完済
【事業をするとは】
多くの方が銀行などから資金を借りて店を出す。
そのような現実を見るのは、店を出す寸前や計画段階。
それまでは夢として自分の店を持つ事、憧れだけ。
しかし、一歩、経営者、社長、オーナーになれば生まれて初めての重たい現実が突きつけられる。
資産家の息子、地主や投資家がついているような方は別だろうが・・・。
私は経営者として22年目、銀行から幾度も無く、こうのように借り入れをして出店、改装、納税の為などお金を借りて事業をしてきた。
今でも数件の借り入れがある。この様に返済完了が一つ終わると時間が経過していると共に店も消耗しているから、また借入。
10年や7年のプレッシャーと常に闘うのが経営者。傍から見るほど楽じゃない。そんな中、現代では簡単にSNSなどで一般人が批評をする。格好をつけたり、経験も無いくせに軽い学びだけでSNSで自分を作り上げる。
「継続とは力なり」と父から学んだ。
最初の借金2500万円は、当時の私にはイバラノ道を毎日、歩くようでした。
今後は特に簡単には銀行は金を貸してはくれない。実績が無ければ銀行もアホではないから簡単には新規事業には貸さない。もし貸しても返済期間は極めて短く設定させられる。
住宅ローンなら35年などが組めるが事業資金では現在は7年が基本と言われる。
お菓子や料理の専門学校はビジネスにしか過ぎない。将来、店が出したいなどと思うのは簡単だが、この様に日々の返済プレッシャーや経営の継続の努力は時に人の寿命さえ減らされる。そんな事すら先生は知らない。
そんな先生が教える事は知識や簡単な技術のみであり将来の事までは責任は持たない。
当たり前だ!!
夢だけでは生きて行けない。現実を大人が教えていかないといけない。これからの世の中は更に事業主は簡単には継続できない。
そんなプレッシャーを如何に楽しみ、日々の学びと気づきを持って、また返済の為に頑張るのである。
なにも無いかのように毎日、仕事をしているように人には見えると思うが、今月で、また一つの完済がありホッとしつつ、また新たな道を進む。
お客様の美味しい顔が私には肥やしになります