Impressions*CINEMA

ネタバレもあるので要注意!!

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突然この世を去ってしまった息子…。
残された家族の痛みが、よく描かれた作品です。

精神分析医でもある父親が言う。

「ある患者とは壁を作り、ある患者にはのめり込んでしまう。
 僕はもう、患者との境がなくなってしまったんだ。
 このまま分析医を続けていくわけにはいかない。
 それが、患者にも僕にも一番良い選択なんだ。」

子供の死という重荷を抱えながら
臨床現場にいる者として、グサッと来る言葉です。

静かに流れる映画の中に、ものすごい痛みが走ります。
それでいて、お互いを思いやる葛藤が温かく、
実際に我が子を亡くしている私には辛い映画でした。
だけど、自分を理解してくれるような映画でもありました。

最後の海辺を歩くシーンは、新しい方向性を暗示する気がします。
私も行きました。最初の気持ちの整理をした日、日南の海へ。

息子の彼女の存在で、家の中に光がもたらされる。
亡くなった子供の、自分の知らなかった面を垣間見た嬉しさ。

その気持ちが理解できて、私個人としては苦しくもあり
それでいて温かい気持ちにもなる、複雑な映画でした。

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私は個人的に、グイドみたいにベラベラ喋る男の人って苦手なので
最初のうちはちょっとイライラしちゃう部分もあったんだけど
グイドとドーラが結ばれてからは、映画に引き込まれてしまった。

家族を守るために、グイドが最期までつき通した嘘が
すごく悲しい。すごく切ない。でも、すごくあったかい。

叔父さんの、ユダヤ人としての誇りを感じる最期。
全てが嘘だと思いたかった。

グイドが殺されたのも嘘だと思いたかった。
戦車に乗ってくるのが、グイドであって欲しかった。

そこにあるのは優しい嘘だった。
迫りくる恐怖を子供に与えないように、つき通した嘘。
最期まで子供の前でおどけてみせたグイドが悲しかった。

道に迷い、たくさんの死体を目の前にしたグイドの目や
「これが夢だといいな」と呟くシーンが印象的。

とても深い映画だと思う。
明るい言葉の裏に、とてつもない悲しみをしのばせてある。

本当にああやって殺されていった人たちがいる。
ただ人種が違うっていうだけで…。
子供を守れなかった親も、たくさんいる。
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自らの意志でなくとも、ユダヤ人をドイツ軍に売ってしまった。
おじさんの中には、そんな気持ちが渦巻いていたのかな。

当時のパリの人々の生活を、何気なく映し出しながらも
それぞれが抱える問題を、うまく描写している映画だった。
静かに流れる映画なんだけど、ハラハラしてしまう。

家族をなくしてしまった子供たちを、救おうとする人々。
そして、それを追う人々。誰が味方で誰が敵なのか…。

そんな、人を信じられない世界だった時代に
反発を繰り返しながらも、本物の親子のように結ばれていく
この4人の絆というものも、よく描かれていると思った。

自分の家族を、ナチスに売ってしまった人でありつつも
自分を命がけで救ってくれようとする人でもあるという
ものすごい葛藤の中で、一人の子供に芽生える信頼感。

救ってくれたのは、それを生業にする仲介人でもなく
政府に通じる偉い人でもなく、普通のおじさんだという所が良い。

そして、それを何気なくサポートするたくさんの人々。
当時、このような温かい気持ちも残っていたのかな。

ナチスものの映画は今まで色々見てきたけれど
この映画は今までと違った、なんとなく新しい視線だった。
もちろん、そんな綺麗ごとじゃないんだけど…。

最後、シモンと交わす言葉が、とても印象に残った。
「おじさん、ありがとう」
「こちらこそ、ありがとう」

シモンたちとの交流の中で、おじさんの心に芽生えた
新しく、温かく、強いものを凝縮したシーンだと思う。
そしてそれが、おじさんの最後の行動に繋がったのだろう。
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