、一男が初めて良子にプレゼントしてくれたものだった。

  一男とは、5年前に玲子の紹介で知り合った。
冬の雨が降り、肩を強ばらせながら歩く、 冷たい夜であった。
玲子の友達が銀座でライブをやるとのことで、強制的に呼び出され、
強引に大衆居酒屋でワシワシ酒を飲まされ、強制的に玲子の友達、
今日ライブをするという鈴木一男を紹介された。

 「銀行の記入見本みたいな名前を名乗ってんじゃないわよ!!」
良子は、何の罪もない一男に絡んでみたが、一男は今鳴っている風鈴のごとく、
間抜けに笑ってみせるだけだった。

 狭い通りに面した地下2階にある小さなライブハウスが一男のライブ会場であった。

 ギターを弾いて唄っている一男は輝いていた。
 さきほどまで間抜けに笑ってみせるだけの彼と、ステージ上でのギャップに良子は胸をときめかせた。
それでも演奏中に不意に目が合うと「ペッペッ」と、心ない大人げない行動をとってしまう自分がたまらなくイヤでもあり、恋しくもあった。

 『ボクのパスタはいつもカルボナ~ラ』
 アップテンポの曲に良子は胸を打たれた。
一男の優しさと、ほどよい茹で加減がよく表現できている世界であった。
 玲子は、いつもの通り、他の男と話し、そして艶っぽい瞳で誘惑してばかりで、
良子のことは、もはや「空気」として扱い、一人楽しんでいた。
「空気」となった良子は、ひとりチビチビとお酒を飲んでは「グァップッ」と豪快なゲップをするぐらいしか
やることがなくなってしまい、時間を持て余している。

 地味な中にも、豊かな表現を演出した一男のライブは、心もとない拍手の中、幕が下ろされた。

 時間を持て余し、一人酒を飲んでいた良子の耳元で「チリンチリン」と優しい音色が響いた。
 一男であった。

「ボク、風鈴を集めるのが趣味で、いつも何個かはバックに入れているんだ。
家に着く頃には全部割れてんだけどね(笑)」

 ケガれのない一男のココロに、酒まみれの良子はグッと引き込まれ、そっと肩を寄せ、
桃井かおりも「まったくアナタにはかなわないわ。エスケーツー」と降参するぐらいの
艶っぽい「勝負の眼差し」を送った。

そして、素早く一男の後ろに回り込んだ。

『ン、ングッ』

一男のノドが鳴った。
良子の「ヘッドロック」が見事に一男のノドを捕らえたのだ。
(ここ近年になりぐらい、イイ角度で入ったわ)
(絶対に、絶対に逃がすわけにはいかないのよ。。。。)

意識が朦朧としていく一男に良子は、、、

「今度二人で会えるかしら??」と
吐息のような声で艶っぽく囁いた。


「エッ? あっ、うぅ~。。。zzz」


(オチていく。一男が確かに私の腕の中でオチていく)

 意識を無くした一男を背負い、良子は不適に微笑みながら会計を済ませ、
豪快に「ワッハッハ大漁大漁」と笑いながら、一男を「テイクアウト」し、夜の闇へと消えて行った。

 あの甘い夜から5年-。
一男は大好きな音楽を捨て、35年ローンで購入した団地の借金返済のために、
昼夜関係なく、ドォーンとひっきりなしに働き、家に帰ってきては、
良子に振り向くことなく、ドカーンと眠り、そしてまた朝になればワァーッと会社へ向かう。
そんな乾いた日々の繰り返し。。。

(私には、清楚に咲き誇る梅のような“春”は、もう来ないのかしら。。。)

 春の便りを聞き、赤・白と清楚に咲き始めた梅の花を眺めながら、
ワイドショー「毒種(どくだね)」を横目に見ながら、
良子は深いため息を一つ季節外れの風鈴に吐きつけるのであった。

 玲子からの返信メールはまだ来ない。。。。

おしまい


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おかげさまで禁煙6日目!!

気分的に、だいぶ落ち着いてきました。
たまに、イタズラに「あ~、タバコ、、、」と唸ってしまいますが、
なんとか大丈夫な心を保っています!!

禁煙6日目にして、想うこと。
「食べ物の好みが変わった?」

そうです。
喫煙していた時は、油物を好み、
常に「油バンザイ!!」的なセレクトで食事してたんですが、
煙を断った今、、、
刺身、煮物、サラダ等々、
「ヘルシー路線まっしぐら」なモノを好んで食べるようになりました。
心無しか、身体も軽いです。 これは、気のせいではないと思う。

あと、目眩が無くなりました。
ボク、ず~~~っと、パソコンのモニターを見て仕事しているので、
「よいしょっ」と立ち上がると、必ず「フラ~~ッ」と立ちくらみしてたんですが、
ここ数日、立ちくらみ、目眩がありません!!

そして、ぼくは向かいのビルの室外機を見ながら、思うんです。
「ひょっとして、『禁煙』って、スバラシイんじゃないか……と」


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